身体いっぱいの初秋の爽やかさ2017年09月13日

 昨日の激しい雨と打って変わった快晴の朝を迎えた。早朝6時前に自宅を出ていつものウォーキングコースに向かった。今朝の天気予報を確認して家内が用意してくれた薄着のTシャツを着こんだ。出発した時の肌寒さが1時間後にはうっすらと汗ばんでくる陽気だった。
 一カ月ほど前から有馬川沿いの緑道を南に有馬温泉方面に向かうコースに変更している。自然の移ろいを肌で感じられるコースだ。快晴の空に包まれたさくら並木の散歩道が初秋の爽やかさを運んでくる。
 折り返し地点は有馬川緑道の南の端に位置するセブンイレブンの駐車場である。ここから展望できる上山口の旧集落の風景がお気に入りである。私の地域紹介サイト「にしのみや山口風土記」のタイトルバナーの背景画像でもある。今朝もその風景をしみじみと眺めた。実りの季節の稲田の黄金色の広がりの向こうに牧歌的な旧集落が横たわっている。その上にはこの季節にしか見られない乳白色の雲海がお覆っている。身体いっぱいに初秋の爽やかさを満喫した。

残暑と初秋の狭間で2017年09月01日

 朝の散歩道のコースを変えた。ポケモンGOのポケステーション巡りで旧山口地区の街道沿いのコースを選択していた。おかげで季節の移ろいを感じることは少なくなっていた。ところがポケステーションの増設で有馬川緑道を南に辿るコースにも現状以上のステーションができた。モーニングコーヒーもポケステーションスポットでイートイン併設のセブンイレブンを利用できる。そんな事情から先日からコース変更した。
 長雨と猛暑が混在する異常気象の8月が終わった。日本のW杯出場が紙面をにぎわす朝刊を斜め読みして9月の初日の散歩に出かけた。爽やかな初秋の空気が夏を引きずった薄着の肌を包んだ。有馬川沿いの山口の大ケヤキが濃い緑の葉っぱを目一杯纏って睥睨している。大ケヤキの真っ青な空を背景にした濃いコントラストが真夏の香りを漂わせている。
 有馬川緑道の南の端のセブンイレブンまでやってきた。駐車場からは上山口の旧集落が望める。黄金色に色づき始めた稲田の向こうに上山口のランドマークのような大クスが聳えている。お気に入りスポットの稲田の日陰と日向の濃い陰影を眺めながら残暑と初秋の狭間の季節に浸った。

散歩道の遅咲きの菖蒲2017年06月18日

 ブログで散歩道の風景を記事にしなくなって久しい。朝のウォーキングをポケモンGOの愉しみとセットにしたためだ。風景を愛でるよりもポケステーション巡りのコースを優先させた。
 そんな散策コースにも時にブログ記事にしたくなる風景に出くわすことがある。今日もそんな風景に出くわした。山口町名来の旧街道沿いに半ば放置されたような花畑がある。その畑の奥に群生した菖蒲が鮮やかに咲き誇っていた。多彩な紫色が見事なグラデーションを醸している。思わずスマホカメラでキャッチした。
 五月人形に添えられた菖蒲のイメージが強く五月頃がシーズンだと思っていた。今はも6月中旬である。かといって目にした花弁は朽ちかけのものではない。まだ蕾の花弁も散見できる。遅咲きの菖蒲にあらためて見入った。

久々の有馬川土手道と満開のさくら並木2017年04月13日

 ブログの散歩道カテゴリーの記事がすっかり少なくなった。ポケモンGOを始めて以来散歩コースが山口の集落内の旧街道に限定されるようになった。その結果、ブログ記事にしたくなるような季節の移ろいの風景を目にすることがとんと少なくなった。
 そんなこの頃だが、今朝の散歩道では天上橋を渡り集落に向かういつものコースを変更した。橋を渡らずまっすぐ有馬川沿いの土手道を進んだ。目の前の満開のさくら並木の咲き誇る花の誘いを断れなかった。中国道のガードをくぐった先にお気に入りの風景がある。並行する有馬川と土手道とさくら並木がおりなす風景である。その風景は満開のさくらをつけた並木道となる季節にピークを迎える。ピークの風景を愛でながら久々に有馬川土手道を歩いた。

住宅街の狸さん!車道で永久にネンネして。2017年03月28日

 久々に散歩道の話題である。早朝に自宅を出て街路からバス通りに出た時だ。何やら生き物が路上に横たわっている。近づいてみると目の周りに黒い隈がある。狸だった。すでに息絶えているのは明らかだ。車に轢かれたのだろうが周囲に血痕は見当たらない。
 その光景が花ちゃんとのやりとりを思い起こさせた。保育園に通いだして4カ月になる花ちゃんである。1年4か月の月齢は保育園での薫陶もあって著しい成長ぶりを示している。つい最近、来訪した花ちゃんが我が家で楽しい仕草を見せてくれた。♪げんこつ山の狸さん~♪のお遊戯である。♪おっぱい飲んで~ねんねして~♪
 その野生の狸さんが車道で永久にネンネしている。眠ったような穏やかな顔つきが救いだった。そっと合掌してその場を後にした。

有馬川の鴨たちの朝食風景2017年01月31日

 最近、とんと散歩道のブログ記事を更新しなくなった。わけは明白である。ポケモンGOのせいだ。プレイに欠かせないモンスターボールを手に入れるにはポケストップを通過しなければならない。山口町というローカルエリアにはそれは極めて限られる。私の散歩のコースエリアでは旧集落内の公園や社寺などわずか5カ所である。勢いほぼ毎日そのスポットを巡るコースが定番化してしまった。季節の移ろいを身近に感じられる自然豊かな散策コースは断念する他ない。散策記事のネタが遠のいた所以である。
 そんな早朝散策の日々だったが、今朝の散歩でふと記事ネタを目にした。時おり粉雪が舞う寒風の有馬川の土手道を歩いていた。川面に小鴨の群れが漂っていた。しきりにくちばしを川面に突っ込んでは頭をもたげて遊泳している。川の中に生息する小さな虫を食べているのだろう。スマホのポケモン画面から目を離してしばらく鴨たちの朝食風景を眺めた。川面に目を移して鴨たちをぼんやりと眺めている自分を見つめている私に気づいた。ふと「我に返った」という想いがよぎった。

二日続きの降雪の散歩道2017年01月16日

 朝7時前である。玄関ドアを開けると昨日と同じように雪景色が広がっていた。門扉を結ぶ階段は二日続きの降雪で凍結の気配がある。壁に手を添えて恐る恐る道路に出た。
 昨日歩いた有馬川の土手道も凍結の懸念がある。古希を越えた身には転倒は何よりも避けなければならない。コースを変えて山口町名来の旧集落を歩いた。
 集落の真ん中を抜ける旧街道沿いに二つの公園がある。名来公園と廿日田公園である。二つの公園の見慣れた筈の景色が一変している。真っ白なグランドに雪で縁どられたさくら並木や遊具やベンチが幻想的な姿を生み出していた。曇り空の明けきらないきらない早朝の薄闇みに「雪灯り」を実感した。

久々の雪景色の散歩道2017年01月15日

 昨日から寒波来襲である。昨晩から久々に雪も降っていた。早朝6時半、万全の防寒具に身を包み玄関をでた。まだ薄暗い住宅街の真っ白な路面には街灯に照らされた二三本のタイヤ痕が浮かんでいた。久々の雪景色には心躍ろされるものがある。
 住宅街を抜けて有馬川堤に出た。こちらの路面はさすがに純白のベールに覆われて人の痕跡は何もない。時とともに明るさを滲ませてきた白紙のキャンパスに私の足跡だけが刻印を記していく。カシャカシャと記される刻印にときめいた。
 中国道のガード下を潜り抜けた先で、薄暮から抜け出した別世界のような光景を目にした。一面の広々とした景観が雪化粧を纏って広がっている。有馬川と田圃に挟まれた土手道が、雪に覆われて太くて鮮やかなペイント状に描かれている。その先の愛宕橋袂には見事な枝張りの古木が立っている。黒い骨しかない古木が白亜の風景の中でひときわ存在感を誇示していた。対岸の国道沿いに建ち並んだ店舗の灯りが雪景色に吸収されるように輝きを失くそうとしていた。
 スマホ用手袋に指先をかじかませながら雪景色の散歩道を歩いた。

歩道に横たわるアイガモ2016年11月23日

 早朝散策の途中だった。人通りのない旧地区の集落を歩いていた。視線の先の歩道に違和感を覚える物体が目に入った。近づいてみるとアイガモが両足を縮めて仰向けに横たわっていた。閉じた目とびくともしない状態が既に息を引き取っていることを告げていた。
 思いがけない光景に逡巡した。この不幸な終焉を迎えた野鳥に何をしてやれるのだろう。車道上なら歩道か道の片隅に移動させること位はできる。歩道上の亡骸にしてやれることは思いつかなかった。軽く手を合わせてその場を立ち去った。

晩秋の朝焼け2016年10月30日

 日曜日の朝、肌寒さに身をこごめながら6時前に自宅を出た。散歩道のいつものコースを歩き終えて176号線のマクドナルド前にやってきた。東の空が朝焼けで薄紅色に染まっている。晩秋らしいイワシ雲のまだら模様が美しい。パラボラアンテナの立つ畑山から南に向かって逆光の山並みが黒く続いている。そのど真ん中を電線を支える鉄塔がそびえている。
 癒される風景を久々に眺めた気がした。このところ慌ただしい毎日を過ごしていた。どこか気持ちのゆとりを失くしていたのかもしれない。多くのことを抱え込みすぎている。終活がテーマとなる年代なのだ。断捨離とはモノだけではない。背負った役割を降ろしていく「コト」の断捨離も求められる。散歩道の光景がそんな感慨をもたらした。