1年半ぶりの娘とのドタバタ再会2006年09月07日

 カナダから娘が帰ってきた。1年の約束で語学留学するといって昨年4月に出発して以来、半年間の延長を経て、ようやく帰国した。
 妻と二人で関空まで出迎えた。エアカナダのバンクーバー発の搭乗機は14時20分の到着予定である。14時30分に1階の到着ロビーに着いた。到着便案内の電光掲示板を確認する。表示されている筈の搭乗機の便名がどこにもない。泡を食って近くの案内カウンターに尋ねる。
 「その便は事情は分りませんが、フライトキャンセルになっています。こうした場合は、搭乗者は次の便か翌日の同じ便に振り返られる場合が多いようです。詳しくは4階のANA出発カウンターでサポートしていますのでそちらでお尋ね下さい。」 こちらの狼狽ぶりとは対照的に「よくあること」風の落ち着き払った応対である。すぐさま4階に駆けつける。
 「搭乗者名簿までは分りませんが、16時40分着予定のバンクーバーからの臨時便が出ていますので、恐らくそちらに振り返られた可能性があると思います」 
 昨年9月に、夫婦でトロントの娘を訪ねた。その時も関空発のエアカナダ便が整備不良で1時間半の遅れとなった。バンクバーでのトランジット便が間に合わず、振替便でトロントに到着した時は、予定を3時間遅れていた。その間、娘はトロント国際空港で連絡が取れないまま待つ羽目になった。因果は巡る。今度は我々が3時間近くを待つことになった。
 レストランの生ビールセットとケーキセットで時間を潰し、16時30分頃早目のつもりで再び到着ロビーに向かった。電光掲示板にはバンクーバー発エアカナダ便の「通関中」の文字が点滅している。出口からは、既に続々と乗客が出てきている。ヤバイ!到着便が早くなったようだ。
 周囲を捜すと、大量の荷物を積上げたカートを押してくる娘と出くわした。待ち受ける私たちの前に出口から現れた娘と1年半ぶりの感動的な再会というシーンの筈だった。ごった返す人ごみの中での出会い頭の再会だった。

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