担当する地区の国勢調査を終えた2020年10月19日

 担当する地区の国勢調査をほぼ終えた。9月14日以降、対象の114世帯を精力的に訪問し調査票を配布し世帯概要を聞き取った上で回答依頼をした。9月20日頃からは国の所管部署からPCメールで担当地区の日々の回答状況がネットと郵送に分けて送信されるようになった。10月1日には回答状況のデータを前提に未回答の50世帯に対し回答を促すチラシをポスティングした。10月中旬には未回答の面識のある世帯に個別に回答をお願いした。以降はひたすらメールの回答状況の推移を確認するだけだった。
 最終的に「調査世帯一覧表」で回答集計を行った。調査対象は114世帯で総人員数は276人(男性133人、女性143人)だった。その内108世帯から回答があり未回収はわずかに6世帯で、回収率95%はかなり高いのではないかと思う。回答のあった世帯の回答方式ではネッと回答67世帯(62%)、郵送40世帯(38%)だった。
 最後の仕事は調査書類の整理である。単位区ごとに仕切りシートを添えて調査区要図、調査世帯一覧を整理する。10月21日には山口公民館に出向いて調査書類入れ(手提げ袋)に収納した書類一式を指導員に引き渡して全ての活動が終了する。

地域活動担い手の二つのタイプ2020年10月18日

 かねてから地域活動の担い手には二つのタイプがあると思っていた。地域交流拠点づくりを通してそれが具体的なイメージにつながった。端的に言えば既存の地域組織の役職に関わる担い手と、自主的な目的や意思の実現のために活動するNPOタイプの担い手である。
 拠点づくりには22の組織や役職や活動グループの参加がある。そのうち既存組織・役職からの参加は、自治会、社協、青愛協、SC21、老人会、婦人部、民生委員等の組織・役職である。子育てサークル、つどい場、障がい者家族会等のグループは目的や意志を共有して集まったNPO的な自主活動グループである。既存組織から派生して特定の目的を持った子ども食堂、介護者の会、オヤジ会、認知症カフェ等の中間的な意味合いのグループもある。
 これまでの会合での議論を通じて、既存組織役職者タイプとNPO的タイプのそれぞれの関わり方の姿勢や思考の違いを教えられた。役職者タイプはどちらかといえば受身の姿勢である。提案に対して意見は述べるが自ら提案することは少ない。権威や序列や秩序を重視する傾向がある。参加者の節度を求め、則を超えた発言や振る舞いに反発する面もみられる。一方、NPO的タイプはひとたび参加した以上積極的に関わろうという意気込みが感じられる。意欲的に提案したり、主催者の過度な意向を牽制する面もある。権威や序列にも捉われない発言や振る舞いが時に役職者タイプの顰蹙を買う場面ももたらす。もちろん以上の見方はあくまで一般的な傾向であり個別には人によって入り組んでいる場合もある。
 ともあれ通常はこうした二つのタイプのグループが席を同じくして協議を重ねる機会は少ない。地域交流拠点づくりという共通のテーマを持ったひとつの船に乗り込んだクルーだからこその出会いといえる。それだけに舵取りの困難さとそれを乗り越えた場合の達成感は大きいものがあるに違いない。

はみ出し庭木の顛末2020年10月17日

 先月の民生委員の高齢者実態把握調査で対応を迫られた案件があった。あるお宅の道路に面した一本の庭木が道路に大きくはみ出している。常緑針葉樹なので冬場でも枯れることなくはみ出している。1m前後のはみ出しで対向車どうしのすれ違いに支障を及ぼしている。ご近所さんからも何とかならないかと相談された。
 そのお宅を訪問した時である。通常の聞き取りを済ませた後、意を決して道路はみ出しの庭木の剪定をお願いした。ご本人はそれほどの問題とは受け止めておられない様子だった。一度ご家族と相談してみてくださいとお願いして辞去した。
 そのお宅は、私の毎朝の散歩コースの一角にある。毎日のように目にするそのはみ出し庭木が今朝の散歩で大きく変貌していた。根本付近からはみ出している枝葉の下半身が大きく刈り取られている。すぐそばには刈り取られた枝葉が横たわっている。家人による昨日の剪定作業で刈り取った枝葉の処分まで手が回らなかったのだろう。それでも車の往来には支障がないほどに刈り取られている。要請を受け入れてもらったことにあらためて感謝した。
 こうした問題をご近所どうしで対応するには何かと感情のもつれを招きかねない。一般には面識のない自治会役員が関わるのも抵抗があるかもしれない。今回のように高齢者宅であれば民生委員は毎年の訪問で面識もある。ここはやはり民生委員の出番だろうと判断した。結果的に望ましい処理が実現できたことに安堵した。

ウィズ・コロナの新たな募金のスタイル2020年10月15日

 赤い羽根共同募金の時期である。例年であれば最寄りのコープの入口で街頭募金を実施している。ところがコロナ禍只中である。市社協の指導もあり対面式の街頭募金は控えることになった。地区社協執行委員会でこれに代わる何らかの形での募金実施を募金事業部で検討することを確認した。
 募金事業部で色々検討し、最終的に10月に赤い羽根共同募金を、12月に歳末助け合い募金をそれぞれ地区社協のふれあい喫茶で実施することになった。
 10月のふれあい喫茶が開催された。会場入口の受付には検温、消毒液、受付表というコロナ予防備品に並んで共同募金箱が設置されている。ふれあい喫茶を運営する地域交流部との連携もバッチリのようだ。コロナ禍でお休みが続いていたふれあい喫茶だがようやく来場者も元に戻りつつある。ご近所の高齢のご婦人たちの陣取るテーブルに席を求め歓談しながら1時間ばかりを過ごした。
 その日の夕方に地区社協の執行委員ライングループに募金事業部長のふれあい喫茶の募金結果の報告が投稿された。2万2千円ほどの予想外の多くの募金があったとのことだ。昨年のコープ前での街頭募金を上回る成果である。
 コロナ禍での新たな募金活動の良い事例がもたらされた。募金事業部と地域交流部の皆さんの取組みに敬意を表した。

国勢調査のほころびと忖度政治のつけ2020年10月13日

 国勢調査の国の集計が遅れているようだ。先日、指導員から「国の回答集計が遅れており、調査票提出の督促チラシの配布を中止する」旨の連絡があった。実際、毎日メールで連絡がある回答状況の数字は、7日を境に全く加算されなくなった。それまではネットと郵送に分けた数字が毎日のように小刻みに加算されていたのだが。
 今回の国勢調査は実施主体である国の進め方のまずさが目に付く。調査の手引きに記された調査活動の進め方はわかりにくく、いたずらに調査員の負担を過重なものにした内容と思える。「回答はお済ですか」という最初の督促チラシは回答の有無にかかわらず全世帯配布を求めている。ネット回答、郵送回答、調査員回収の三つの回答方式のそれぞれに対応した回収のきめ細かさがない。ネット回答でのシステム設計上のミスによる入力不可の事例もSNS等で紹介されている。要するに国の国勢調査方法の制度設計の稚拙さが目に付き、事務方官僚のレベル低下や取組み姿勢の緊張感のなさを感じてしまう。
 それも無理もないと思える。7年半に及ぶ安倍政権がもたらした忖度政治で今や国家公務員の仕事にたいするモチベーションはかつてなく低下しているのではないか。「国民のため」が「権力者のため」におきかわる時、官僚たちの関心事は仕事の誠実さ、真摯さ以上の「忖度」に向けられてしまう。

共生型地域交流拠点づくり現場の二つの視点2020年10月12日

 昨年12月の福祉フォーラムを皮切りに市が制度設計し地区に提案している共生型地域交流拠点づくりに着手した。その推進母体の地区社協の代表者として拠点づくりの中心的な役割を担ってきた。
 以来、2回の地区代表者懇談会と3回の拠点づくり検討委員会を開催し拠点づくりの現場実務に深く関わってきた。そうした経過を通じて「手引書」等の制度設計には触れられていない二つの欠かせない視点に気づかされた。
 ひとつは、交流拠点の趣旨・目的に関わることである。交流拠点の時代背景や環境変化に対応した趣旨・目的は制度上は触れられていない。少子高齢化、共働き世帯増、単身世帯増等の環境変化が地域コミュニティにの脆弱化をもたらしている。その結果、自治会を始めとした既存地域組織の弱体化もあり従来型の枠組みでのコミュニティ再生は限界がある。そこで従来型の枠組みでなく住民主体の自主的活動グループによる常設・共生型の拠点づくりを通じて地域の新たなつながりづくりが始まった。交流拠点づくりとは地域コミュニティ再生の営みに他ならない。
 今ひとつは常設・共生型交流拠点がもたらす効果についての視点である。検討過程で地域の活動者グループの代表者による懇談会を開催した。11のグループが初めて一堂に会して活動紹介をし想いを交換した。そのことから地域の多様な活動グループが時間と場所を共有することで人と活動と情報が繋がり合うという交流拠点のもたらす特有の効果が浮かんできた。
 以上の二つの視点は今後の拠点づくりには欠かせないと思う。検討過程で様々な議論が予想されるが、本筋に戻すうえでの原点としての意味合いがあると思う。

通学路はみだしの草叢の伐採2020年10月09日

 2週間ほど前にご近所の子育てママから短刀民生委員に相談があった。自宅近くの通学路にはみ出した草叢の子供たちへの危険性を訴えるものだった。すぐに現場を確認し写真を撮って市の環境衛生課に連絡しようと思った。その矢先、福祉ネットの会議で環境担当の自治会副会長と同席した。ものは試しと副会長に事情を話して対応可能かを打診した。すると同じような案件をすでに何度か市に対応を求めたとのこと。二つ返事でこの案件も対応するとのこと。写真と現場地図をメールして対応を依頼した。
 今日、歯医者に行く途中でその現場を確認した。ある筈のはみ出しの草叢がない。そこはすっかり刈り取られて見通しの良いスペースに変貌している。自治会と市の担当部署の素早い対応に感謝した。

高齢者実態調査での重い事例2020年10月03日

 民生委員の高齢者実態把握調査をほぼ終えた。2件の印象深くて重い事例を受け止めた。
 ひとつは私と同年輩の御主人を在宅介護する奥さんの話である。ご主人は要介護5で寝たきり状態である。長く在宅で介護され年々病状は進行し今や会話も叶わない状態とのこと。それでも日々の訪問看護師のサポートを得て在宅での介護を続けられている。コロナ禍でいったん施設に入所すればもう会えなくなるという現状である。最後まで主人と一緒に過ごしたいとの言葉に頭が下がった。 
 同年輩のある男性からは現在の深刻な病状を告げられた。1年前の集団検診で把握されなかった肺癌がいつの間にか進行し、今やステージⅣの病状を余命宣告とともに告げられた。病院帰りのご自宅駐車場での立話だった。外見は全くその気配はないが、告げられた内容は想像を超える深刻なものだった。面識のある同世代の同性に思いの丈を吐き出された気がする。
 二つの重い事例から聞くこともまた民生委員の役割と教えてもらった。

国勢調査活動の第三ステージ2020年10月01日

 10月に入り国勢調査活動の第三ステージを迎えた。9月13日迄の調査方法習得と調査世帯一覧等の事前書類作成の第一ステージ、9月30日迄の対象世帯への調査書類配布の第二ステージ、10月20日迄の調査票未提出世帯の特定と回収という第三ステージと続く。調査員にとって未回収世帯の調査票回収というこの段階が最も厄介である。
 担当地区の回答状況は国勢調査事務局から毎日メールでネット、郵送別に通知がある。私の担当地区では対象の111世帯の内、61世帯の回答があり、ネット49、郵送12という内訳である。80%以上のネッと回答はかなり効率と思える。未回答の50世帯を対象に「回答はお済ですか」をテーマにした督促チラシをポスティングした。10月8日以降には尚未回答の世帯を訪問し直接回収が求められる。
 調査以来の訪問時でも露骨に拒否された世帯があった。個人情報意識や国勢調査そのものへの批判的な立場の人もいる。果たしてどの程度の回収が可能だろうか。

民生委員の高齢者実態把握調査に着手2020年09月30日

 国勢調査の訪問が一段落した。後は訪問した世帯がネットや郵送で回答してもらえるのを待って、10月1日以降にそのフォローをするばかりだ。そこでようやくこの時期の毎年恒例の民生委員の70歳以上の高齢者を対象とした実態調査に着手した。国勢調査等で事前調査済みの68世帯を除き99世帯が訪問対象である。
 9月の民児協定例会で配布された調査票に記された65歳以上の高齢者は昨年の374人から今年は371人とほぼ横ばいである。団塊世代が全員高齢者となり高齢化が一段落したと思える。70歳以上の方がいる調査対象世帯数は167世帯である。そのうち民生委員として気がかりなおひとり住まいが20世帯でこちらも前年比でほぼ横ばいである。ご夫婦とも高齢の世帯の内、配偶者の死亡で年々おひとり住まいが増えているが、他方で施設や病院への入所・入院やご本人の死亡も増えているため横ばい傾向になっているようだ。