田中芳樹「銀河英雄伝説7」2025年10月07日

 田中芳樹著「銀河英雄伝説7」を再読した。前巻では同盟の年金生活者だったヤン・ウェンリーが同盟政府と帝国高等弁務官の企みで命を狙われるが、かつての部下たちの工作で辛うじてハイネセンを脱出する顛末が描かれた。
 ハイネセンから脱出したヤン・ウエンリーは部下たちと共に僅かな艦隊を率いて宇宙を放浪していた。同じ頃ラインハルト皇帝率いる銀河帝国は、全宇宙の統一を目指して自由惑星同盟本土ハイネセンへの侵攻を宣言する。
 ヤン・ウエンリーは帝国軍に対して圧倒的に不利な戦況の局面打開のためかつて放棄したイゼルローン要塞の回復という起死回生策に着手する。ペテンともいえる奇策によってヤンは要塞の最奪取に成功する。
 同じ頃に帝国軍と同盟軍は最期の艦隊戦を繰り広げ、帝国軍の勝利の内に終結する。ハイネセンは高等弁務官による間接統治から帝国の直轄統治に移行する。
 帝国軍皇帝ラインハルトはイゼルローン要塞に寄って立つヤン艦隊との決戦を決意し二人の英雄の最終決戦の機は熟した。