山口地域コミュニティバスに試乗した2023年11月23日

 11月14日に山口地域コミュニティバスの試験運行が始まった。早速22日に試乗してみた。最寄りの停車スポットに定刻通りにジャンボタクシー方のバスが到着した。車内には一般乗客の姿はない。ドライバーと運営会社の阪急タクシーのスタッフが乗務していた。
 助手席のシートの背中には21日現在の乗客数の状況が掲示されていた。それによると21日現在の6日間の乗客数は42人で1日当たり」7人の乗客数である。1日11便が運航しており、1便当たり乗客数は0.6人ということになる。4人以上が採算ラインという情報からすれば極めて厳しい出足という他はない。
 北六甲台ルートを高田上谷病院で乗り継いで一巡した。この間の乗客は皆無だったこともあり乗務のお二人と雑談した。利用者の立場から感じた問題点は、ひとつは運航日が平日全日でなく、水、木、金と限られている点だ。バスは平日はいつでも運行しているという思い込みが利用者にはあり、この点はいかにも不便さを招きかねない。
 今ひとつは名称に違和感のある停車スポットがある。例えば「北六甲台小学校j入口」は校門前にはなく少し離れた北東の「光歯科医院」前にある。「北六甲台配水所」も住民には馴染がない。むしろ「旧テニスコート下」等が分かりやすいのではないか。「六殿公園」も東西に街路があり、「六殿公園東口」の方が正確な呼称だろう。
 利用者としての利便性向上と今後の乗客率アップの思いも込めてそんな感想をお二人に述べて45分ばかりの試乗を終えた。

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