山口ボランティア・ガイド2010年05月08日

 金仙寺口バス停に、さくらやまなみバス10時38分着のバスが到着した。数人の乗客がすぐ南のコンビニ駐車場に向かっている。駐車場で男性1名と女性4名のグループと合流して挨拶を交わす。西宮市のポータルサイト・西宮流ブログで交流のあるものの、全員初対面の皆さんだ。
 ブログを通じて今日の彼らの山口散策の現地ガイドをお引き受けした。将来、山口のボランティア・ガイドのサークル発足につなげたい私にとっても貴重な初めてのガイド経験になる。また一週間後に控えた公民館の「風土記探訪講座」の話題を提供してくれるに違いない。
 バス停北側の旧街道入口を起点に細木邸、山口センター、山口町郷土資料館、銭塚地蔵、明治橋、御旅所、宮前通り、公智神社、さくらトンネル、今西邸、正明寺、名来墓地先の西国巡礼街道跡を巡り、昼食会場の「猿蟹合戦」に到着したのは1時過ぎだった。2時間20分の散策コースだった。
 途中、銭塚地蔵ではおりしも花まつりということでお堂が開放され、地元の世話役のおばあさんたちの茶菓の接待があった。あま茶と大福もちの接待を受けるというハプニングに恵まれた。ただ帰路のやまなみバスの時刻表の事前チェックを怠ったこともあり、昼食会場すぐ近くのバス停「名来北」では、発車直後のバスを見送るという憂き目にあった。次のバスまでの1時間をマクドナルドでお茶をし、下山口発15時26分のバスでお見送りした。
 今後の現地ガイドを考える上でいくつかの課題が分かった。ひとつは郷土資料館が土曜日で休館していたことだ。展示中の壇尻を見学できなかったことはとりわけ残念がられた。資料館の土日開館はぜひ実現してもらいたい。いまひとつは2時間余りの散策途中での休憩ポイントの設定である。公智神社境内ベンチでの休憩は取ったが、他は殆ど歩き通しだった。更にゴール地点の名来北バス停での時刻表を念頭に置いたガイドの大切さも痛感した。1時間に1本のダイヤに心しておかねばなるまい。おそらく参加者の皆さんの今日の西宮流ブログにはこの散策のコメントがあるに違いない。それらも参考に今後のガイドに活かしていきたい。いずれにしろ私にとっての初めての貴重なそして和やかなボランティア・ガイドが終わった。