伊豆箱根の家族旅行初日2008年05月31日

 リタイヤ後の我が家の最大のイベントの日を迎えた。息子夫婦の招待で一泊二日で伊豆・箱根に遊ぶことになった。同居の娘も同行することになり、我が家の初めてのフルメンバー旅行である。
 私の手になる綿密な計画表に従って同居の全員が朝5時に起床した。数少ない三島駅停車のひかり号に乗車するためである。マイカーを最寄り駅のパーキングに留め在来線で新大阪に向かう。7時30分発のひかりは予想に反してガラガラだった。生憎の雨模様である。新幹線からの富士山の眺めは望むべくもなかった。
 三島駅で息子夫婦が迎えてくれる。息子運転のマイカーに乗車し、数分で彼らのマンションに到着。2LDKの最新設備の整った住まいである。小一時間くつろいだ後、沼津漁港の魚河岸食堂街に向かう。ガイドブックでも紹介されていた海鮮料理の店「かもめ丸」に入る。うにイクラ丼、ぬまづ丼、かきあげ定食などをオーダーした。ご当地丼のぬまづ丼は他では味わえない絶品だった。新鮮な桜えび、生シラス、アジが、干物の炊き込みご飯の上にたっぷりのせられた丼である。
 昼食後、伊豆半島を一路南下し中伊豆の修善寺に向かった。小山を借景とした風格のある修善寺を参拝し、足湯を愉しめる独鈷の湯、竹林の小径、鎌倉幕府二代将軍・源頼家の墓、頼家を弔うため母・北条政子が建立した指月殿と順次巡った。狭いエリアに多くの史跡が点在する修善寺は、新緑の木々と桂川の清流に彩られた情緒豊かな温泉街だった。
 狩野川沿いの国道を南下し天城に入る。30分ばかりで浄蓮の滝に着いた。国道沿いのパーキングから急な階段を数分かけて降りた。突然、水爆が目に飛び込む。折りからの雨が水量を増やし落差25m、幅7mの滝を一層迫力ある姿に変えている。更に南下し、カーナビの指示に従って途中で細い砂利道に入る。しばらく走ってようやく次の目的地・旧天城トンネルに着いた。小説「伊豆の踊り子」の舞台でもあり、私にとってはTVのサスペンスドラマでしばしば目にする場所である。1905年完成の長さ446mの石造りトンネルは重要文化財に指定されているとのこと。ここからUターンし箱根に向う。途中、「道の駅・天城越え」に立ち寄る。早速、家内はご近所や職場の同僚へのお土産用のわさび漬けを買込んでいた。
 天城から車で約2時間で箱根の最初の訪問地・大涌谷に到着。小雨の中を硫黄の匂いのたちこめる遊歩道を登ると、火山活動の名残りを留める白煙が噴出す荒涼とした大涌谷の景観が迫ってきた。
 今日宿泊の「小田急・山のホテル」には午後4時半頃に着いた。芦ノ湖畔に建つ広大な庭園に囲まれた格式のあるホテルのようだ。案内された部屋の窓からは芦ノ湖が一望できる素晴らしい景観が広がっていた。着替えを済ませ早速大浴場で旅の疲れを癒す。息子と同じ湯船に浸かるのは20数年ぶりだろうか。露天風呂の泡立つ浴槽で久々に互いの近況を語り合った。用意された個室で夕食をとった。飲酒派は私と娘の二人だけである。空気を読む限り二人で1本のビールが限度だった。11品の懐石料理が時間をかけて出てくる。ここでは我が家の早食いの家風は許されない。食事とは会話を愉しむものだと知らされた。
 食後は風呂好きな家族たちは、再び大浴場に浸かりマッサージチェアに身を委ねたりして過ごした。かくして記念すべき1日が終わった。

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