外壁塗装工事の副産物2020年12月01日

 11月11日から始まった我が家の外壁塗装工事が先日完了した。工事の発注にあたって、外壁、屋根、塀の塗装工事だけでなく様々な家の不具合を一緒に直してもらうよう注文を付けた。
 その最も大きな注文が1階リビングの雨戸と内側のガラスサッシの補修だった。築後37年を経て雨戸のコロの老朽化で締まりが悪く開閉時の騒音も気になっていた。コロの交換を想定していたが製造年数が過ぎて頃の部品が調達できないことが判明した。断念するしかないと思っていたら、業者から同じ仕様の他の雨戸の無償の取り換えを提案された。渡りに船で大阪ガス系列の業者の好意を受けた。施工後の雨戸は極めて良好である。
 今ひとつの内側ガラスサッシのコロの補修だが、こちらもコロの手当ては難しいとのことだったが業者による油注入処理でかなり改善された。これまで2回の外壁塗装工事を実施したが、価格や工事内容ともに従来以上に満足できるものだった。業者による違いがこれほどあるものかと思った。

NHKスペシャル大戦国史2020年12月02日

 久しぶりに見応えのある歴史ドキュメンタリーを観た。NHKスペシャル大戦国史「激動の日本と世界」である。
 日本の戦国時代がヨーロッパの大航海時代と密接に結びつき、地球規模で世界の歴史と関わっていたという視点での迫真のドキュメンタリードラマだった。戦国の三人の覇者である信長、秀吉、家康がそれぞれにスペイン、オランダのヨーロッパ勢力と熾烈な駆け引きを繰り広げたというドラマが新たに入手されたヨーロッパ側の資料に裏付けられながら描かれる。
 三人が覇権を争っていた日本の戦国時代は、ヨーロッパでは超大国スペインと新興国オランダがアジアでの覇権を争っていた大航海時代だった。三人の覇権をめぐるそれぞれの思惑とヨーロッパの二大強国の思惑が絡み合う。
 個人的に興味深かったのは、スペインとオランダの日本の三人の覇者への接し方の違いである。ともに狙いは当時有数の産出国・日本の保有する国際通貨資源の銀である。キリスト教による植民地化の意図を持つスペインは銀獲得と合わせてキリスト教の布教の自由を条件とする。これに対し利益追求に徹したオランダは銀の代償として日本側の要求する武器弾薬を提供する。家康の実利優先の老獪な判断によって最終的にオランダが日本との利権を獲得する。
 初めて知った情報に戦国時代の終焉とともに余剰化した日本のサムライがオランダを介して東アジアの戦場に傭兵として進出していたという点がる。納得性のある視点だった。

住まいの番地表示のプレート手配2020年12月03日

 工事業者との外壁塗装工事の最終検収があった。最後になって初めて門扉横の住まいの番地表示プレートがないことに気づいた。塀の塗装工事で一時撤去してそのままになっているのだとばかり思っていた。ところが業者が来て塗装前のスマホの写真を見て塗装前からついてなかったと分かった。築後37年の住まいである。いつか剥がれ落ちてそのままにしておいたのだろう。
 せっかく外観が一新されたのだからこれもキチンとしておこうと思った。山口支所に連絡すると「申請書を書いてもらえればすぐ渡します」とのこと。エ~ッ!個別の番地表示のプレートがあるのかと懸念しながら、すぐに支所に出向いた。申請書を書いて渡すと、5分もしないうちに「丁目」と「番地」に分かれた2枚のプレートが渡された。
 考えてみれば在庫は常時あることが理解できた。「丁目」も「番地」も管内の多くの町内で汎用性のあるものだ。「丁目」と「番地」が分かれているのが味噌だ。一体なら汎用性はぐっと下がる筈だ。
 外壁塗装工事という層経験することのない出来事にリタイヤの身で初めて関わって様々なことを知った。

認知症キャラバン・メイト養成講座申込み2020年12月04日

 今年の1月に町内の老人会の新年会に参加した。その前月に同じ町内の福寿会役員から会員間の認知症トラブルの相談を受けた。民生委員の立場で対応させてもらったが、地区社協役員としての様々な経験からも認知症がらみの情報や経験は多い。そんな経過から20人近くが参加する新年会で20分ほど時間を貰って認知症の基礎知識をスピーチした。老人会の懇親会では初めての研修だったようだがおおむね好評だったと聞いている。
 この経験から、今後、地域での認知症がらみのトラブルや相談事が増えるに違いない。多くは基礎知識さえあれば対応できるはずだ。認知症サポーター養成講座等の講座開催の機会を増やすことが必要だ。講座の講師は認知症キャラバン・メイト養成講座を受講したキャラバン・メイトの資格者である。いつでも気軽に開催できるよう自分自身が講師資格を持っておこうと思った。
 認知症地域支援推進員の知人から今年度の養成講座の案内を貰った。早速、市社協の担当窓口に申込した。

下山口墓地の護摩堂の借景2020年12月05日

 早朝ウォーキングで有馬川緑道の春道公園越しに銭塚地蔵のお堂を眺めた時に、その奥に完成したばかりの護摩堂の建物が見えた。お堂と護摩堂を挟んで下山口墓地の墓石や山口五郎左衛門の記念碑がある。それまでの風景が見事に新たな風景として変貌していた。
 ウオーキングの帰路、回り道して銭塚地蔵のお堂に立ち寄った。変貌した風景をスマホに納めた。帰宅してずっと以前に撮影したはずの銭塚地蔵からの下山口墓地の画像を捜した。15年前の画像が見つけて、今回撮影分と同じアングルからの画像を並べてみた。様変わりした風景を再確認した。

ささやかな家内の誕生祝い2020年12月06日

 家内の誕生日を迎えた。当日の孫娘とのFaceTimeで顔を合わすなり花ちゃんが”ばあちゃん!誕生日おめでとう”と声をかけていた。母ちゃんの入れ知恵だろうが、ばあちゃんはまんざらでもなさそうだ。古希を過ぎて嬉しくもない誕生日でも孫娘からの祝いの言葉は例外なのだろう。
 三日遅れで老夫婦二人のささやかな誕生祝いをした。何かの時に出かけているチョッピリ高級感のある焼肉店でのランチである。私は今回初めてのローストビーフ丼(1980円)を注文した。ローストビーフ丼に野菜サラダ、4品の前菜、キムチ、赤だしとコーヒーがついている。柔らかいローストビーフがたっぷり乗った丼にすりおろしの生わさびを溜まり醤油に溶かしてかけて戴く。なかなかの味わいだった。
 ランチの後は最寄りのケーキ屋に立ち寄った。誕生祝いにつきもののモンブランとチョコレートのケーキを注文した。締めて5千円弱の誕生祝いを当然ながら亭主が負担した。

集団検診結果は〇2020年12月07日

 先月15日に受診した市の集団検診の結果が届いた。結果は予想外のものだった。覚悟していた大腸内視鏡検査の要精検の通告はなかった。血糖値関連と眼底検査の精密検査の通告があったが、これは既にかかりつけ医で治療中である。特に右目の眼底異常に伴う白内障の疑いの通告は、かかりつけ眼科医で診察を受け既に3月に手術の予約済である。
 その他の諸々の数値もおおむね前回検査の数値から改善していた。

国勢調査の報酬通知と統計調査員登録案内2020年12月08日

 西宮市の国勢調査実施本部から国勢調査の報酬振り込みの通知が届いた。想定額以上の金額が私のネット銀行の口座に振り込まれるようだ。
 封書には別に「統計調査員募集」の案内が同封されていた。市の国勢調査以外の様々な調査を事前に登録した統計調査員が実施しているとのこと。こうした調査活動に関心のある今回の国勢調査員にも調査員登録をしてもらいたいとの案内だった。その上で、開催日時・会場を付記した地区別の登録調査員説明会に事前連絡の上出席してもらいたいとの案内があった。
 興味深い案内だった。リタイヤの身で時間的には比較的ゆとりがある。国勢調査を通じて高齢者実態調査の対象者以外の住民との面談で得ることも多かった。また様々な調査活動を通じて得られる経済や国民生活の実態に触れることも意義深い。
 早速、担当部署に連絡し、具体的な活動内容の説明を聞き、説明会参加を伝えた。

久々のカワセミ2020年12月09日

 早朝ウォーキングを終えて住宅街入り口近くに戻ってきた。住宅街の南の縁を有馬川が流れている。鴨やシラサギのつどい場でもあるスポットである。この季節によく目にする子鴨の群れは今朝は見えない。
 川面に頭を突き出した大きな石が目についた。てっぺんに何やら止まっている。辛うじてブルーがかった色が判別できた。久々のカワセミとの対面だった。手元に100倍ズームのデジカメがないことを悔やんだ。仕方がないのでスマホのカメラでズームアップして撮った。
 帰宅後画像ソフトに落とし込んだが石の上の米粒のような点を確認するばかりだった。

終活が頭髪にも及んできた2020年12月10日

 薄くなった頭髪がそれでも健気に伸びてきた。見苦しさを指摘する家内の声に背中を押されていつもの大衆理容に出かけた。開店直後の2番目に理容椅子に陣取った。
 顔馴染の理髪師にいつものように”スポーツ刈りで!”とリクエストする。刈り取られた数センチの髪の毛の束がどんどん周囲に落ちていく。目の前の大きな鏡に映しだされた我が身の頭をしみじみ眺めた。その時あらためて頭髪の色合いに気づかされた。今まで薄さばかりに気を取られ気にも留めなかった頭髪の色あいがいつの間にかごま塩頭に変貌していた。
 こうなればいっそのこと白髪になれば良いのにと思ってしまう。その前に薄さが先行してまだら模様になれば、むしろスキンヘッドにしてしまおうとも思う。
 いよいよ終活が頭髪にも及んできた。