市の高齢者外出支援策2016年07月01日

 市の高齢福祉課から郵送物が送られてきた。「高齢者交通助成割引購入証」といういかにもお役所風の長くて固いタイトルの小冊子だった。
 表紙の注意書に「この事業は、高齢者の外出の機会を支援することを目的としておりますので、表紙に記載された本人に限り有効」とある。冊子には1000円の割引購入証が5枚綴りで納められている。
 割引対象の交通費チケットは、JR、阪神、阪急の電車、バスのプリペードカードやタクシーの回数券などである。割引証1枚1000円を使用して2000円分の対象商品を購入できる。フル活用すると総額1万円の商品を5千円で割引購入できる。但し事前に各交通機関の営業所等で購入証を使用して対象商品の購入やチャージをしておく必要がある。
 民生委員や社協の会合でやまなみバスを利用して市役所本庁周辺に出かけることが多く、hanicaカードをチャージする機会も多い。早速、阪急バス山口営業所で購入証を使用してチャージすることにしよう。

家内の緊急入院?2016年07月02日

 昨晩から家内の体調がすぐれない。年に1~2回発症する持病再発の気配だ。頭がフラフラして嘔吐する。横になったまま起き上がれない。やむなくリビングで着替えせずに就寝した。携帯を手元に置き、何かあったら私の携帯を呼べるようにして2階の寝室に上がった。
 今朝、リビングで目覚めた家内に様子を訊ねた。余り思わしくないようだ。前回も診てもらった最寄りの病院にいくことにした。9時前に病院駐車場でマイカーに家内を残し、病院の車椅子を借りて家内を乗せて受付に向かった。家内の症状を見て看護師さんが迅速な処理をしてくれた。すぐに血液検査やCT、レントゲンを撮り、10時過ぎには担当医の診察を受けた。前回4月にも同じ症状で受診した。そのカルテを診ながら今回はMRIを撮り、入院して点滴をしながら様子をみましょうとのこと。
 一瞬、耳を疑った。前回同様2時間ほどの点滴で帰宅できるものと思っていた。しばらくして看護師さんに付き添われて4階の4人部屋の病室に案内された。入院手続等を済ませた後、11時半頃にMRIの検査があった。予約でいっぱいの検査の合間を縫った緊急検査だったようだ。12時過ぎに病室に戻った家内と入院準備の打合せをした後、担当医の検査結果の説明を聞いた。「前回から特に異常はありません。点滴を終えた後のご本人の症状次第で帰宅可能です」とのこと。ヤレヤレと胸をなでおろした。それでも長時間の点滴には入院は避けられない。
 入院用の備品を整えるため1時前に帰宅した。ところがこういう場合にどこにどんなものがあるか分かっていない。携帯で病室の家内とオンラインで備品捜索をしてやっと整えるありさまだ。2時過ぎに病院に取って返し、備品を渡した後、入院同意書に捺印し入院保証金の支払いを済ませた。3時前にようやく帰宅した。
 不安と安堵が駆け巡った慌ただしい一日だった。明日朝面会開始の10時には病室を訪ねる。病状次第で退院できそうだ。何とか帰路の車中に家内がいることを願うばかりだ。

家内が無事退院した2016年07月03日

 昨日、家内が最寄りのかかりつけ病院に緊急入院した。持病の再発だったが症状が重かったので担当医の判断で即入院となった。時間をかけた点滴が必要ということのようだ。入院手続等を慌ただしく済ませて帰宅した。
 一夜明けた今朝、自治会が着手した資源ゴミ回収の初日である。いつもは家内がやってくれるゴミ出し作業を初めてやる羽目になった。すべての資源ゴミを分別した上でまとめてゴミステーションに10時までに出すことになっている。新聞紙、チラシ、缶ビールのアルミ缶を分別してゴミ出しした。
 面会開始時間の10時を待って病室を訪ねた。今朝から再び点滴が始まったようだが、昨日とは打って変わった元気な家内の顔つきに安堵した。昼前に担当医が姿を見せ、家内の様子をみて退院の判断をしてもらった。昼食を済ませた後、退院準備にかかった。日曜日のことなので会計の清算は明日再訪して処理することになった。
 1時過ぎには家内と一緒に帰宅した。食事の洗い物は済ませたものの洗濯物はいっぱい溜まっている。今回はわずか一日の入院だったが、家内の長い入院生活も無きにしも非ずである。今後のことを考えれば洗濯機の操作位は知っておく必要がある。家内の説明を神妙に聞いて最終スイッチを押した。

真夏の幻想”光のマジック”2016年07月04日

 7月に入り俄かに真夏の気配が漂ってきた。それだけに早朝のヒンヤリ感のある散歩道が心地よい。有馬川土手道を三田方面に北上した。名来橋を過ぎて右手に竹藪を分け入った墓地に入る間道がある。
 8年前のこの時期に昇り始めた真夏の太陽の放つ清冽で若々しい光のシャワーを見つけた。竹やぶの織りなす微妙な間隙を縫って黄色い光が無数の鋭い斜線となって地面を貫いていた。
 以来、この時期にはこのスポットに来るとその再来を求めて竹藪を眺めるのが習慣になった。ところが8年前の光景はよほどの偶然が重なり合って生まれたものだったようだ。以降、二度とその絶景を目にすることはなかった。
 そして今朝の散歩道である。久々の光のシャワーを目にした。8年前の絶景には及びもしないが、竹藪を縫った鋭い斜線が地面を貫く様に素直に喜んだ。

リストバンド型活動量計のその後2016年07月05日

 リストバンド型活動量計「WOWN i5 Plus スマートブレスレット」を入手して10日目を迎える。この間、このツールの色んな機能が分かってきた。結論的にはヤッパリ2980円とは思えぬすぐれものだった。
 「睡眠の可視化」表示もさることながら、スマホとの連携機能がすごい。スマホに入ってくる情報がこのブレスレットにも対応される。スマホで受信するとブレスレットが振動して知らせてくれる。相手がアドレス登録者であればブレスレットのディスプレイに電話マークと一緒に氏名が表示される。ショートメールであればその文章までも表示され、スクロールして全文が読める。
 スマホにインストールしたアプリ「Zeronar」を起動させ、カメラの画面でカメラマークにタッチするとスマホのカメラが起動するとともにブレスレットにもカメラマークが表示される。例えば自撮りする場合は、スマホのカメラを向けて数メートル離れた場所からブレスレットのカメラマークをタッチするとスマホで写真が撮れる。要はブレスレットがリモコンスイッチに早変わりする。
 懸念していたバッテリー消耗度であるが、これも全く問題ない。一週間経ってもディスプレイの時刻表示についているバッテリーマークは三分の一ほどの消耗である。念のため充電したが30分ほどでフル充電できた。従来の歩数計のリチウム電池の交換を思えばあっけないほど簡単で楽々である。問題が全くないわけではない。寝起きが悪い。目覚めて階段を下りたりしているのに歩数計がカウントしない。150歩ほどの動作の後にようやくカウントが始まる。センサーの立ち上がりが悪いのか寝起きが悪いとしか言いようがないが根本的な瑕疵ではないので目をつぶることにしよう。
 とまれ今のところこのコストパフォーマンスの高い優れものツールに大満足である。

知人お二人との偶然の出会い2016年07月06日

 先日、家内の緊急入院に付き添った際に同じ住宅街の知人お二人との偶然の出会いがあった。
 おひとりは、家内が入院した病室前のサロンでお会いした。オヤジ会のメンバーであり、コープサークル・男の料理塾にも参加して頂いたおひとり住まいの高齢男性だった。今、着手している社協分区20年誌関係の資料で分区設立の二期、三期の副分区長でもある大先輩だったことを知ったばかりだ。サロンでしばらく懇談した。「軽い脳梗塞で入院中だが二日後には退院予定だ。入院して体重を数キロ減量できた。いかに日頃いい加減な食生活をしているかが身に沁みた。今後も男の料理塾に参加し自炊するよう心掛けたい。オヤジ会やつどい場にも顔を出すようにしたい」とのこと。おひとり住まいを地域と積極的に交わることで乗り越えようという意欲が伝わり嬉しかった。
 もうひとりの方は、家内の入院手続を済ませて帰宅中の帰路で出会った。民生委員の対象エリアにお住いの軽い認知症の高齢男性である。自宅に戻る間道ですれ違った。以前にも道に迷い自宅とは反対のこの道で保護されたことがある。間道を抜け大通りでUターンして追いついた。車を止めて声を掛けると、すぐに面識のある知人と分かったようで乗車してもらった。助手席でしきりに恐縮し感謝の言葉を口にされる様子によくぞお会いできたものだとその偶然に感謝した。自宅にお連れし、奥さんに声掛けしてお別れした。
 家内の入院というアクシデントが知人お二人との思わぬ出会いをもたらした。これもまた不思議なご縁というほかはない。

介護技術講習”車椅子の移乗介助”2016年07月07日

 ボランティアセンターのボランティア研修会が安心プラザで開催された。日頃ボランティア派遣をしているななくさ白寿荘から講師派遣をしてもらい、「介護技術講習”車椅子の移乗介助”」をテーマに実習中心の研修だった。
 登録ボランティア29名に参加して頂いた。白寿荘からは4名の介護スタッフに来てもらった。自走式とリクライニング式の二台の車椅子を持参してもらいそれぞれの操作方法の説明の後、二班に分かれて二つの実習に移った。
 最初の実習はベッドから車椅子への移乗実習である。スタッフ二人による見本を見せてもらった後、参加者が二人ずつペアになって利用者と介助者の役割を交互に実習した。私のパートナーは年上ながら体重差15キロものヘビーウェイトの方だった。脇に手を入れ抱きかかえた途端に腰への負担が堪えた。介護スタッフの皆さんの腰痛被害の実情を身をもって実感した。
 続いて屋外での車椅子体験に移った。同じパートナーで利用者、介助者の役回りを分担する。こちらもスタッフがそれぞれに付き添って指導してもらう。リクライニング式車椅子を使用した。ハンドグリップの下に二つのハンドブレーキがある。上のグリップを掴んで下に下げると背もたれシートがリクライニングする。段差のある道路などでは使い勝手の良い仕組みである。
 10時から2時間ばかりの研修を終え、締めくくりの挨拶をした。安全使用の上でこまめなブレーキ操作が何よりも大切であることと、将来の利用に当たって介助者の立場になって考えるとくれぐれもダイエットが大切であることなどとコメントした。

国道176号線の通行止め解除2016年07月08日

 先週に続いて昨日も西日本高速道路㈱からのチラシのポスティングがあった。「国道176号線の通行止め解除」のお知らせチラシだった。
 4月22日に発生した新名神高速道路の国道を跨ぐ橋脚の落下事故で2カ月半に渡って西宮北部と三田を結ぶ幹線道路・国道176号線が通行止めとなった。この間周辺地域の住民は多大な迷惑や経済的被害を受けた。国道からの抜け道を求めて間道や生活道路に入り込む車両がもたらす迷惑や、通行止めで車両通行が途絶えた国道前の商店の売上激減の被害である。
 先週のチラシでは7月第3週前半の通行止め解除の予告があった。続いて昨日のチラシでは7月9日午前0時の解除日時が記されていた。78日に及ぶ通行止めがようやく解除されることになった。
 先日、福祉ネット絡みの所用で国道176号線沿いの名来のサンクスを訪ねた。通行止め被害の直撃を受けたお店である。福祉ネットでは行方不明者発生時の地域対応の一環でコンビニエンスストアの協力をお願いした。先日発行の広報紙にその記事を掲載したのでその広報紙をお届けした。面識のできたオーナーの女性と久々に言葉を交わした。「補償交渉は順調ですが、この間の精神的な負担は大変でした」。来る日も来る日も来店客の激減した店舗を維持し続けるストレスは相当なものだった筈だ。それでもようやく見えた明るさに安堵した様子が窺えた。
 今朝の散歩で有馬川土手道を北上し事故現場を見通せる位置から写真を撮った。5月初めにも同じ位置から事故現場を撮影していた。手前の橋脚が斜めに落下していた5月の画像が、今朝の画像ではすっかり修復されて奥の橋脚と一体化しているように見える。

開通直後の176号線事故現場2016年07月09日

 雨の中の早朝散策だった。外出予定のない日の散策は足を伸ばさねばならない。新名神高速道の橋桁落下事故の現場に向かった。
 今朝の0時から国道176号線の通行止めが解除された。有馬川土手道から見える176号線の交通量は昨日までとは打って変わって増えている。沿道のサンクス名来店の駐車場も数台が駐車し賑わいが戻っている。雨に濡れた舗装路さえも潤いをもたらしているかにみえる。
 名来橋を渡り国道に出て国道沿いの歩道を三田方面に向かった。昨日まで頑丈にガードされていた落合橋手前の通行止めの工作物は撤去されて跡形もない。ガードマンがひとり所在なげに立哨していた。
 事故現場を見通せる地点にやってきた。今も工事中の雰囲気を漂わせた橋脚が横断する真下を何事もなかったかのように車両が行き交っている。こうして死傷者を招いた大事故の痕跡が着実に風化していく。

とと姉ちゃんと花ちゃん2016年07月10日

 花ちゃんは「とと姉ちゃん」が好きだ。花ちゃんの母ちゃんは朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」を欠かさず観ている。母ちゃんから片時も離れない花ちゃんも一緒にみることになる。いつの頃からか番組のオープニング映像を花ちゃんが夢中になって見るようになったという。
 何気なくみていたが、そう思ってみると確かにいかにも花ちゃん好みの映像である。宇多田ヒカルの軽快なテーマソングに合わせて流れる映像は動く絵本そのものだ。鮮やかな色合いの大きな画像が次々と流れるように展開する。ようやく色や形や音を識別し始めた頃の乳幼児にはもってこいのシーンなのだろう。
 花ちゃんの両親が毎日のように花ちゃん画像をオンラインで送ってくれる。先日の画像は「とと姉ちゃん」映像を見つめる花ちゃん風景だった。テレビ前のセンターテーブルに両肘をついて食い入るようにオープニング映像を見つめている。ちょっぴり生意気な風情の後ろ姿が正面の画像との対比でいかにも愛らしい。稀にみるヒット画像であった。