亡き母のアルバム整理2019年01月17日

 二階の押入れ整理をしていた家内が、紙包みを手に降りてきた。紙包みには晩年にしばらく我が家で暮らしていた亡き母の遺品である三冊のアルバムが入っていた。
 あらためて三冊のアルバムを開いてみた。一冊は父の結婚前の、もう一冊は母の結婚前の、三冊目は結婚後の子どもたちも含めた家族のアルバムだった。前二冊のアルバム写真に思い出はない。生前両親から聞かされていた思い出話を追認できる何葉かの写真があるばかりだ。両親が親しい知人夫婦と奈良に遊んだ写真などはそのひとつだ。
 三冊目の我が家の家族写真には思い出深いものが多い。私たち兄弟の子供の頃の写真や、子どもたちが結婚し孫も一緒の写真も含まれている。孫を抱っこした両親の写真は今現在の私たち夫婦の孫を挟んだ至福のひと時の写真に重なる。 
 老夫婦二人の我が家の断捨離や終活が迫られている。家内の押入れ整理もそのひとつだろう。母の遺品のアルバムの整理を託された。これだけは尚手許にとどめておきたいという写真を抜き取る作業である。10数枚を選択した残りのアルバムは処分することになる。
 とはいえいつの場合も身内のかけがえのない遺品を「捨てる」という営みには苛酷さと辛さがつきまとう。

さらば!プリウス2019年01月13日

 家内と一緒にネッツトヨタ神戸北神店に出かけた。マイカーのプリウスが購入後丸9年を経過し、走行距離は8万kmを越えた。この2月末には見積り12万円の車検が待っている。車検を受けてプリウスを乗り継ぐか新車を購入するかの選択を迫られていた。
 夫婦ともに古希を越えたとはいえ交通不便な地の利では現状での免許証返上は決断し難い。後一回ぐらいは買替えを想定せざるをえない。使用年数、走行距離、車検の時期を考えれば買換えのタイミングである。近年急速に導入されつつある安全性重視の車種にも大いに関心がある。
 買換えの車種は年齢的にもプリウスより小型化を考えていた。そんな時、担当の営業マンから発売されたばかりの安全性重視のヴィッツの特別仕様車の案内があった。そんな経過での販売店訪問だった。
 1500㏄ハイブリッドのヴィッツが選択肢だった。特別仕様車の安全対策は前後左右の8つのソナーによる自動ブレーキがウリである。踏み間違えても衝突回避優先で自動ブレーキが作動する。その他、車線はみ出しアラート、自動ハイビーム、先行車発信告知機能、ドライブレコーダーなどが装備されている。満足すべき安全対策だった。オプションは最長5年間の地図情報無料更新のカーナビ、車体カラーのメタリック・レッドの選択、スペアタイヤを想定した。
 問題は、下取りと値引き後の支払い価格である。付属品のサービス等のやりとりを経て最終的な提示価格を承諾し、購入を決定した。車検期日までの新車手配が必要というタイミングにも迫られていた。2月中頃には新しいビッツが届くはずだ。さらば!プリウスである。

我が家の民生委員勤続10年の慰労2019年01月12日

 民生委員就任後丸11年が経過した。地区民生委員協議会の定例会に出席した際に、10年節目の勤続功労表彰を受けた。表彰状とともに慰労金も添えられた。
 丸11年もの民生委員活動は、家内のサポートにも支えられていたことは否めない。担当地区住民の連絡やご近所情報の提供、関係先の伝言等である。そんなことから家内の慰労を兼ねて慰労金の一部でランチすることにした。
 久々に下山口の和食とフレンチの「アンスリール」に出かけた。数量限定のおすすめ料理・ビストログルメを注文した。オードブル、サラダ、シーフードの陶板バター焼き、天ぷらの料理にデザートがついている。
 ボリュウムたっぷりの料理を完食した。民生委員勤続10年の我が家でのささやかな慰労会だった。

年賀イラスト「花ちゃんが注いだげる」2019年01月05日

 毎年の年賀状は我が家のひとコマを漫画イラストでデザインする。その年の思い出深い出来事を題材にする。今年のテーマも言うまでもなくじいちゃんばあちゃんの初孫花ちゃんとのふれあいである。
 昨年10月に花ちゃん一家が三連休を利用して我が家にやってきた。みんなで夕食の食卓を囲んでいた。いつものように冷蔵庫から晩酌の缶ビールを取り出した時だ。目ざとく花ちゃんがそれをみて思いがけない言葉を口にした。「花ちゃんが注いだげる」。酒をたしなまない家内にも注いでもらうことはない。我が家に来訪の度に夕食での光景が目についていたのだろう。孫娘の好奇心を大歓迎したことは言うまでもない。珍しいその光景を娘がカメラに収めてくれた。
 今年の年賀状デザインはこのひとコマを置いて他にない。写真を題材にアレンジしてデザインした。間もなく三歳の誕生日を迎える愛孫・花ちゃんがもたらした「至福の訪れ」だった。

我が家の恒例の元旦風景2019年01月01日

 我が家も平成最後の元旦をつつがなく迎えた。息子夫婦と娘夫婦と花ちゃんがじいちゃんばあちゃんと一緒に年明け初めての食卓を囲んだ。恒例となったお取り寄せのおせちが並び各自のお盆に祝箸とともにお雑煮が添えられた。そして私のお盆には一合とっくりとおちょこが。なんでもない穏やかで幸せな正月風景である。花ちゃん中心の食卓である。色とりどりのおせちを迷いながら箸をつけようとする花ちゃんを大人6人の視線が追っている。
 朝食を終えた9時半頃には息子ひとりを残してみんな我が家を去った。花ちゃんとバイバイして玄関に戻った時、郵便受けには新年の賀状の束が入っていた。年々絞りこみつつある年賀状である。それに応じて受け取る賀状も少しずつ減っていく。知人たちの消息を確認しながら賀状整理をした。

恒例の束の間の年末風景2018年12月31日

 二日前に娘夫婦が帰省し、昨日は息子夫婦が帰ってきた。総勢7人三家族が集う時期を迎えた。マイカー三台が自宅前に駐車し玄関三和土を大小様々な履物が埋める。
 仏壇前で恒例のお勤めが始まる。じいちゃんのすぐ横で幼児椅子にちゃんこした花ちゃんが手を合わせる。お勤めを終えて夕食となる。6人掛けの食卓に小っちゃな椅子が加わった賑やかな夕食である。
 夕食後にはみんな揃った集合写真を撮った。家電量販店の粗品のちゃちな三脚が室内撮影に役立った。セルフタイマーの10秒間がかしましい。初めての7人全員の集合写真を撮り終えた。
 毎年恒例の年末風景である。とはいえそれぞれの長い人生では束の間の風景でもある。

猿蟹合戦"で家内の誕生祝い2018年12月04日

家内の誕生日である。二人とも古希を越えて断捨離が必要な歳だ。今更プレゼントでもない。そんなことからそれぞれの誕生日にはプチ贅沢な食事に出かけることにしている。もっとも私の誕生日には食事代は家計から支出されるが、家内の場合は私の小遣いから支払われる。まあ、リタイヤ後も私の小遣いは毎月定額支給されているのだからやむをえない。
 いつもは流れ鮨音羽のワンランク上の回転寿司にいくことが多い。今回は目先を変えてかに料理の猿蟹合戦にでかけた。夕方5時半の先客のいない静かな個室で久々に夫婦二人の時間を過ごした。話題は専ら引っ越しに伴って保育園を変わることになった花ちゃんの心配だった。
 予約した料理が出てきた。私はチーズ焼き定食、家内はチーズ焼きに鯛釜飯がついた和食笑食(わくわく)御膳を注文していた。この店のチーズ焼きを一度味わってみたいと思っていた。ホタテ、エビ、イカ、ウインナー、野菜が味噌とチーズで焼き上がっている不思議な味だった。

娘夫婦の引っ越し手伝い2018年11月28日

 大津市内の賃貸マンション住まいだった娘夫婦が同じ市内の持家戸建住宅に引っ越した。家内は前日から引っ越し前のマンションの片付けや掃除を手伝っている。引っ越し当日電車でJR石山駅近くの新居に合流した。
 着いた時には引っ越し業者が家財の搬入中だった。搬入が終わるのを待ってパッキンケースから順次荷物を取り出す。食器類は新聞紙の包装を解いて娘が棚に納める手助けをする。空の段ボールを畳んでベランダに並べる。とはいえ私のできる手伝いは限られる。手持無沙汰なようすをみて娘からの特命があった。
 リビングテーブルのシール剥がしである。引っ越し前のマンションでは花ちゃん誕生から3歳までの3年間を過ごした。後半2年間ぐらいは好奇心といたずら盛りの歳月だった。リビングテーブルには花ちゃんがくっつけたキャラクターシールや動物シールが所狭しと張り付いている。この際これを剥がしておいてほしいという注文だった。爪で剥がしにかかったが到底無理だ。「これは無理や!」という悲鳴に娘がさもありなんと秘密兵器を持ち出した。100均のダイソー調達の「シール剥がし液」である。綿棒を液で浸してシールの上からなぞっていく。しばらくふやけるのを待って付属の固いヘラでこすって剥がしていく。多少力は必要だが結構うまくはがれていく。後は根気と粘りとの闘いだ。30分ほど格闘してようやくテーブル面いっぱいのシールを剥がし終えた。シール剥がしという特命を終えて、引っ越し応援の面目を何とか施した感がある。

年一回の独身生活2018年10月10日

 早朝から家内が一泊二日で広島に出かけた。年一回の学生時代の同窓会である。ひとりで出かけることに消極的な人だが、この同窓会だけは50年来の親友との出会いもあり毎年参加している。
最寄りの電鉄駅までマイカーで家内を送った。私にとっての年一回の独身生活の始まりである。それでもなんといっても永年の連れ合いはありがたい。二日分の着替えやご飯やチンしたり炒めたりするだけの食材の用意を整えてくれている。
 この二日間には民生委員の高齢者実態把握調査や地区社協のふれあい喫茶、障がい者施設の秋祭りボランティアの予定が入っている。合間に撮りためた録画を観たり文化祭講座の資料整理をやることにしよう。たまには独身生活もいいものだ。

高速道でエライコッチャ2018年10月08日

 花ちゃん一家と一緒に岡山から我が家に向かっていた。婿殿の愛車・ローバーミニが山陽自動車道の三木東インターを過ぎて快調にエンジン音を響かせていた。
 ナビが自宅到着予定まで15分を告げていた4時45分頃のことである。突然、隣で運転していた婿殿が「アレッ!エンジンの音がおかしい。変な音がしてる」と声をあげた。すると急速にスピードが落ちてきた。何とか車体を路肩に寄せたところでストップしてしまった。
 これからが大変だった。車好きの婿殿の独り舞台だった。すぐにハザードランプをつけ非常用三角板を後方に設置した。追突事故を避けるため後部座席の同乗者たちを車外に出した。幸い数メートル先に設置された非常電話のスポットでガードレールのつなぎ目があり全員そこからガードレールの外にでた。非常電話で故障を通知し後続車へのアナウンスを依頼した。応急措置を終えてからは携帯でミニの販売店に電話し、レッカー車の手配と同乗者たちの移送の手配を依頼した。
 後はひたすらレッカー車を待つほかない。ガードレール外側の盛り土の上で大人4人と幼児一人が身を寄せ合って突然のトラブルを嘆きながら待った。台風の余波なのか時おり強風が舞い、垂れこめた薄黒い雲が不気味に空を徘徊している。徐々に日暮れが進み周囲を闇が包み始める。
 待つこと2時間、ようやく赤ランプを点滅させたレッカー車が到着した。レッカーの荷台が路上に移動し動かないミニを荷台にウインチで引き込んだ。約2kmほどの最寄りの淡河PAに一同を同乗したレッカー車が到着した。ここで販売店に運ばれるミニと別れて迎えの車を待つことになった。結局、レンタカーの手配は叶わずタクシーを呼んで待つことに。この間にPA内で夕食を摂る。この間、意外にも花ちゃんは泣いたりわがままを言ったりすることもなかったのが救いだった。
 PAの脇道を抜けて従業員の通勤用の駐車スペースでタクシーをまった。7時45分頃に到着したタクシーに乗車し8時頃にようやく我が家に辿り着いた。高速道路上での車の故障という厄介で危険なトラブルに遭遇し、様々な初体験を味わった。