敬老訪問担当者の声2018年09月26日

 地区社協の執行委員会を開催した。主な議題は「敬老訪問活動」のまとめである。私から取組み結果の数値や成果と反省の報告を提案をした後、訪問活動を担当した各執行委員からの感想をこめた報告を聞いた。
 「『敬老の日と言っても子どもたちももう祝ってくれなくなっているので社協からお祝いを届けてもらい喜んでいる』という声を掛けてもらったことが嬉しかった」「今年役員になったばかりの人と一緒にお届けしたが、その人が『これからも色々お訪ねすることがあると思いますがよろしく』と積極的に声掛けをされているので頼もしく思えた」。
 あらためて見守り訪問活動の意義を思い知らされた。この活動こそが草の根ボランティア活動の原点なのだろう。この活動を担当することで地域のお年寄りとの生の交流と支援の意義が具体的に実感できる。そうした実感の積み上げの中に地区社協の役員としての自覚と意欲がもたらされる。
 地区社協役員の活動が、「敬老のつどい」での小学校体育館のシートを敷きパイプ椅子を並べる活動から、「敬老訪問」でのお年寄りたちとの生のふれあい活動に劇的に変化した。

初めての試み”敬老お祝い訪問”が完了した2018年09月25日

 地区社協の9月恒例行事「敬老のつどい」を止めて今年は「敬老お祝い訪問」に切り替えた。高齢化の進展に伴う「集客イベント事業」から「訪問よりそい事業」への見直しである。
 7月末の地区社協執行委員会で決定して以降、3カ月に及ぶ取組みだった。7地区に跨る訪問事業は最終的に一昨日の全地区の「訪問完了報告」をもって無事終了した。
 訪問活動はアンケートによる訪問希望の可否打診と希望者へのお祝いお届け訪問の2段階の活動だった。可否打診の訪問では15名の役員が分担し、60%余りの回収率で500名近いアンケート回収が得られた。この結果をもとに敬老お祝いの「赤飯パック」を400名余り、300余りの世帯に26名の役員が分担してお届けした。
 何しろ初めての取組みである。準備不足や配慮不足などの課題も多かった。とは言え予想を上回るアンケート回収とお祝いをお届けが実施できたことの成果は大きい。地域の75歳以上の高齢者の実態が初めて把握でき、今後の見守り活動の貴重な基礎資料となる。それ以上に26名の役員の訪問活動を通じて見守り活動の態勢の輪郭が見えてきたことが大きい。
 地区社協の初めての試み”敬老お祝い訪問”が無事完了した。

町づくりを巡る真摯な意見交換2018年09月24日

 41回目のちょい呑みオヤジ会があった。呑み会グループの16回目のオヤジ会である。参加者7名と少なめだったが、それだけにじっくりと突っ込んだ意見が交わされた。
 事務局として「市の認知症取組みのチラシによる紹介」「福祉ネットの認知症サポートべんり帳地区版作成の内容紹介」「福祉ネットの認知症サポーター養成講座のチラシ案内」「市の共生型地域交流拠点の動画サイトの紹介」を報告した。どのテーマも超高齢社会を迎えた町づくりに関わるものである。
 事務局報告を巡って参加者の様々な質問や意見が交わされた。少子高齢化と人口減少化で存続が危ぶまれる周辺住宅街も出てくる。水道、電気、道路等のインフラの維持管理が困難になり、分散した住宅街を集約化するコンパクトシティ構想も議論される時代である。住宅街の空き家も増えている。多くの高齢者もできればこの町を終の棲家としたいという気持も強い。人工の町である新興住宅地であっても自然に挨拶を交し合えるコミュニティであってほしい。認知症になっても可能な限り永くこの町に住めるような環境整備が必要だ。住民だけでなく商店や事業者も巻き込んだ町づくりが欠かせない等々。
 従来30分程度の近況報告前の自由懇談が1時間以上に及んだ。近況報告でも相互の意見交換が活発だった。恒例の集合写真には今回初めて会場のマスター夫妻にも加わってもらった。

墓参と兄弟懇親2018年09月22日

 郷里姫路の名古山霊園に墓参した。高速道の思わぬ渋滞で予定を大幅に遅れて到着した。8月のお盆の墓参から間もないこともあり、墓掃除は短時間で済んだ。お参りを終えて加古川の弟宅に向かった。
 お盆の墓参時にも弟宅を訪ね久々に懇親した。その際年一回は昼食を囲むことを約し、お彼岸の墓参帰りに会食をすることになっていた。
 予定より20分ばかり遅れて弟宅に着いた。難病が進行している弟は既にマイカーを断念し、介護生活のとば口にいる。玄関前で弟夫婦と合流し、最寄りのJR駅前の懇意にしているらしい料理屋さんに向かった。
 30分遅れの到着だったが快く迎えられた。予約の和食が運ばれて会食が始まった。話題の中心は弟のデイサービス体験記だった。肉親の介護は誰の介護の話題よりも切実で身につまされる。「デイサービスを利用するということは本人のためというより日頃世話をかけている介護者のためだということが利用して初めて分かった。施設側はそのために利用者の満足を得ようとせいいっぱい努力する。利用者が再利用しないということはそのまま介護者の負担に直結する」。
 その点利用中の施設は画一的サービスを抑え、可能な限り利用者の選択肢を提供しているとのこと。食事もバイキング形式で好きな物が選択できる。色んな趣味の会もあり、カラオケ好きの弟は施設のカラオケ大会にも出場し入賞したという。
 一足先に介護生活を始めた弟の過し方は自分自身の近い将来の貴重な情報をもたらしてくれる。

花ちゃんが放った驚きの一言2018年09月20日

 夕方7時頃、いつものように夕食中の花ちゃんとFaceTimeを楽しんでいた。花ちゃんが台所仕事中の母ちゃんに声をかけた。「お母ちゃん!ちょっと来て~」。忙しい母ちゃんに代わって花ちゃんの相手になろうと家内が反応した。「は~い、何ですか」。途端に花ちゃんが驚きの一言を放った。「あなたはお母ちゃんじゃないでしょう!おばあちゃんでしょう」。
 じいちゃんばあちゃんは思わず笑ってしまった。返す言葉もない。2歳10カ月の幼児の言葉とは思えない一言だった。いつのまにそんな反応ができるようになったのか。保育園の荒波にもまれている成果なのだろうか。内心その成長にほくそ笑んだ。

丸山山頂の保護樹木2018年09月19日

 ひんやりする空気に包まれて下山口の旧街道を歩いていた。家並みの途切れた空地の向こうに、日の出前の畑山と丸山のシルエットが目に留まった。夜明けの透明な空をバックに畑山山頂のパラボラアンテナと丸山山頂の赤松がくっきりと浮んでいた。
 山頂の赤松は市の保護樹木である。木の里・山口の多くの保護樹木が相次いで伐採の憂き目にあっている。虫被害にあったり、老朽化したり、肥大化した根を狭い地盤が支えきれなくなったり等々。
 そんな保護樹木たちの苛酷な運命にあって山頂のアカマツは周囲の豊かな自然の環境にも恵まれて健在である。恐らく人の目にふれることの最も多い保護樹木ではあるまいか。

花ちゃん成長の一里塚2018年09月17日

 3連休の中日に花ちゃん宅を訪ねた。家内が娘の七五三の晴れ着を花ちゃんに着せるため身丈を計っておきたいという目的だった。
 土産の食品や雑貨を運び込んでいると、2階の窓から母ちゃんに抱っこされた花ちゃんが「じいちゃ~ん」と声を掛けながら手を振ってくれる。部屋に入り花ちゃんの相手をしていると、母ちゃんが花ちゃんに声をかけた。「花ちゃん!じいちゃんにパズルをして見せてあげたら」。
 我が家でのお盆の帰省の時もジグソーパズルは好きな遊びのひとつで8ピースのやさしいパズルは難なくこなしていた。ところが今は34ピースのかなり高度なパズルをやり始めたという。早速得意げに34ピースを始める花ちゃん。一辺がまっすぐな端を埋めていくだけでなく、真ん中の難しい位置のピースも大人顔負けにどんどん埋めていく。母ちゃんが見せたがったわけだ。花ちゃんの成長ぶりに目を見張った。
 七五三の晴れ着を中々来てくれなかった花ちゃんが、帰り際にようやく着てくれた。ばあちゃんの出番である。娘が三歳の時に新調した赤い晴れ着である。やはり大分身丈が長い。「母ちゃんが花ちゃん位の時に着た着物やで」と口にしながらばあちゃんが裾を折って針で止めている。意外とおとなしくばあちゃんの指示に従って身体を回している。
 目的を果たして3時半頃に花ちゃん宅を後にした。花ちゃんの成長ぶりの一里塚の訪問だった。

やってみて初めてみえる風景2018年09月14日

 地区社協が21年にわたって開催してきた「敬老のつどい」を今年中止し、これに代えて「敬老お祝い訪問事業」に着手した。執行委員会でも「敬老のつどい」の見直しはこれまで何回か検討していたが、長年続いた事業の見直しにはなかなか踏み切れないでいた。今回、担当の高齢者福祉部メンバーが一新されたこともあり、部会提案を受けて一気に見直しに踏み切った。新たな取組みをやってみて初めてみえる風景があることを思い知らされた。
 ひとつは新たな事業の趣旨やコンセプトの本質的な検討が必要という点である。超高齢社会を迎えて地域で見守りが必要な高齢者は増え続けている。加えて今後増え続ける認知症発症者の地域での見守りも欠かせない。民生委員だけの見守りに限界があることは明らかだ。敬老お祝い訪問の地区社協による見守り活動の着手という本質が見えてきた。
 今ひとつは地区社協の民生委員との連携の在り方が問われた点である。訪問対象の75歳以上の方の特定では民生委員が保有する高齢者実態把握調査の調査票が有力な情報となる。この情報は地区社協活動に活用可能か否かが問われた。地区社協と民生委員の連携の在り方は高齢者の見守りという観点からあらためて問われている。
 更に地区社協の見守り活動の態勢も問われることになる。見守り活動は近隣の対象者の見守りが基本である。その意味で丁目別の担当者の適正な配置が求められるが、現実には社協役員の住まいは偏在している。
 他方で今回の取組みで得られた500人近い方の個人情報の管理体制も課題となる。情報管理に関わる管理規定の制定を始め保存する情報の保存者の特定や保存方法等を固める必要がある。
 やってみて初めて見えてきた課題を着実に達成していきたい。

「半分、青い。」に登場のユニークなシェアオフィス2018年09月13日

 朝の連ドラ「半分、青い。」の舞台となったシェアオフィスが気なった。ヒロイン鈴愛が再び東京に出て働くことになった企画会社が入居するシェアオフィスである。廃校になった学校を再利用して各教室には”おひとり様メーカー”の事務所やお店や製作所が入居して軒を並べる。シェアオフィスでは個人で作りたいものを作っていきいきと活動している。
 そんなシーンを何度も目にしながら、ふと「地域共生社会」のイメージが重なった。事業展開するひとりひとりが自分の「想い」の実現に向けてひたすら励んでいる。それぞれが独立して個性的に過ごしているが同じ空間を共有し合う仲間としての繋がりも忘れない。その結果シェアハウス全体が集客力のある活気ある空間を形成する。ひとりひとりがあるがままに過ごしながら共に生かされている。
 このシーンの舞台はスタジオのセットではない。東京都世田谷区に実際にある「ものづくり活動拠点」で「世田谷ものづくり学校」が管理運営する複合施設がロケ地である。

敬老訪問アンケートの予想以上の回収結果2018年09月11日

 地区社協の従来の「敬老のつどい」に代わる新たな取組み「敬老お祝い訪問事業」が前半の山場を越えた。75歳以上のお宅を訪問してお祝いの赤飯パックをお届けしようという事業だ。訪問を通じた見守り活動着手の趣旨もある。
 訪問のためには対象者の住所、氏名、年齢の特定化が必要だ。もちろん地区社協にそうしたデータはないし、行政の情報提供も個人情報保護の観点から望めない。そのためまずお祝い訪問を希望するか否かの全戸配布のアンケートを実施した。希望者には回答の社協BOXへの投函をお願いした。当然ながら対象者任せのアンケート投函には限界がある。投函された回答は対象者の20%程度だった。
 そこで第2弾として地区社協役員が丁目別に分担して対象者宅を訪問しアンケート回答をお願いした。幸いこれまでの社協活動を通じて限られてはいるが住所、氏名、年齢を把握できる情報がある。これに加えて担当者個人の情報をもとに訪問した。
 その結果、約800名の対象者の約60%の回答が得られた。これは当初の想定以上の結果だと思えた。せいぜい30~40%程度の回収ではないかと思っていたから。回収された500名近いアンケートでの住所、年齢、世帯状況(独居か否か)のデータは今後の地区社協活動の貴重な基礎資料になる。エクセルデータとして入力した情報は関数を活用して様々な並べ替えや加工集計が可能である。75歳以上を対象としたふれあい食事会の個別ポスティングが可能になる。独居者の特定は災害時の安否確認の最優先情報として活用が可能になる。
 もちろん初めての取組みで幾つかの問題点や課題も明らかになった。それらに丁寧に対応しながら高齢者に個別に寄り添えるきめ細かな環境づくりをめざしたい。