五分咲の桜ノ宮公園で現役同期の花見会2017年04月04日

 毎年この時期に現役時代の同期のお花見会が開催される。場所は大阪の天満橋駅の大川を挟んだ向かい側の桜ノ宮公園である。過去6回ほど開催されているようだが、地域行事と重なって私は今回2回目の参加だった。
 ほとんど出かけることがなくなった大阪の喧騒を愉しみながら天満橋駅で下車した。京阪シティモールの食品売り場でお花見弁当を、会場近くのコンビニでビールを調達した。弁当とお酒は各自持参がこの会の習わしである。天満橋北詰から公園に入り仲間たちをさがして西に向かった。五分咲のさくら並木がなんとかお花見の風情を醸していた。
 ほどなくブルーシート前で缶ビールを手にした二人を見つけた。追加ビールを調達しに行った幹事役も戻り、遅参のメンバーも加わって最終的に総勢8人の旧友たちが顔を揃えた。各自の近況、旧友の訃報、現役時代の思い出話が相次いだ。そんな中で最も盛り上がったのが寄る年並みにふさわしい健康問題である。認知症予防の対策やら健康番組の実践やらでいかに健康を維持しているかの談議に花が咲いた。
 夕方の地域の会合が待っていた。2時過ぎに仲間たちに別れを告げて一足先に帰路についた。

傘寿間近の知人の悠々たるつれづれ2017年03月26日

 現役時代の知人で労組活動の先輩でもある知人から著作を贈って頂いた。まもなく傘寿を迎えようという年配で悠々自適の中に尚社会法人の理事等を引き受けながら地域と関わっておられる。そんな日々のつれづれを綴った自費出版の著作である。
 労組活動、流通業での職場復帰、リタイヤ後の民生委員等の地域活動という彼の経歴は私の人生の軌跡に重なる部分が多い。それだけに綴られた想いは多くの点で共感できる。著作は端的に言えば「日本の政治状況に対する憂い」と「終活の勧め」ということだろう。
 日本の政治状況については、市場経済のグローバル化の果てに貧富の格差が極限にまで及んいる。その貧困と格差社会を招いた新自由主義政策の背景と経過が丁寧に述べられ、その延長線上のアベノミクスがめざす危険な「原発推進」「兵器産業振興」と「国家主義の復活」の潮流が指摘される。富が少数者に集中する経済構造は貧困層の劇増による社会負担の減少と福祉需要の増大をもたらし社会保障財源の破綻の危機が迫っている。2025年問題はこれに拍車をかけ絶望的な超高齢社会の到来が予想される。
 もうひとつのテーマは著者にとっても身近な問題である「終活」である。煎じ詰めれば「死と向き合い、受け止め、準備する」ということ。そのための「エンディング・ノート、遺言書、遺産相続、葬儀の準備」が促され、健康寿命を延ばし認知症リスクを予防する実践的な心得が説かれる。それぞれに各種のノウハウ本でも入手できる情報もあるが、著者の実践に裏付けられた情報だけに説得力を持っている。
 傘寿間近の知人の悠々たるつれづれの日々を垣間見た。

中学旧友の郷里の郷土史の労作2017年02月03日

 レターパック便が届いた。開封すると待っていた書籍がでてきた。タイトルは「飾磨の歴史書 飾万里基解録(しかまのさときかいろく)――伝承と史実――」とある。
 一週間ほど前に3年ぶりの中学校同窓会に参加した。その時に出会った旧友のひとりから「郷里の郷土史を永く研究しており、このほどその成果を出版した」という話を聞いた。私も故郷を離れて在住の山口町の郷土史をテーマとした公民館講座を15回続けている。話が弾み「出版の書籍をぜひ分けてほしい」と頼んだところ快諾してもらった。その書籍が届いたのだ。
 同窓会のその日のうちにしたためられた挨拶書面が同封されていた。それによると彼が代表をつとめる「飾磨津を語る会」の平成26、27年度の活動成果のようだ。A4、80頁に及ぶ冊子である。書籍の内容は古文書「飾万里基解録(神戸大学付属図書館住田文庫所蔵)」の解説のようだ。出典の「飾万里基解録」は、江戸中期の寛延二年の古文書で、卒業中学校の校区に相当するエリアの地誌ともいえる内容のようだ。ざっと目を通しただけで綿密な考察によるレベルの高い著作のようだ。
 老後の楽しみができた。時間を見つけて読み継ぎたい。

3年ぶりの中学同窓会2017年01月23日

 昨日12時から15時まで出身地の姫路で中学校の同窓会があった。クラス会は昨年6月にも開催されていたが学年全体の同窓会は3年ぶりだった。
 11時20分頃にJR姫路駅南口に降り立った。会場の送迎バスが待っていたがよく知った道のりを歩いていくことにした。旧友たちの驚きをよそにすっかり変わった街並みを眺めながら南に向かって約15分を歩いた。市役所のほぼ西側に位置している会場・北京閣別館には開会25分前に到着した。
 懐かしい面々と挨拶を交わしたり歓談したりして開会を待った。なかでもある旧友と貴重な懇談が交わされた。彼は出身中学の学区を対象に郷土史研究を続けているという。在住の山口町の郷土史をテーマとした公民館講座を15回続けている私とは同好の士である。大いに話が弾んだ。彼はその研究成果をこのほど出版したとのことだ。ぜひ分けてほしいと懇願したところ在庫を確認して可能なら送付するという嬉しい回答をもらった。
 開会時間になって恒例の集合写真の撮影となった。旧友のひとりは今も現役の写真屋さんである。彼のプロのような?指示に従ってワイワイと時間をかけた撮影を終えた。これはこれで恒例のイベントになりつつある。
 今回の出席者は51名である。男性33名、女性18名の内訳はいくつになっても家事を抱えた女性の出席の難しさを物語っているようだ。出席者は第一回の還暦同窓会が74名で3年前の二回目も51名のだったとのこと。卒業55年後の同窓会としては多い方ではないか。11人の世話人に準備を整え開会にこぎつけてもらった。お世話になりました。
 冒頭の物故者への黙祷、世話人代表の開会挨拶、乾杯と続き会食・懇親に移った。同じクラスの仲間たちが円卓を囲む。中華料理に舌鼓し同じ円卓の旧友たちと歓談しながら杯を重ねた。たっぷり2時間半以上の会食の後半は席を立ち円卓巡りをしながら語り合いたい友を見つけては歓談を重ねた。男女を問わずご近所の小学校以来の幼馴染みとの語らいが懐かしい。とりわけ思い出を共有し合った女の子(当時の)たちとの語らいは今尚心ときめくものがある。
 3時には宴席はお開きになった。この後市内の繁華街での二次会も準備されている。残念ながら私自身は翌日の高齢者対象の100名規模のお食事会を控えている。開会挨拶の草稿も準備が必要だ。2時間の道のりも考慮し二次会参加は断念し、姫路駅前で送迎バスを下車した。今後とも3年に1度くらいの頻度で開催される気配もある。次回を楽しみにしながら帰路についた。

老人会の新年互礼会2017年01月19日

 所属している老人会の新年互礼会に参加した。住宅街の丁目毎に組織された老人会の互礼会である。参加者はご近所の面識のある方ばかりだ。10時半に最寄りの公園前に集合し21名の参加者を乗せて会場の送迎バスが出発した。
 約30分で到着した会場は六甲山系のひとつである社家郷山に建つ「六甲保養荘」である。さくらやまなみバスで南部を往復した時かならず停車する「かぶとやま荘」停留所前にある。いつも車中から眺めるだけだった建物に初めて入館した。ちなみに「かぶとやま荘」はバスロータリーの北の山側のすぐ上に建っている。
 昼食会場に荷物を置いて食事前の入浴に向かった。温泉浴場に入った途端に目にした窓越しから望む絶景に目を見張った。目前の甲山の全貌を包むように六甲山系の山並みが広がっている。山並みの向こうには西宮の町並みが望める。絶景を愉しみながらたっぷり温泉に浸かった。
 12時から互礼会が始まった。舞台付の宴会場の左右のテーブル席にちょうど半々の男女が着席した。会長の挨拶のあとの乾杯で入浴直後の美味しいビールにようやくありついた。鴨のひとり鍋、天ぷら、お刺身などの和定食を肴にご近所さんたちと歓談しながらグラスを重ねた。
 1時からは恒例のカラオケタイムである。たっぷり2時間参加者たちの自慢の持ち歌が披露された。今や老人会の催しにはカラオケは欠かせない。自分が主役になれる貴重なひと時なのだろう。最後に舞台前で集合写真に納まって互礼会がお開きとなった。送迎バスが予定時刻の3時半には出発地に到着しほろ酔い気分で降り立った。

旧友との恒例の懇親会2016年12月17日

 毎年12月には高校時代の旧友k君との懇親の場を持っている。毎回交替でそれぞれの足場のある姫路と三宮で会場を準備する。昨日はK君が姫路の老舗ステーキ店「千寿」を用意してくれた。
 11時半にJR姫路駅南口で落ち合ってK君のマイカーで千寿に向かった。広大な敷地に建つ風情のある純和風の木造店舗である。駐車している間に中居さんの玄関先での出迎えがある。玄関に入ると今は一線を退いた年配の女将が待っていた。K君とは30年来の馴染みのようだ。「予約簿を見てお待ちしていました」とのこと。お馴染さんの来店の際に顔を出すことが今の女将の大切な時間になっているようだ。
 こうしたやりとりを目にしながらK君の歩んだ人生との違いをあらためて想った。30代で脱サラし不動産事業に転じた。順調に事業を拡大し実業家として成功し今尚現役である。老舗料理店の利用は彼の事業活動の一環なのだろう。タイプの違った二人だが高校時代はなぜか気が合っていつもつるんでいた。5年前に同窓会で50年ぶりに再会し、意気投合して年一回の懇親の場を持つようになった。
 格式のある老舗料理店も格式だけでは維持できない。今はできるだけ敷居を低くして来客確保に努めている。ランチタイムはその格好の場のようだ。和風座敷を改装して中央に鉄板カウンターを設置し目の前で焼いてもらえる。K君が老舗メニューとしてはリーズナブルなランチメニューをオーダーした。費用負担は割り勘という約束を念頭に置いた私への気遣いが窺えた。突き出し、野菜サラダ、スープ、野菜とステーキの鉄板焼きと続き最後にステーキの端切れを焼きこんだチャーハンという老舗の味を堪能できる献立だった。
 体調不良で酒は控えているというK君はノンアルコールで、私の方は焼酎お湯割りでグラスを重ねた。いつもながら日常生活での関わりのない間柄の旧友との会話は気の置けない楽しいものだった。思う存分にホンネが吐露できる。次回の夫婦連れの懇親を提案したがK君は乗り気ではない。ホンネを語り合えることこその二人の懇親ということのようだ。それはそれで共感できるものだ。1年ぶりの3時間余りの懇親会だった。3時半頃の姫路発の新快速電車で帰路についた。

後輩たちに「私の半生記」を語った2016年11月17日

 労組リーダーの後輩たちへの講義の機会を与えられ出かけて行った。会場は会場は学生生活を過ごした岡山市北区にある労働団体の中央教育センター・友愛の丘である。同じ北区とはいえ平成の大合併で会場のある福渡地区はJR岡山駅から電車で40分ほどの津山線沿いの農村地帯である。福渡駅からタクシーで未来塾と銘打たれた研修会の会場に到着した。案内された部屋には、旧来の知人である
塾長をはじめスタッフ4人と9人の塾生が待ち受けていた。
 A41頁に私の半生記を箇条書きでびっしり記したレジュメを配布した。5時5分に開始した講義の持ち時間は60分である。71年の人生を語る60分がスタートした。少年時代、青春時代、社会人、リタイヤ生活と順調に話を進め、最後の「伝えたいこと」を語った。①志と文明観を持ってほしい。イギリスのEU離脱やトランプ現象はグローバル資本主義というアメリカ文明(パックス・アメーリカーナ)の終焉と転換を意味しているのではないか。②多様な価値観、考え方を肯定する生き方が必要。排除でなく包み込むこと。それが多くの情報を引き寄せ、多様な人脈をつくり、困難に対応する多様な引き出しを準備する。③「かけがえのない」を大切に。自分しかできないこと、自分だからこそできることは何か。自分を見つめるまなざし。④あるがままに。現実を受けとめ現実に向き合う。時にあるがままの自分をさらけだす。④因縁生起。因(種)があり、縁(環境・条件)で育てられ今がある。今をあるがままに精一杯生きる。6時5分にはピッタリ講義を終えた。手前味噌ながら納得できる手応えのある講義だったと思う。
 鍋料理を囲んだ夕食懇親会が始まった。明日の冒頭の講義のため旧知の前産別組織会長が合流した。塾長も含めて久々に痛飲しながら旧交を温めた。食後には引続き車座懇親会が待っていた。子ども世代の後輩たちとも懇親を深め11時前にようやくベッドに入った。
 翌朝目覚めたのは7時半を過ぎていた。久々の痛飲がいつもの早朝の目覚めを奪っていた。7時半の朝礼参加を表明しておきながら不覚にも遅刻をして途中からの参加になった。朝食後のは会場周辺の丘陵地を散策し、9時15分に手配のタクシーで帰路につき最寄り駅に向かった。

久々の中学クラス会2016年06月14日

 中学時代のクラス会に参加した。3年4組のいつものメンバー13人が姫路城近くの料理屋さんに集まった。3年前に学年の同窓会が開催された時、同じテーブルを囲んだクラス仲間たちでクラス会開催を約束した。以降、不定期に何度か開催され、今回は1年3カ月ぶりの久々の開催だった。
 乾杯の後は各自で会食しながら自由に懇親する。その後席を移して思い思いに旧交を温める。郷里を離れて50年近い。ふるさとの消息を知る機会も極めて稀である。このクラス会がその貴重な場となる。昨年は常連メンバーのひとりが亡くなった。幼なじみたちの訃報を耳にすることも多くなった。今はなくなった懐かしい英語塾の話題に盛り上がったりもする。
 あっという間に2時間半ばかりが過ぎてお開きになった。最後に久々に集合写真を撮った。女性6人男性6人の星霜を経たいい笑顔が並んでいる。ほとんどの参加者が二次会に繰り出すようだ。夕方に人と会う予定があり、後ろ髪を引かれながら帰路に就いた。

旧友宅の花まつり2016年05月09日

 一月ほど前に高校時代の親友K君から連絡があった。毎年年末に旧交を温めている友人である。昨年末に会った時、彼の自宅で毎年行われる花まつりが話題になり、ぜひ一度お参りしたいと伝えていた。連絡はその案内だった。
 昨日の日曜日がその花まつりの日だった。彼の自宅は姫路にある。私の実家のお墓のある名古山の近くでもある。お彼岸の墓参に行けなかったので早目に自宅を出て墓参りをした。家内と一緒にお墓掃除や草抜きを終えてお勤めをした。墓石の背景に修理を終えた白亜の姫路城が望まれた。
 K君宅に10時過ぎに到着した。高校時代に何度か訪ねた茅葺家の旧家は今はない。当時の畑だった場所に建てられた大きな屋敷に招かれた。仏壇横の床の間に蓮華の花に覆われた花御堂が設置されている。その中の甘茶を満たした桶にお釈迦様の誕生仏が据えられている。甘茶を仏像にかけてお参りをした。
 聞けばこの行事は150年くらい前から営まれているという。K君の曾祖父が始めた法会が今尚受け継がれている。朝から同じ寺の門信徒、ご近所さん、親族、知人友人たちが入れ代わり立ち代わりお参りする。主人であるK君はそのつど抹茶や煎茶を振る舞いながら接待する。奥さんも茶菓子の手配や茶器の入替えなどに余念がない。
 寺院でもない一般民家が4代150年にも渡ってこれほどの法会を継承するのは並大抵ではない筈だ。男児に恵まれなかったK君だが一人娘にようやく男の子が誕生した。「この法会を継承してくれる男児の孫誕生に主人が一番ほっとしている」とは奥さんの弁である。12時前にK君宅を辞した。

旧友たちのそれぞれの老後2016年02月27日

 市役所隣接の会場で民生委員会広報部会を12時に終えて、すぐ近くの阪神西宮駅に向かった。12時半に三宮駅前の東急ホテルのレストランで懐かしい面々とのランチの約束があった。予定時間ぎりぎりに到着したレストラン奥の席には、現役時代の労組役員だった頃の業界仲間4人の顔ぶれがあった。バイキングや和食の懐石風お重を注文し、生ビールで乾杯した後、恒例の近況報告となった。
 70代後半の長老のYさんは永く携わった民生委員を退任し福祉法人の理事の傍ら地域で福祉ニュースを発行し今尚地域貢献の活動に余念がない。同世代のOさんは立ち上げた事業から退き今は学生時代や現役企業のOB会の世話役を引き受けながら、老老介護の愛犬との生活を愉しんでいる。同じく同世代のNさんは週四日のマンション管理人の傍ら、持ち前の器用さを活かして趣味の甲冑・刀剣・陶器の修復の分野で生きがいを見出している。19歳も若い女性と再婚した60代前半のSさんは、現役バリバリの奥さんを主夫として支えながら趣味のコーラスやチェロの演奏に充実した生活を送っている。
 旧友たちのそれぞれの充実した老後を語り合いながら1時間半余りの懇親会を過ごした。秋には京都在住のOさんの設営で京都方面での再会を約して懇親会を終えた。