地域活動グループ代表者たちが初めて一堂に会した2020年09月27日

 検討委員会を舞台として地域交流拠点のタタキ案作りが進んでいる。検討委員会で現在地域で様々な活動を展開しているグループの代表から活動内容を聞くとともに拠点づくりの意見や感想を聞くことになった。
 昨日の午後、コミュニティセンターで「地域活動代表者懇談会」が開催され、11グループの代表と5名の検討委員(2名のグループ代表含む)が出席した。認知症カフェ、つどい場、子育てサロン、子育てママサークル、子ども食堂、障がい者サロン、障がい者支援サークル、介護者の会、婦人部同好会、地域包括・出張相談、オヤジ会の各グループである。欠席の障がい者家族会からはコメントが寄せられた。
 市社協地区担当の進行で1時半から懇談会が始まった。出席者の自己紹介の後、各グループの「活動内容、活動の思い(立ち上げ理由、活動の良さ)、今後のテーマ」についての報告があった。さすがに地域活動を率いる面々である。想いのこもった報告が相次ぎ、全グループの報告に1時間半近くを要した。その後、交流拠点についての感想、要望について出席者の意見が交わされた。
 最後に、検討委員会の座長として私からまとめのコメントを述べて2時間余りの懇談会を終了した。この地区の地域活動グループの代表者たちが初めて一堂に会して交流した歴史的な懇談会だった。

交流拠点づくり検討委員会の始動2020年08月24日

 昨年12月に「共生型地域交流拠点の実践報告と意見交換」をテーマにの福祉フォーラムを開催した。交流拠点づくりの地域でのキックオフの場だった。
 以来、約20団体・役職の幅広い関係者の参加のもとに2回の拠点づくり懇談会を開催し、ようやく拠点づくりのたたき案作成の10人からなる検討委員会設置と懇談会の地区代表者会議への衣替えを確認し、拠点づくりの枠組みが確定した。
 その第1回の検討委員会が開催された。過去3回のフォーラムや懇談会の参加者の意見をまとめて委員会の検討課題として提示し、忌憚のない意見交換を行った。
 検討委員会の始動により、いよいよ拠点づくりに向けての具体化を着手した。

拠点づくり懇談会の地区代表者会議への移行2020年07月29日

 共生型地域交流拠点づくりに向けて地域団体や役職者対象に5カ月ぶりに2回目の懇談会が開催された。対象の地域の43団体・役職者の20名の方とオブザーバーの地区社協執行委員等9名に出席頂いた。
 2月開催の第1回懇談会の協議のまとめを事務局から報告し、これを踏まえて地区社協から今後の進め方を提案した。懇談会の位置づけを拠点づくりの検討委員会によるタタキ案の協議決定の場とし、名称も「地区代表者会議」に改めるという提案である。併せて検討委員会、地区代表者会議、地区社協の関係を整理した組織図も提案した。提案は異議なく承認された。
 続いて市社協地区担当から「共生型地域交流拠点について」の解説をしてもらった。
 その後、意見交換を行い、様々な意見を頂いた。拠点開設後の運営者をどう決めるか?理念についてもっと協議すべきではないか?既設の他地区の拠点の人口との比較は?等々。
 自治会長による閉会挨拶では「本来、この取組みは自治会がやるべきと思うが、役員が1年交替の自治会には叶わない。その意味で地区社協をはじめとしたご出席の関係者の皆さんに感謝したい」という嬉しいメッセージを頂いた。
 閉会後、児童福祉、地域活動のそれぞれの分野からグループに分かれて検討委員選出の話し合いをしてもらた。出席の叶わなかった高齢者福祉分野の検討委員選出を除いてそれぞれの委員選出のメドが立った。
 昨年12月の福祉フォーラムで拠点づくりのキックオフを確認して以降、ようやく地域での検討枠組みが承認され具体化にむけた一歩を踏み出した。

コロナ過と地域交流拠点づくり2020年07月28日

 共生型地域交流拠点づくりに向けて地域団体や役職者対象の2回めの懇談会を開催した。地区社協が主体となって進めている拠点づくりであり、コロナ過の真っ只中の懇談会だった。冒頭、主催者を代表して27名の出席者を前に以下のように挨拶した。

 コロナ感染の第2波の気配の漂う中での懇談会へのご出席に感謝します。
 コロナ蔓延が地域コミュニティの脆弱化に拍車をかけています。ひとつは、経済重視か感染対策かを巡る現役世代とリタイヤ世代の世代間の葛藤です。ひとつは活動自粛や対面活動自粛による地域の住民間の繋がりの希薄化です。今ひとつは高齢者、障がい者、介護者、母子家庭等の生き辛さを抱えた世帯にコロナ過が二重の苛酷さを強いています。
 常設共生型地域交流拠点はそんなコロナ過の影響をカバーするインフラといえます。常設共生拠点は、多世代交流の場であり、住民の繋がりの場であり、生き辛さを抱えた住民の居場所でもあります。
 コロナ終息後の環境がアフターコロナになるのかウイズコロナになるのかは見通せませんが、いずれにしても地域交流拠点が地域コミュニティ再生の貴重な取組みとなることを確信しています。

拠点づくり懇談会での焦点課題2020年02月25日

 初めて開催された共生型地域交流拠点づくり懇談会で活発な意見が交わされた。そうした意見を通して拠点づくりの焦点となる課題も浮かび上がった。少し整理しておきたい。
 何といっても重大なテーマは複数拠点の可否である。1地区1カ所という市の制度設計だが、地域特性を加味して複数拠点設置を想定した検討が可能かという点が焦点となった。
 次に利用者の想定では、放課後の子どもの居場所や孤立化しやすい独居高齢者の出かけ先、老人いこいの家等を想定した高齢者と子どもたちの多世代交流、利用者に食事が提供できる居場所といった意見が出された。
 また、老人いこいの家、子育てサロン、ふれあい喫茶、介護者の会、オヤジ会、つどい場等の既存の居場所との関係が問われた。それぞれの既存グループが新たな拠点に合流するのか、まったく別個の新たな拠点づくりを目指すのかといった点である。
 更に、拠点の長期的な存続の上で市の補助金頼みだけでなく独自財源も手当てしておく必要があるといった意見もあった。
 また各分野から選任される検討委員会でのタタキ案づくりと、タタキ案の懇談会での報告検討の在り方という今後の進め方についても意見が交わされた。複数拠点か否か等の重大な事項の決定はどこで行うか。懇談会、検討委員会、地区社協それぞれの役割と相互の関係の整理等の今後の進め方に関わる本質的な議論も交わされた。

第1回共生型地域交流拠点づくり懇談会でのメッセージ2020年02月23日

 共生型地域交流拠点づくり懇談会を開催した。12月に開催した福祉フォーラムで「拠点づくりの実践報告と意見交換」での意見・感想を受けてのフィードバックの懇談会だった。18団体・役職の代表と地区社協、福祉ネットの役員合わせて29名の出席だった。
 冒頭、主催者を代表して開催趣旨を次のように述べた。

①環境境変化に伴い地域コミュニティが脆弱化しています。
住民の高齢化、少子化、共働き世帯化、単身世帯化の進行で自治会員の相次ぐ退会、子ども会の解散、関係団体の会員減少や役員欠員増等が顕著です。その結果、地域のコミュニティ機能が脆弱化し、高齢者、障害者、介護者、母子家庭、子育て世帯等の生き辛さを抱えた層の見守りや支え合いの脆弱化が心配です。
②西宮市のコミュニティ再生のテコ入れ策が昂じられました。
地域コミュニティ脆弱化に基礎自治体としての西宮市の危機感その再生のテコ入れ策が検討されました。そのひとつが多額の補助金制度による共生型地域交流拠点づくりではないでしょうか。毎年役員が入れ替わる自治会頼みでない新たなコミュニティの仕組みづくりが模索されたと思います。それが地域福祉に関わる各種団体、役職、活動者グループと生き辛さを抱えた多様な住民層との常設の共生型交流拠点を通じた新たなコミュニティづくりです。
③拠点づくりの過程が重要です。
12月の福祉フォーラムに地区の25団体・役職の47名の方に参加してもらいました。小学校区の地域組織や活動者グループが一堂に会して共通のテーマで初めて懇談しました。今まで繋がりのなかったグループによる拠点づくりという共通テーマでの話し合いでした。地域福祉の全関係者による拠点づくりに向けて今後、継続して懇談を重ねることが大切です。それこそが新たなコミュニティづくりの実践です。そうして出来上った拠点だからこそ各団体の想いが籠ったた居場所になり多くの関係者みんなに支えられる拠点が生まれます。

障害者の移動手段と交流拠点2020年02月02日

 毎年1月に市社協主催で山口地域の障害者支援の懇談会が開催される。今年も山口公民館で20数人の参加者が集まって懇談した。山口、北六甲台の地区社協とボランティアセンター、山口地区民生委員、障害者家族会、障害者支援事業当事者、障害者施設職員、障害者支援センターと市社協職員等の皆さんである。
 最初に、北六甲台地区社協の障害者サロンの紹介と、障害者家族会の概要説明のプレゼンがあった。
 その後、4グループに分かれての自由懇談になった。私のグループでは、障害者の移動手段の確保が話題になった。バス利用中の乗客の無理解な言動などもあるという。山口町で取組み中のコミュニティバス運行の進捗も話題になった。私からは、コミバス等の特定の選択肢にこだわるのでなく、医療機関、介護施設、幼稚園などの送迎バスの空時間を高齢者や障害者の足にする等の多様な選択肢の模索が必要ではないかと提案した。
 グループ懇談後、各グループの報告があった。この中で、2グループが市の共生型地域交流拠点への期待が話題になったとの報告があった。障害者にとっても交流拠点が関心のある課題になっていることを知った。

地域のコミュニティー再生と地域交流拠点づくり2020年01月25日

 超高齢社会化、少子化、共働き世帯化の進行が地域コミュニティの脆弱化を招いる。我が町でも相次ぐ自治会員の退会、子ども会解散、関係団体の会員減少や役員欠員等が顕著で、つながりの希薄化、支え合い基盤の弱体化が進んでいる。
 西宮市は、2018年度より『共生型地域交流拠点』の開設・運営に関する補助金制度を開始した。この交流拠点は、誰もが参加できる常設の交流の場で、開設時2百万円、年間運営費5百万円を上限とした補助金が支給される制度である。
 地区社協を中心に福祉ネットと連携しながら我が町でもこの地域交流拠点づくりの検討に着手した。昨年12月には「共生型地域交流拠点の実践報告と意見交換」をテーマに地域福祉に関わる団体、組織、役職、活動グループに呼びかけて福祉フォーラムを開催した。25団体・役職の代表等47名の参加者が実践報告を聞き、意見や感想を述べあい拠点づくりのための課題を共有した。これを受けて2月には同じメンバーに呼びかけてフォーラムの意見・感想のまとめ、課題の整理、拠点づくりの進め方等を話し合う懇談会開催を予定している。
 こうした経過を通じて地域交流拠点づくりの本質的な意義が見えてきた気がする。第1義的には常設共生型地域交流拠点というハードと多世代の多様な層がつどいあう居場所運営というソフトの実現である。
 ところが着手してみて見えてきたのは、これを達成するための過程の重要性である。地域福祉に関わる関係者がどこまで幅広くこの拠点づくりに想いを込め関わりながらつくりあげるかが問われている。これまでつながりのなかった地域福祉の関係者がこぞってひとつの共通テーマを媒介として関わり合うことこそが貴重なのだと思った。それこそが、希薄化し脆弱化した地域コミュニティ再生の実践課程ではないか。その結果実現した拠点は、同時にコミュニティ復活の拠点につながる。

地域交流拠点取組みのキックオフ➂2019年12月18日

 第5回福祉フォーラムで閉会挨拶を兼ねて以下のようなフォーラムのまとめを行った。
 二つの素晴らしい実践報告を通じて参加者の地域交流拠点についての理解が深まり、今後の取組み方についての多くのヒントが得られたと思う。また意見交換では進行役の市社協担当者の企画でワークショップ形式の場を持てた。これによって参加者全員の感想、意見、質問という貴重な情報が得られた。また今後の拠点づくりにつながる参加型の取組みの実践を経験できた。この意見交換を通じて、多くの参加者の前向きな想いが伝わるとともに、「理念や目標の共有」「取組みの進め方」「拠点立地の場所」「人材確保の在り方」「運営主体の在り方」等の今後の課題の抽出ができた。
 その意味で地域交流拠点づくりに向けた素晴らしいキックオフができたと思う。キックオフされたボールをキチンと受け止め、次のゲーム展開にどのように繋げるかが主催者の役割であると理解している。

地域交流拠点取組みのキックオフ②2019年12月17日

 地区社協副会長の進行でフォーラムが始まった。前半は二つの先進的な事例の実践報告だ。まず、鳴尾東地区のまちCafeなごみの田村事務局長から報告があった。西宮市での共生型地域交流拠点事業の産婆役ともなった事業モデルがパワーポイントによるプレゼンで明快で分かりやすく解説された。最後に今後の地域交流拠点づくりに向けて次のような助言があった。①地域の状況を正しく掴み同じ目標を持つ②何を中心とした共生型か(主なターゲットは?)③他地域の良い実践をまね、良い反省を活かす④目標は強く・ぶれず、活動計画は柔軟に⑤住民だけで頑張らない(社協地区担当、市地域共生推進課、地域包括、施設や事業所とも連携)
 続いて高田市社協担当から東灘こどもカフェの事例が中村代表に代わってプレゼンされた。先月、福祉ネットとつどい場”あん”の有志が訪問した時の画像と動画でこどもカフェの多くのメニュー紹介と中村代表の多世代交流にかける想いがビジュアルに報告された。
 実践報告の後、受付で配られたポストイットに感想・意見と質問を太いマジックで記入し会場前面の模造紙に各自で貼付するよう促される。休憩中に参加者のほぼ全員のポストイットが貼付された。後半の意見交換はこの模造紙の参加者の声をもとに高田さんの巧みな進行で行われた。ポストイットの内容に応じて進行役から指名された参加者の意見が次々に述べられた。そうした声を通じて地域交流拠点づくりについての参加者の想いや取組み課題が明らかになる。
 最後に、私から全体のまとめを述べて2時間の意義深い貴重なフォーラムを終えた。