ジョウビタキが我が家の垣根にやってきた2024年11月21日

 早朝ウオーキングから我が家の前まで戻ってきた時だ。玄関横の垣根に鮮やかな色の綺麗な野鳥が止まっていた。通常はすぐに飛び立つのだが何故か止まったままである。すぐにスマホのカメラを向けてシャターを切った。
 自宅のパソコンでネット検索して野鳥の正体を知った。ジョウビタキのオスだった。胸から腹、尾にかけて橙色をしている。翼は黒褐色でオスの方が全体にクッキリした色合いのようだ。
 西宮の六甲山を超えた北部の町・山口町に住んでいる。自然豊かな町である。有馬川にやってくるカワセミの姿も目にする。我が家に飛来したジョウビタキを見てこの町に住んで良かったとあらためて思った。

市民農園横に突然建った開発計画看板2024年11月20日

 ウオーキング途中で突然目にした二つの看板に驚いた。場所は住宅街の北側に広がる市民農園の西に隣接する野草が茂る休耕地だった。
 市道を挟んで南北に二つのエリアの開発計画が告知されている。事業主の記載はないものの開発業者は同じである。開発目的はそれぞれ16戸と14戸の戸数の集合住宅建設である。
 予定地の西側には有馬川に沿って3棟の集合住宅が建っている。北側の予定地と既存の集合住宅の間にはかなり広い空地がある。市内の障がい者支援の社会福祉法人のグループホームの建設計画があった土地であるが、今は白紙化されている。
 こんな不便な立地にも住宅開発の波が及んでいる。

黄色に染まった梻(たも)の樹2024年11月19日

 久々の有馬川土手道のウオーキングだった。中国道の高架下を抜けると正面には愛宕橋の風情を残した石橋が目に入る。橋の東側の袂には樹齢を重ねた梻(たも)の樹が立っている。
 今朝、目にしたのはその梻の樹の鮮やかな黄色に染まった姿だった。山口町内の銘木・古木が相次いで枯れたり伐採されたりしている。そんな中で名来神社前のこの梻の樹は今尚堂々たる威風を残している。

前立腺肥大症 診察の所要時間の短さ2024年11月18日

 3カ月毎に最寄りの病院で持病の前立腺肥大症の診察がある。その内の6カ月に1回は血液検査があり検査結果を待つので2時間半ほどかかる。血液検査のない時は尿検査と診察だけで短時間で済む。
 今回は血液検査のない診察日だった。8時の開院直後に外来受付を済ませて8時半には泌尿器科外来受付で用紙を貰って尿検査を済ませた。保険証確認の後、泌尿器科に戻るとすぐに診察案内があった。8時45分の診察で簡単な問診と3か月分の治療薬の処方と次回の予約をした。9時過ぎには会計を済ませて駐車場に向かった。
 駐車場料金は60分無料だがそれを超えると110円が必要だ。小銭を準備して駐車券を精算機に挿入した。すると驚いたことに駐車無料の表示が出てバーが上がった。確か60分以上かかった筈だが、多少のオーバーは無料設定なのだろうか。
 朝から得をした気分で駐車場を後にした。

住宅街街路樹の紅葉2024年11月17日

 6時頃にスタートする早朝ウオーキングはこの時期はまだ薄暗い。そのため足元の悪さもあって有馬川土手道を避け、街灯に照らされた住宅街の街路を歩くことも多い。
 今朝も住宅街の中心部の大通りを辿って国道176号線に抜け、国道沿いのいつものコンビニに立ち寄るコースを歩いた。
 住宅街のコミセン前から南に向かって国道に抜ける大通りがある。この辺りにくるとすっかり夜明けを迎えて辺りも明るい。大通りの両脇にはケヤキ並木が続いている。その並木がすっかり紅葉に染まっていた。街路の両脇の路肩には落葉の茶色の帯が縁どっていた。
 今まで気づかなかった身近な紅葉を新鮮なまなざしで見つめ。

公民館地域学習推活動の曲がり角2024年11月16日

 今年度初めての山口公民館運営協議会があった。主要な議題は来年3月末に任期を終える2年任期の公民館地域学習推進員の後任人選である。
 後任人選に当って、従来の運営方法について2点の変更が提案された。①2名以内という公募人数の制限を廃止し、推薦母体の推薦がなく欠員が多くなった場合は欠員数を公募する➁次期の確定した推進員数に応じて講座回数を調整する(7人の場合は15講座、6人の場合は12講座、5人の場合は10講座、3~4人の場合は3~4講座、2名以下の場合は活動休止)
 かなり大胆な提案である。推薦母体方式から公募方式への過渡的移行と思えるが中途半端で結局ジリ貧になりかねない。推進員数に応じた講座回数も選択の余地はないかと思うが、行政サイドの財政がらみの事業縮小の思惑も窺える。
 いよいよ公民館地域学習推活動が曲がり角を迎えたように思えた。

USBメモリー動画のプロジェクター上映2024年11月15日

 10月27日に香櫨園地区社協主催の”こうろえん社協祭”を見学した。多くの活動グループに支えられた香櫨園地区社協の実態に目をみはらされた。当日の会場の一角には活動を紹介する映写コーナーがあり視聴した。その際、香櫨園の会長に映像の提供を依頼し、1週間後に動画を納めたUSBメモリーを郵送して頂いた。
 今週の地区社協執行委員会で約5分半の動画を上映する予定である。問題は私のプロジェクターでうまく上映できるかどうか。これまではノートパソコンのパワーポイントでスライドショーを上映した経験しかない。
プロジェクターとUSBメモリーを挿入したノートパソコンを接続して取扱説明書の操作手順に従って上映を試みたが、上映できない。
 四苦八苦した末にようやくプロジェクター本体の裏側にUSB入力ポートがあることに気づいた。プロジェクターはノートパソコン経由で上映するものとばかり思っていた思い込みが大間違いだった。
 USB入力ポートに差し替えてあっけないほど簡単に上映できた。これならノートパソコンを持参する必要もない。

ふれあい喫茶で市会議員と懇談した2024年11月14日

 今月の地区社協のふれあい喫茶に顔を出した。会場の入口横の壁には今回も「秋」をテーマとしたデコレーションが季節感を漂わせていた。
 今回は特にイベントもない。そのためかいつもより来場者は少なめだった。しばらくすると面識のある市会議員の方が来場された。どこに席を取るか戸惑い気味の様子だった。私にとっても格好の話し相手でもあったので隣席にお誘いした。
 雑談の中で南部各地区の社協や地域の様子を伺った。興味深かったのは各地区の青愛協の状況である。青愛協は小・中学校やPTAとの関りが強く派遣役員も多い。学校行事や地域のイベントでも学校単位の繋がりで支援体制が確立している。PTA役員は派遣が終わった後も専任役員として青愛協を支える人も少なくないという。
 私からも地域活動が「地縁組織から志縁組織へ」という流れを痛感していることを話した。その端的な事例として地域の活動グループに支えられた香櫨園地区社協の話題を提供した。
 様々な人との懇談の場である”ふれあい喫茶”の役割のひとつを実感した。

カード会社からの不正使用の可能性の緊急連絡2024年11月13日

 夕方4時頃に不明な番号の発信者から携帯に連絡があった。怪訝な気持ちで受診すると、契約している個人のカード会社からだった。用向きは、私の個人カードが不正使用された可能性があるのでカードの再発行が必要とのこと。
 不正使用はIDやパスワード経由の深刻な手口でなく、膨大なデータからランダムに数値収集してヒットしたカード番号を読み取るという手口で、それが私のカード番号に該当したということのようだ。その不信アクセスがカード会社の不正検知システムでキャッチされたので緊急連絡となった。
 幸い該当の引き落とし金額は600円と少額だったが、それもカード会社によって返金処理されるとのこと。
 1週間ほどで新しいカードが送られるので使用の切り替えをして下さいと告げられた。電話口の担当者の丁寧で誠実な対応に信頼感を覚えるとともに、カード会社の高度なセキュリティシステムと真摯な顧客対応に安堵した。

塩野七生著「ローマ人の物語27」2024年11月12日

 塩野七生著「ローマ人の物語27」を再読した。この巻はサブタイトルに「すべての道はローマに通ず」と題された古代ローマの”インフラ”を扱った上下二巻の上巻である。この巻ではハードなインフラである”街道”と”橋”及びその使用者たちが克明に記述されている。
 巻頭で著者は、古代ローマのインフラを総合的に取上げた著作が全くないことを指摘し、その理由を現代の学問の専門化とインフラという分野の叙述の困難さをあげている。それだけに著者が古代ローマの総合的なインフラについての著述を書き上げたことの自負が窺える。
 この二巻は、全43巻の中でも極めて異色な構成である。両巻共に上質紙のカラーの図版が30頁、40頁も挟まれている。インフラという叙述の難しい分野をビジュアルに伝えようというコストをかけた試みに脱帽した。それでいて価格は他の巻と同レベルに押さえられている。内容的にも他の巻が人物歴伝風の年代史であるのに対し、インフラを構成する主たるパーツの詳細で総合的な記述である。
 ハードなインフラの基盤である街道を理解する上で30~31頁見開きのローマ帝国最大判図の地図は極めて貴重である。首都ローマが見事に広大な地図の中心に位置している。ローマから全方向に街道がくまなく張り巡らされている。判図辺境の国境沿いには主要な地点に軍団基地が置かれている。「すべての道はローマに通ず」をビジュアルに端的に表現した地図である。