2022年元旦風景2022年01月02日

 コロナ禍で明け暮れた2021年が幕を引き、晴れて2022年の元旦の朝を迎えた。
 元旦と言えど律儀な性格が日常生活のルーチンの例外を許さない。朝6時にはいつものように早朝ウォーキングに出かけた。街路にでると前夜の降雪がうっすらと白いヴェールを被せていた。高台の住宅街の縁からは麓の市民農園の雪景色が見えた。この冬初めての雪景色だった。
 7時半頃に帰宅した。リビングには起きたばかりの花ちゃんも含めて三家族7人の姿があった。おせちやお雑煮やばあちゃんの卵焼きの元旦朝の食卓が整った。私のお膳にはお屠蘇もついている。新年の挨拶を交わした後、2022年初めての朝食が始まった。
 食事の後の寛ぎを花ちゃんの無邪気な振る舞いが一同を和ませた。年末から花ちゃんは母ちゃんの家事のお手伝いをして1回10円のお駄賃を貰えるというきまりを楽しんでいる。前日に久々に再開したおじちゃんにもようやく馴染んでいる。そんなおじちゃんからは肩たたきというお手伝いが提案され、喜んで応じていた。おじちゃんが「10円玉がない」と口にした時、花ちゃんがお「札でもいいよ」と応じて大人たちの笑いを誘った。
 10時過ぎには花ちゃん一家が父ちゃんの京都の実家に向かい、息子の嫁も姫路の実家に戻った。2時頃には夫婦二人で公智神社に初詣二出かけた。拝殿前の階段には参拝客が列をなしていた。
 ひとり残っていた息子は友人たちとの呑み会に出かけていた。老夫婦二人のいつもの静かな夕食を終えた。