国勢調査活動の第三ステージ2020年10月01日

 10月に入り国勢調査活動の第三ステージを迎えた。9月13日迄の調査方法習得と調査世帯一覧等の事前書類作成の第一ステージ、9月30日迄の対象世帯への調査書類配布の第二ステージ、10月20日迄の調査票未提出世帯の特定と回収という第三ステージと続く。調査員にとって未回収世帯の調査票回収というこの段階が最も厄介である。
 担当地区の回答状況は国勢調査事務局から毎日メールでネット、郵送別に通知がある。私の担当地区では対象の111世帯の内、61世帯の回答があり、ネット49、郵送12という内訳である。80%以上のネッと回答はかなり効率と思える。未回答の50世帯を対象に「回答はお済ですか」をテーマにした督促チラシをポスティングした。10月8日以降には尚未回答の世帯を訪問し直接回収が求められる。
 調査以来の訪問時でも露骨に拒否された世帯があった。個人情報意識や国勢調査そのものへの批判的な立場の人もいる。果たしてどの程度の回収が可能だろうか。

大型犬ハクの兄弟分2020年10月02日

 いつもの早朝散策コースの一角に大型犬ハクが飼われているお家がある。今朝、その家の前を通りかかった時、玄関横の駐車場前に寝そべっているベージュ色の大型犬を目にした。
 散歩中に出会った飼主から「我が家にはハクよりも大きい秋田犬がいる」と聞かされていたが、どうみても秋田犬ではない。体の大きさの割に顔の小さなふさふさした毛の生えたかわいい犬だった。犬好きの飼主宅には大型犬三匹がいるのだろう。
 早朝ウォーキングでの思いがけない出来事がちょっとしたトキメキをもたらしてくれる。

高齢者実態調査での重い事例2020年10月03日

 民生委員の高齢者実態把握調査をほぼ終えた。2件の印象深くて重い事例を受け止めた。
 ひとつは私と同年輩の御主人を在宅介護する奥さんの話である。ご主人は要介護5で寝たきり状態である。長く在宅で介護され年々病状は進行し今や会話も叶わない状態とのこと。それでも日々の訪問看護師のサポートを得て在宅での介護を続けられている。コロナ禍でいったん施設に入所すればもう会えなくなるという現状である。最後まで主人と一緒に過ごしたいとの言葉に頭が下がった。 
 同年輩のある男性からは現在の深刻な病状を告げられた。1年前の集団検診で把握されなかった肺癌がいつの間にか進行し、今やステージⅣの病状を余命宣告とともに告げられた。病院帰りのご自宅駐車場での立話だった。外見は全くその気配はないが、告げられた内容は想像を超える深刻なものだった。面識のある同世代の同性に思いの丈を吐き出された気がする。
 二つの重い事例から聞くこともまた民生委員の役割と教えてもらった。

満開の彼岸花と我が町の山並み2020年10月04日

 5時20分に自宅を出た。夜明けがすっかり遅くなている。まだ闇に覆われた風景の中を歩いた。
 有馬川緑道の万代橋を超えた辺りまでやってきた。ようやく夜明けを迎えた有馬川を真っ赤な彼岸花の群生が縁どっていた。数年前にこのあたりの新しいスポットにしようということで地元のボランティアを募って植えられたものだ。
 十王堂橋を折り返し上山口の旧街道中ほどを西に向かい西川に合流した。西川の土手道から東の空に向かってお気に入りの風景が望める。手前に丸山、その向こうに畑山と連なる山口町の山並みの風景である。この山並みが望めるのはこのスポットだけである。折しも夜明け直後の空は、秋真っ盛りのイワシ雲に覆われていた。

花ちゃん、母ちゃんの図鑑で学ぶ2020年10月05日

 岡山の知人から4房ものピオーネを頂いた。種なしの甘くておいしいブドウだった。老夫婦二人では食べきれないので孫娘一家に届けることにした。久々に孫に会う口実ができた。
 その前にFaceTimeで花ちゃんが昆虫に興味を持っていると分かった。母ちゃんが「子供の頃に読んだ百科図鑑がある筈」という。2階の書棚から持ってきて花ちゃんに見せたら「読みた~い」とせがまれた。訪問の口実が増えた。
 何しろ母ちゃんが子供の頃に読んだ図鑑である。奥付を見ると昭和45年と50年前の発行である。「動物」「昆虫」「魚」「恐竜」「宇宙」「乗物」「算数」「国語」等12巻の重い百科図鑑を花ちゃん宅に運び込んだ。
 早速、興味のある昆虫から始めて、動物や恐竜などをじいちゃんと一緒に次々に目を通した。
 今回の訪問ではじいちゃんの絵本の読み聞かせも収穫だった。「かわいそうな象」「どろぼう学校」というこれも今回持参した母ちゃんの子供の頃の二冊の絵本を花ちゃんに読み聞かせた。これまではすぐに飽きてじっとしていなかったが、今回は最期まで興味深げに聞いていた。読み終えて「ぞうさんはどうして死んでしまったのかな?」「どろぼう学校の先生のお名前は何といったのかな?」などと聞きながら感想を求めたりした。
 成長した花ちゃんとの久々のふれあいは知的好奇心溢れるコミュニケーションとなった。

花ちゃん一家と近江八幡プチ旅行2020年10月06日

 日曜日に大津市の花ちゃん宅を訪ねた。10時半頃から祖父母と両親に連れられて花ちゃんが自宅を出てマイカーで近江八幡に向かった。滋賀県有数の和菓子の老舗・たねやが経営するラ コリーナ近江八幡に11時過ぎに到着した。
 コロナ禍ながら日曜日とあって大勢の来店客が詰めかけている。マスク着用のない客は入店できないと告知されている。施設内の建物のほとんどの屋根が草で覆われて独特の雰囲気を醸している。広大な敷地の各所に幾つもの店舗が建ち渡り廊下風で繋がれている。たねやグループが製造するバウムクーヘンをはじめとした和菓子、洋菓子やカフェ等が洗練された雰囲気で並んでいる。おしゃれなパッケージ等の装いがいかにも若者や若いファミリーの人気を呼んでいるようだ。まるでお菓子のテーマパークを思わせる演出である。きたての生どら焼きを買って味わった。
 ラ コリーナから昼食を食べに野洲市に向かった。花ちゃんの父ちゃんの知人が営業する「そぼっくる」というお好み焼きの店である。ねぎ焼と自家焙煎コーヒーが評判の店だという。山小屋風の店舗は客席10人余りの狭いこじんまりした店だった。食べたばかりの生どら焼きで空腹感はない。家内と二人でねぎ焼とたこ焼きをシェアした。鉄板に乗せられて運ばれたアツアツのねぎ焼の独特の柔らかい生地と絶妙の味付けを味わった。
 花ちゃん宅に2時半ごろ帰宅し、3時には我が家に向かった。

はぜかけが畳まれた2020年10月07日

 10日ほど前の散歩道で稲田のはぜかけを見た。刈り取られたばかりの稲が幾列もはぜかけに架けられて天日干しされていた。
 今朝の散歩道では同じ稲田で稲の天日干しを終えてはぜかけが畳まれていた。稲田に横たわっているのは脱穀を終えた稲穂の抜け殻だろうか。

季節の甘酸っぱい香り2020年10月08日

 早朝ウォーキングは様々な季節の移ろいを運んでくる。この時期はインパクトのある香りが否応なく季節を感じさせる。歩みに先行して突然、甘酸っぱい独特の香りに包まれる。そして濃い緑の葉っぱの間に咲き誇るキンモクセイのだいだい色の花を目にする。この時期以外では気にも留めないキンモクセイの存在を「ここにもあったんだ」とあらためて知らされる。
 下山口の旧街道と宮前通りに挟まれて御旅所がある。ここでもキンモクセイの香りを浴びた。その香りが御旅所の石碑を覆うようにして立つキンモクセイがここにもあったことを教えてくれた。

通学路はみだしの草叢の伐採2020年10月09日

 2週間ほど前にご近所の子育てママから短刀民生委員に相談があった。自宅近くの通学路にはみ出した草叢の子供たちへの危険性を訴えるものだった。すぐに現場を確認し写真を撮って市の環境衛生課に連絡しようと思った。その矢先、福祉ネットの会議で環境担当の自治会副会長と同席した。ものは試しと副会長に事情を話して対応可能かを打診した。すると同じような案件をすでに何度か市に対応を求めたとのこと。二つ返事でこの案件も対応するとのこと。写真と現場地図をメールして対応を依頼した。
 今日、歯医者に行く途中でその現場を確認した。ある筈のはみ出しの草叢がない。そこはすっかり刈り取られて見通しの良いスペースに変貌している。自治会と市の担当部署の素早い対応に感謝した。

エコウィルからエネファームへ2020年10月10日

 1週間ほど前に大阪ガスの定期点検があった。その時、家内が気がかりだった給湯設備について尋ねた。我が家は9年前から給湯設備はエコウィルを導入している。10年間は保証期間がありメインテナンスは年間5500円と低価格が11年目以降は増額され故障等のトラブルは高額な実費負担が必要だ。そのやりとりを通じてエネファームへの切替導入が提案された。そこからは私も加わってエネファームの切替導入を検討した。
 エネファームは端的に言えば自家発電型給湯システムということのようだ。ガス代は増えるが自家発電で自宅の電気代は賄われるため電気代は不要でトータルな光熱費は75%程度減少するとのこと。工事費込み230万円ほどの高額な機器設置費用もエコウイルの下取りや値引き、国や市の補助金等でかなり減額される。また都市ガスの水素を活用した発電でエネルギー消費量を約40%削減できエコ環境に貢献できる。停電時にも最大700Wの電力が同時に使用でき日常生活が維持できる等々。こうしたことから導入に気持ちが傾いた。
 電力使用が比較的少ない老夫婦二人の生活で導入はメリットがあるかと担当者に尋ねた。我が家の年間電力料金を計算し機器設置費用との損得勘定ではメリットありとのこと。加えて今後の高齢化の進行で在宅時間が増えることから電力使用量が増加するはずとの指摘にも納得した。ここに至って切替導入を決断した。
 三日前に正式に契約し、10日後に設置工事が実施される。