右手のギブスを外し抜糸した2024年01月24日

 手根管症候群で右手首の切開手術をして1週間が過ぎた。執刀医による術後の再診のため神戸労災病院を訪ねた。朝一番の予約で8時45分には診察室に案内された。昨日の朝からの手の甲の腫れが気がかりだった。開口一番、執刀医から「手が腫れていますね。リハビリで収まりますから。今日はギブスを外して抜糸をします」と声を掛けられた。
 包帯を鋏で切ってギブスが外された。術後の赤黒い切り傷に対面する。室内の洗面台で一週間分の手洗いをして診察用ベッドに横たわる。「今から抜糸します。少しチクチクします」と告げられ抜糸が始まった。チクチク程度でない数度の鋭い痛みを我慢してあっというまに抜糸が終わった。「この後、リハビリを受けて下さい。2週間後にもう一度診察して経過に応じて再診の判断をします」とのことで診察終了。忙しそうな女医さんから辛うじて「痺れや麻痺はすぐには取れません。1年ほどかかります」という情報を聞けた。
 リハビリ室で若い女性の療法士さんからリハビリを受けた。手の甲の腫れを丁寧にマッサージして貰い幾分腫れが引いた。手指や掌のリハビリを指導してもらいながら気になっていたことを訊いた。「神経を圧迫して痺れを発症させていた手根管を切開したら痺れは消えるのではないか」という問いに「手根管の圧迫で神経自体が痛んでいる。その神経の回復には1年近くかかる。手術してすぐに痺れがなくなるわけではない」と回答。手術すれば痺れはすぐになくなるのではないかという甘い期待は、説得力のある療法士の回答で砕かれた。
 8時半に病院に着いてから1時間半で病院を後にした。予想外に早い通院だった。