北方謙三著「岳飛伝十三(蒼波の章)」 ― 2026年07月27日
梁山泊水軍の指揮官・李俊は、南宋の手に落ちていた沙門島の奪回に成功する。それは梁山泊の統括・宣凱を中心とす聚義庁の沙門島放棄という誤った判断をカバーするものだった。この巻では梁山泊の世代交代の実像が語られる。宣凱、張朔、王貴という聚義庁の新世代のリーダーたちを李俊や史進などの旧世代が巧みにサポートする様が見事である。作者の「老い」や「世代交代」という視点の確かさに共感する。
金国に即位した海陵王は梁山泊の聖地ともいえる子午山に進軍したことで史進の逆鱗に触れ蹴散らされる。更に海陵王は中華統一の野望から南宋にも進軍するが、南宋軍の総帥程雲に敗れ、金軍総帥兀朮の助けで帰参する。
南方では辛晃の南宋軍が破れ、秦容・岳飛軍が、南宋軍の拠点・景曨を占拠しここを拠点に南宋進軍の準備を着実に進める。
金国に即位した海陵王は梁山泊の聖地ともいえる子午山に進軍したことで史進の逆鱗に触れ蹴散らされる。更に海陵王は中華統一の野望から南宋にも進軍するが、南宋軍の総帥程雲に敗れ、金軍総帥兀朮の助けで帰参する。
南方では辛晃の南宋軍が破れ、秦容・岳飛軍が、南宋軍の拠点・景曨を占拠しここを拠点に南宋進軍の準備を着実に進める。

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