弟の告別式・・・若々しい遺影ときれいな死に顔。 ― 2024年03月01日
家内と一緒に弟の告別式に参列した。開式の1時間前に東加古川大和会館に到着した。開式前の控室には遺族と親族と知人ご夫婦合わせて18人の姿があった。故人の遺言通り家族葬として営まれたため簡素な祭式となった。
1時30分定刻に故人と懇意だった住職によって告別式が始まった。祭壇には10年ばかり前に撮られた若々しい笑顔の遺影が参列者に慰めをもたらしている。合間に参列者の焼香が促され、読経が終わった。
棺が祭壇から降ろされ参列者の故人との最後のお別れとなった。供花の切り花を顔の横に納めた。二日前の死亡直後に弟宅で対面した時の顔は入歯も外され生前の面影からは遠いものだった。棺に眠る目前の顔は入歯も装着し薄化粧も施され遺影を偲ばせる若々しさが漂っていた。額に掌を当てて弟との最後のスキンシップを行った。遺体を覆うドライアイスがもたらす額の冷たさが否応なく弟の死の現実を突き付けた。
親族の男性と一緒に棺を霊柩車に運び入れた。遺族用のタクシーに同乗して加古川市内唯一の斎場に向かった。市の北端の霊場の中に建つ斎場に25分程で到着した。炉の前に運ばれた棺がスライドして炉の奥に滑り込む。炉の扉が閉ざされ、故人と現世との別れ瞬間が訪れる。参会者たちと斎場の控室で雑談を交わしながら1時間半を過した。
再び炉の前に集合した参会者たちの前に、故人が無機質な物質となって横たわっている。係員が遺骨の解説をしながら、参会者に備え付けの箸で遺骨片を骨壺に納めるように促す。「骨上げ」を終えて祭式会場に戻った。式場で同じ住職による初七日法要を兼ねた還骨法要が営まれた。
法要を終えて参会者の皆さんと挨拶を交わして帰路に就いた。自宅に戻ったのは夜8時前だった。最も身近な肉親の双子の弟との別れの儀式を滞りなくそして感慨深く過ごした。
1時30分定刻に故人と懇意だった住職によって告別式が始まった。祭壇には10年ばかり前に撮られた若々しい笑顔の遺影が参列者に慰めをもたらしている。合間に参列者の焼香が促され、読経が終わった。
棺が祭壇から降ろされ参列者の故人との最後のお別れとなった。供花の切り花を顔の横に納めた。二日前の死亡直後に弟宅で対面した時の顔は入歯も外され生前の面影からは遠いものだった。棺に眠る目前の顔は入歯も装着し薄化粧も施され遺影を偲ばせる若々しさが漂っていた。額に掌を当てて弟との最後のスキンシップを行った。遺体を覆うドライアイスがもたらす額の冷たさが否応なく弟の死の現実を突き付けた。
親族の男性と一緒に棺を霊柩車に運び入れた。遺族用のタクシーに同乗して加古川市内唯一の斎場に向かった。市の北端の霊場の中に建つ斎場に25分程で到着した。炉の前に運ばれた棺がスライドして炉の奥に滑り込む。炉の扉が閉ざされ、故人と現世との別れ瞬間が訪れる。参会者たちと斎場の控室で雑談を交わしながら1時間半を過した。
再び炉の前に集合した参会者たちの前に、故人が無機質な物質となって横たわっている。係員が遺骨の解説をしながら、参会者に備え付けの箸で遺骨片を骨壺に納めるように促す。「骨上げ」を終えて祭式会場に戻った。式場で同じ住職による初七日法要を兼ねた還骨法要が営まれた。
法要を終えて参会者の皆さんと挨拶を交わして帰路に就いた。自宅に戻ったのは夜8時前だった。最も身近な肉親の双子の弟との別れの儀式を滞りなくそして感慨深く過ごした。
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