介護施設の運営推進会議で気になったこと2025年03月11日

 在住する住宅街に隣接している特別養護老人ホームが運営するデイサービス事業の運営推進会議が開催された。8年前から地域住民代表の委員として参加している。施設長と担当者、利用者とその家族、地域住民代表、知見者(近隣特養の施設長)、権利擁護支援者の7名が出席した。
 冒頭、担当者から事業の運営状況の報告があった。気になったのは「稼働率が減少傾向にある」との報告だった。社会福祉法人の会議の場では業績についてふれられることは少ない。地域にとっては施設の存続が気がかりだ。介護施設全体の収支状況を訊ねたところ事業継続が可能な収支を維持しているとのこと。
 出席者の意見交換になった。人不足の環境下で外国人の雇用状況についてを訊ねた。二人の東南アジア系の外国人を雇用しているとのこと。もう一点、コロナ禍以降、中断している地区社協ボランティアの施設派遣の再開についても訊ねた。長い中断で受入れの環境整備が整っていないが、新年度に向けて再開を検討したいとのこと。
 地域にとってかけがえのない介護施設である。地域を代表する立場から貴重な情報が得られる機会だった。