地域活動13年目の勲章2021年01月19日

 自宅固定電話のコール音が鳴った。受話器から聞こえたのは年配の女性の声だった。「〇丁目のものですが、カーボラではどんなことをお願いできるんですか?というのは最寄りの病院に入院していたのですが、急に転院したので、入院の際に病院の駐車場に車を止めたままになっているんです。今は車の運転ができない状態で困っています。カーボラで引き取ってもらえないものかと思いまして。」とのこと。
 名前は名乗られなかったが、話しぶりから面識のある方ではなさそうだ。意外な相談に面食らったが、穏やかな口調を心掛けながらお答えした。「カーボラは事前に登録頂いて日常生活での通院等のお手伝いをするものです。ご依頼の件の対応は難しいかと思います。むしろその病院にお問い合わせ頂き、事情を話して相談される方が現実的だと思います。病院の方も駐車場に所有者不明の車が長く止められて苦慮している筈ですから」。「あ~そうですね。わかりました。早速病院に連絡してみます。ありがとうございました」。というわけで一件落着!
 それにしても、最近地域の困りごと相談が増えてきた。なぜ私に?と思わないでもない事例もあるが、それだけ私の地域活動での関りが地域に認識されてきた証かもしれない。民生委員と地区社協役員に就任して13年目を迎える。このキャリアがもたらした勲章として受け止めたい。

記録的寒波と相次ぐ水道トラブル2021年01月10日

 昨日は朝から記録的な大寒波に見舞われた。家内が朝起きてキッチン周りの蛇口からお湯を出そうとしたら一向にお湯が出てこない。何とかしてとせっつかれる。コールセンターに問い合わせるが「ただいま大変込み合っています。後ほどお掛け下さい」のメッセージが流れるばかりだった。
 大阪ガスのエネファームに替えたばかりである。花ちゃん一家も来訪中である。最悪の場合のお風呂に入れない事態を懸念した。工事担当者に直接電話した。すぐに繋がって「寒波襲来で朝から同じ問い合わせが殺到している。時間は約束できないが午後に訪問してとりあえずの対処をしたい」とのこと。3時頃に炊事をしていた家内が「お湯が出だした」と告げた。外気温の上昇で配管の凍結が解消したようだ。ただお風呂のお湯張りは叶わない。4時頃に工事担任者が来訪し一緒にキッチンとお風呂の給湯を確認すると正常に稼働していた。一件落着。
 5時半頃にご近所さんから電話があった。「住宅街の入り口近くのお宅の配管から大量の水道水が溢れっぱなしになっている。水道局に電話したが場所の特定を求められて答えられずにそのままになっている。どうしたらよいか」とのこと。すぐに現地に出向いたら住民宅の配管でなく、隣接の資材置き場の配管だった。水道局に連絡し、現地の住所番地を伝えて対応を依頼した。こうした場合は民生委員の肩書がものをいう。「寒波で同様のトラブル対応に追われており、すぐには無理だが担当者が出向いて対応する。結果は携帯に連絡する」とのこと。6時半ごろ水道局の担当者から連絡があり「とりあえず元栓の止水処理をした」とのこと。こちらも一件落着。
 記録的寒波で水道トラブルが相次いだ。

5年目を迎えた家事支援・有償ボランティアの課題2021年01月07日

 月一回のボランティアコーディネーター会議の日である。冒頭、市社協地区担当から次のようなコメントがあった。「先日、市社協としてこの地区の有償ボランティアについて聞取りを行った。今後全市でも有償ボランティアのニーズは高まると思われるが、現状では市内35の地区社協で実施しているのは2地区だけだ。その意味でこの地区での実施は貴重で市社協内でも評価は高い。発足5年目を迎えて一度きちんと振り返りを行い一層の充実をはかってほしい」。
 同感だった。地区社協会長の立場から私からも次のようにコメントした。「発足時の環境も5年を経て変化している。5年間の取組みを通して見えてきた問題点や課題もある。他地区の有償ボランティアでは家事支援サービスの依頼がうなぎ上りに増加していると聞く。当地区でも依頼件数は増えつつあるが絶対数はまだ少ない。潜在的なニーズを掘り起こしが必要だ」。
 その後の会議の中でこの件もテーマになった。「地域に有償ボランティアを紹介する上でも定期的に説明会を開催してはどうか」「そのためふれあい喫茶等でポスター掲示や案内をするのもよい」「従来あまり意識しなかった地区社協の各事業部間の連携ももっと積極的にやるべき」等々、前向きで意欲的な意見が相次いだ。

新型コロナの指定感染症2類の引き下げ2021年01月06日

 昨年2月に新型コロナは指定感染症2類相当以上と閣議決定された。このことが我が国のコロナ感染対策の基本的な枠組みを決定づけた。その弊害が今や様々な形で顕在化している。端的な事例として現状の医療逼迫や保健所のパンク寸前のオーバーワークが指摘されている。そして昨年12月には全国保健所長会が厚労大臣宛てに2類相当以上の指定を緩めるよう「緊急提言」を送る事態となった。
 愛読している尼崎の町医者・長尾和弘医師のブログでも昨年春頃の早い段階で新型コロナの指定感染症2類相当の5類への引き下げを訴えておられた。昨日のブログでは「名ばかり行政感染症」というタイトルであらためてその主張をわかりやすく整理して投稿されたので紹介したい。
http://blog.drnagao.com/2021/01/post-7440.html

コロナ禍とある介護事業所の決断2020年12月25日

 福祉ネットのオブザーバーでもある地域の小規模介護事業所のある決断を知った。9年前に女性ばかり6人で志を持って立ちあげた施設だ。ケアマネジメント、訪問介護、デイサービス、障害福祉サービス、介護タクシー等の事業を展開されていた。
 その事業所が地域の要介護のお年寄りたちに親しまれ利用されてきたデイサービスを事業を断念するという決断をされた。住宅街の民家で10人未満の小規模なデイサービスを利用者個々の特性に応じてケアをするという事業だった。民生委員として担当するある高齢女性も通所されるようになっていきいきとした生活ぶりになったことを見聞している。
 背景にはコロナ禍という未曽有の疫病の蔓延がある。元々デイサービス事業は採算的には厳しいものがあったようだ。そこにコロナ感染のリスクが加わった。小規模な事業所で万一感染者が出た場合のダメージははかり知れない。事業基盤そのものを脅かすことになる。そんな時、山口町内に同じように民家での小規模デイサービスを運営するしっかりした経営基盤を持った事業所が誕生し利用者募集が始まった。双方の話し合いで運営理念等も共有されたようだ。利用者の多くがそちらに移ることになったという。コロナ感染のリスクを回避し体力のある内にしっかりした事業者に利用者を紹介できるという情報が苦渋の決断の後押しをした。
 以上が懇意にしているその事業所の代表から伺った経緯である。当初デイサービス閉鎖の情報しか知らず、地域としてサポートできなかったことを悔やんだが、そうした経緯を伺って安堵した。むしろ懸命な決断と思えた。

今日は子育てサロンのサンタさん2020年12月19日

 今年最後の地区社協の子育てサロン”友だちつくろう”が開催された。今回のイベントはクリスマス会で、参加の乳幼児のお友だちにはサンタさんからプレゼントが配られる。例年サンタ役は、地区社協協力員のおじいちゃんにお願いしていた。ところが90歳近くになり、事業部長はさすがにお願いを控えたようだ。そんなわけで毎回顔を出している私にお鉢が回ってきた。
 11時前に会場に着き、部長からサンタさんの衣装一式とプレゼントの入った大きな白い袋を渡された。別室で衣装に着替えながら自前の髭があるので付け髭はどうしようかと思ったが、マスク着用が必要なので付け髭を着用するしかない。スタッフに呼ばれて会場入り口前にスタンバイした。
 部屋の中から子どもたちの「サンタさ~ん!」という元気な呼び声が聞こえた。出番である。ドアを開けながら大きな声で「メリークリスマ~ス!」と入場した。大勢の視線が注がれ、一斉に拍手が巻き起こる。聞けば9組20人の参加者だという。コロナ禍にもかかわらず予想外の参加者だった。
 ここは一番アドリブで声掛けしなければならない場面である。「大勢来てくれてありがとう。今年はいつものサンタさんでなくちょっとだけ若いサンタさんです。今からプレゼントを渡します。いつもはみんなの中に入って渡していましたが今年はコロナなんです。なのでお友だちは順番にサンタさんのところまで来てくれるかな。」
 ママに連れられた乳児はサンタさん姿に泣きべそをかいたりこわごわ近づいたり、少し大きな幼児は嬉し気に受け取ってくれたり。渡し終えて最後の口上。「みんな貰ってくれたかな。じゃあ今年はこれでサンタさんはバイバイで~す」。参加者たちの大きな拍手を背に会場を後にした。
 ふと孫の花ちゃんがこの場にいたらどんな反応を示しただろうと思った。

今年度は全講座中止となった山口公民館講座2020年12月17日

 山口公民館運営協議会が1年ぶりに山口公民館集会室で開催された。山口公民館の運営について地域の20団体代表が集まって協議する場である。
 冒頭、今年度の公民館講座の開催状況が報告された。4月9日を皮切りに予定されていた22の講座が新型コロナ蔓延ですべて中止になったという報告だった。市の方針では来年4月以降は順次再開する方向だという。ただコロナの感染状況によっては引き続き開催中止もあり、開催されても感染対策上定員は従来の半分以下になるとのこと。
 その後、次年度の公民館地域学習推進員の選考についての進め方と打診があった。7名の推進員は公民館グループ代表を除き6団体グループから6名が選出される。それぞれのグループの内2名は委員継続を同意しているとのことで残りのグループの選考状況が打診された。来年2月中の選考結果を公民館に報告することが確認された。
 2時開始の会議だったがわずか30分で終了した。

1年ぶりのつどい場”あん”で庭先交流2020年12月16日

 前回の参加の昨年11月以来、1年ぶりにつどい場”あん”に参加した。2月以降のコロナ禍の蔓延で休止されていたつどい場だったが、夏頃から主宰者宅の屋外の庭先に会場を移して再開された。その場での食事も避けて手作りお弁当をテイクアウトする方式に変わった。
 そんなあらたな方式のつどい場の初体験だった。交流のスタイルは庭先のバーベキュウコンロで焼いた焼き芋や長芋をコーヒー片手に一緒に味わいながら歓談するというものだった。
 男女合わせて7名の参加者が、それぞれに近況を語り合って2時間近い交流のひと時を過ごした。

小学校PTA役員会での初めてのスピーチ2020年12月15日

 今年6月の福祉ネット総会で初めて出席してもらった地元小学校PTA会長とPTAの関わり方についてメールを通じてやりとりした。その結果、PTA役員会で正式に福祉ネットへの役員派遣を検討してもらい9月の役員会からPTA副会長の出席が実現した。その後、福祉ネット役員の副会長の尽力もあり、PTA役員会で福祉ネットや地区社協、地域福祉の現状等について私からスピーチできる場を設けてもらえることになった。
  月一回のPTA役員会の日である。冒頭15分程度の発言の場が与えられた。小学校のPTA室に11名の役員の皆さんを前に用意した2枚の資料に沿って次のようにお話しした。
 「小学校区内の6地区の少子高齢化のデータを解説した。その上で6年前に少子高齢化がもたらす問題解決に向けて関係組織による横断的な連携組織を立ち上げた。その成果の一つである「地域支援マップ」を配布しポイントを説明した。現在はコミュニティ再生の切札として常設・共生型地域交流拠点づくりを進めている。子育て世代にとっても多世代交流、放課後の子供の居場所問題、不登校・引篭もり等の課題でぜひ子育て世代の声を届けてほしい」
 終了後、進行役の40代の男性会長から「日頃接する機会の少ない地域の現状の情報を整理した内容で聞かせてもらった。私たちのできる範囲の協力を考えたい」と締めくくって頂いた。

地区民児協のコロナ感染予防のオンライン研修2020年12月12日

 12月の山口地区民生児童委員協議会では、会場を山口ホールに移しての研修会がセットされた。「新型コロナウイルス感染症について」をテーマとした協立病院看護師さんのプレゼンテーションだった。
 研修スタイルは講師と会場をオンラインで繋ぎ正面のスクリーンを通じてテレワーク形式で行われた。現役世代には日常化しているかもしれないこうしたスタイルはリタイヤ世代中心の民生委員には初めて体験する人も多い。
 研修では新型コロナの感染力、感染期間、感染経路といった基礎知識に始まって、症状、感染防止策、咳エチケット、マスクの目的や効用等、多岐にわたって解説された。
 最後に「よくある質問」のQ&Aが紹介された。イベント前の検温や体調確認の必要性、昼食会開催の予防策、手洗いの徹底、双方向換気、マスクなしの会食での3mの距離確保等々。
 どこででも誰でも感染の可能性のある新型コロナである。無症状の感染者がいることも考慮しなければならない。あらためて「無理しない、油断しないという意識」の重要性を教えられた。