散歩道の蜘蛛の巣 ― 2010年07月28日

早朝の有馬川沿いの散歩道だった。心地よい冷気を顔で感じながら歩いていた。突然、その顔に不快な感触が張りついた。粘っこい網のようなざらつきを手で拭ってから振り向いた。全長1cmほどの蜘蛛が巣の半分を断ち切られて桜の枝からぶら下がっていた。道を覆っている桜の枝先から幹にかけてエサを捕獲するためにか細い糸を張り巡らしていたのだ。透明に近い白い細い糸に気づきようもなかった。
歩き出した行く手に同じような蜘蛛の姿を今度ははっきりと目にした。一瞬、空中に浮かんでいるかのような蜘蛛の姿だが、よくみるとその周囲に張り巡らされた網の目のような蜘蛛の巣も目に映る。頭を低くして蜘蛛の巣の魔の手を掻い潜って先に進んだ。
自然の中で生き物たちの攻防が続く。人間が立ち入ってはならない営みを見たような気がした。
歩き出した行く手に同じような蜘蛛の姿を今度ははっきりと目にした。一瞬、空中に浮かんでいるかのような蜘蛛の姿だが、よくみるとその周囲に張り巡らされた網の目のような蜘蛛の巣も目に映る。頭を低くして蜘蛛の巣の魔の手を掻い潜って先に進んだ。
自然の中で生き物たちの攻防が続く。人間が立ち入ってはならない営みを見たような気がした。
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