福祉フォーラム、受講者の声2018年12月21日

 4回目の福祉フォーラムは過去最高の118名という受講者で幕を閉じた。受講者アンケートも92枚(回収率78%)を数え、異例の多さで講演に対する関心の高さを窺わせた。以下、受講者アンケートの集計から受講者の声をまとめておきたい。
  受講者概要では福祉ネットの対象エリア在住者が66%と多数であるが、山口の旧地区等エリア外が34%あり、このフォーラムが山口地区全体に浸透定着してきたようだ。男性37%、女性63%の割合はこの種の地域講座としては比較的男性の受講が多かったように思える。年齢構成では60代以上の高齢者が76%と圧倒しているが、50代未満も21名受講があった。
 講演内容の評価では「良かった」「普通」「不満」の選択の内、「良かった」が96%と異例の高さだった。これは記述式の「フォーラムの感想」でも「講師のソフトで実体験も交えた分かりやすい話に共感した」等の講師に対する評価が多数あったことが裏付けている。
 「フォーラムの感想」で注目すべきは「認知症当事者と介護家族への地域の関わり方の大切さがよく分かった」というコメントの多さだった。これこそ今回のフォーラムの主催者の意図したものであり「我が意を得たり」の感が強かった。
 「今後取り上げてほしいテーマ」では、「もう一度松本講師の講演を」「認知症で家族介護ができなくなった時の対応」「この地域での認知症治療の診療所や窓口についての紹介」「地域包括ケアの在り方」等のコメントが目についた。その他「共働きが一般的な環境での子育て」「不登校の児童を持つ保護者向けの講座」「障がいのある乳幼児の保護者支援」「発達障害の現状と対応」等の子育てに関わるニーズが目についた。