有馬川”橋物語”①名来橋 ― 2024年05月01日
有馬川”橋物語”シリーズの第一回は、山口町内の有馬川の最北の架橋”名来橋である。有馬川西岸の名来集落と東岸の丘陵地を結ぶ街道に架けられた橋である。
橋を渡ってすぐ北側には名来墓地がある。更に進むと大阪と丹波を結んだ旧丹波街道に合流する。古来より住民が墓参や丹波街道の道中往来に供された橋である。
この名来橋で特筆すべきは、つい数年前まで架かっていた木の橋の風情だろう。橋の両端の袖柱だけでなく真ん中の柱や柱を繋ぐ欄干なども木造だった。袖柱のトップと欄干には濃い茶色のトタンが覆っていた。袖柱には「名来橋」「有馬川」の墨文字が描かれ、江戸時代の風景にタイムスリップしたかのような橋だった。
残念ながら今はその面影はどこにもない。数年前に恐らく老朽化のためだろうが、全面的な架け替え工事が行われた。今は無味乾燥な鋼管の橋に様変わりしている。通行の安全のためとはいえ、悔やまれてならない。
橋を渡ってすぐ北側には名来墓地がある。更に進むと大阪と丹波を結んだ旧丹波街道に合流する。古来より住民が墓参や丹波街道の道中往来に供された橋である。
この名来橋で特筆すべきは、つい数年前まで架かっていた木の橋の風情だろう。橋の両端の袖柱だけでなく真ん中の柱や柱を繋ぐ欄干なども木造だった。袖柱のトップと欄干には濃い茶色のトタンが覆っていた。袖柱には「名来橋」「有馬川」の墨文字が描かれ、江戸時代の風景にタイムスリップしたかのような橋だった。
残念ながら今はその面影はどこにもない。数年前に恐らく老朽化のためだろうが、全面的な架け替え工事が行われた。今は無味乾燥な鋼管の橋に様変わりしている。通行の安全のためとはいえ、悔やまれてならない。
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