マスコット・キャラクターと着ぐるみ2023年07月05日

 先日の兵庫ブレイバーズ公式戦で関学の学生による「着ぐるみ相撲トーナメント」のイベントが催され、6組7体の着ぐるみを目にした。
 自治体をはじめ様々な組織や団体がマスコット・キャラクターを制定しキャラクターの着ぐるみを作成する事例も少なくない。今回のイベントで注目したのはブレイバーズのマスコット”モーダくん”、西宮市の”みやたん”のほかに宝塚市社協の”スミレン”というマスコットだった。
 「エ~ッ、宝塚の市社協がマスコットだけでなく着ぐるみまで作っているの!」と驚いた。ネットで調べると「宝塚の花”スミレ”と市の鳥”ウグイス”をイメージしています。おなかのハートは、福祉ということで“みんなに愛されるキャラクターになって欲しい”という気持ちが込められています。」と解説されていた。
 宝塚市社協の着ぐるみを目にしてあらためてマスコット・キャラクターと着ぐるみについて考えさせられた。マスコット・キャラクター自体は何ら異議はない。子どもたちをはじめ多くの人に親しみやすいイメージでその組織をアピールすることはそれなりに意味がある。ただ着ぐるみとなると個人的には抵抗感を覚えてしまう。外観の愛らしさとは裏腹に着ぐるみの中で振る舞っている人の悪戦苦闘を想像してしまう。いわんや炎天下のこの時期では想像を絶するものがある筈だ。
 公的な行政機関や福祉に関わる組織の着ぐるみに違和感を覚えてしまうのは偏屈のそしりを免れないだろうか。