自然が織りなす幻想の世界2009年12月02日

 昨日に続いての快晴に浮き立つ気分で朝の散歩に向った。今日はいつもの有馬川を北に隣町の平田に向うコースを取った。有馬川沿いの歩道にやってきた。前方の景色がいつもと違う。遠くの三田の山並みと手前の川面の間の景色がすっぽり抜け落ちている。いや白いベールに包まれている。
 自然界が創り出す珍しい現象なのだろう。天候や気温や湿気や地形が微妙に織り成して生み出した貴重な風景だった。名来橋の袂を右に折れかっての巡礼街道であった農道に出た。三田の山並みと平田の稲田が見張らせる絶好のビューポイントである。日の出前の冷え冷えとした透明な風景の真中を、濃霧が雲海のような帯を締めていた。
 平田の稲田を貫く農道にやってきた。雲海の正体である濃霧のベールの端が間近に迫っている。規則正しく建ち並ぶ電線の鉄塔が彼方に向うにつれて霞んでいく。美しくも幻想的な景色だった。

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