コロナ禍の地区社協活動対応の余波2024年01月27日

 地区社協の子育てサロンに顔を出した。寒さの厳しい中でも6組12名の母子の参加者があり盛況である。
 懇意の子育てコンシェルジュさんから見学で来場された塩瀬地区の主任児童委員の方を紹介された。しばらく三人で歓談し、他地区の社協の状況等をお聞きした。
 他地区では子育てサロンの参加者がコロナ禍を経て減少化傾向が続いているようだ。コロナ禍に厳格に対応し長くサロンを休止した地区では、行き場をなくした乳幼児のママたちは口コミ情報等で他のサロンや代替可能な居場所の確保に余念がなかったとのこと。サロン再開後もそんな対応が続きサロン参加者の減少を招いているという。
 我が地区ではコロナ禍の活動自粛を最小限にとどめた。子育てサロンの開催も近隣地区よりかなり早く再開した。再開後のサロンには新しい顔ぶれが多くなり、参加者リストには近隣地区からの参加者もあった。コロナ禍を過ぎてサロン参加者はコロナ禍以前に比べてかなり増えている。
 また地区社協の登録ボランティアも長く続いた活動自粛で多くの人が登録を取り消しボランティの減少に悩まされているという話も耳にする。幸い我が地区ではコロナ禍後のボランティアの減少はみられない。
 私自身はコロナ禍での地区社協活動の過剰な自粛には組しなかった。地区社協活動は高齢者、障がい者、子育て世帯等にとってかけがえのないインフラであるという想いが強い。結果的にはこの判断は妥当だったと思えた。