認知症サポーター養成講座の講師デビュー2022年09月23日

 1月にキャラバンメイト養成講座を修了して晴れて認知症サポーター養成講座の講師資格を取得した。その後会員である地元老人会での講座開講が決まった。
 認知症サポーター養成講座については予てから関心が深かった。2025年問題のコアの部分に認知症の地域支援があると理解している。地域支援の最大の課題が地域住民がどこまで幅広く認知症の理解があるかという点である。そのためにも養成講座の定期的な開催が欠かせない。
 キャラバンメイトとしての初めての講座が自治会館で始まった。j受講者は直前に開催されていた老人会役員会の役員を始めとした会員15名だった。事前に作成していたパワーポイントデータによる教材を作成していた。今後の講座開催に備えて購入した自前のプロジェクターによるプレゼンである。市社協からも受講者向けの10点もの教材や資料を手配してもらった。予定時間は約80分である。
 過去何度か認知症サポーター養成講座を受講したが、講師は介護施設や地域包括のケアマネさん等の専門職だった。講座内容は専門職らしく認知症の知識や介護技術中心の内容だった。キャラバンメイトの殆どは養成講座でも民生委員や地区社協役員は私だけで専門職対象の研修だった。それだけに認知症の地域支援の現場からの視点での地域住民への情報提供が不十分と思われた。
 そうした視点でのパワーポイント教材を時間をかけて作成し、講座でも認知症の「基礎知識」と「サポート」に分け、サポートにウエイトを掛けた内容に工夫した。開始20分で「基礎知識」を終え、休憩時間後に30分程「サポート」について想いを伝えた。約60分の講座を終えて幾つかの質疑を受けて終了した。
 初めての認知症サポーター養成講座の講師をまずまずの出来栄えでデビューを飾った。