平尻道の起点探しと振り分け地蔵2015年08月03日

 道場散策講座を準備する過程で平尻道の起点が気になった。郷土史の大家・橋本芳次氏の「平尻道の地図帳」によれば平尻道の西の起点はこの街道と三田(有馬)街道との合流地点である「平田の清水の辻」になると推測される。その辻に設置されていたのが先日の散策下見で正福寺境内で確認した「振り分け地蔵」である。その地蔵尊をみてあらためて設置されていた筈の清水の辻が気になった。
 今朝の早朝ウォーキングで清水の辻の探訪に出かけた。「地図帳」では有馬川に架かる道場平田の落合橋の東詰めの竹藪の北側に清水の辻があったとされる。その地点を訪ねたが今はそれらしき街道の合流は見当たらない。最寄りの民家の庭先の畑で収穫中の同年輩のオジサンに声を掛けた。この町の生まれだというオジサンの口からも耳寄りな情報は得られなかった。ただ雑談の中で平田稲荷神社の注連縄の祭礼が、その年の3才児を集めて毎年2月三日の節分に行われるという情報が得られた。
 朝の散策もテーマがあればなお楽しい。