伊豆半島7景の旅②修善寺の風情と城ヶ崎海岸のつり橋2024年06月16日

 ツアーバスが朝7時15分に大阪茶屋町を出発した。新大阪乗車の参加者を乗せて高速道路を東に向かった。途中、立ち寄った遠州森町PAでは”うなぎ・桜海老・シラスの3色弁当”をPA前のベンチで味わった。ミニ弁当ながら味やボリュウムはほどよい内容で十分満足した。静岡に入ると車窓からは富士山が望めた。曇り空ながら頂上にわずかに雪の残る堂々たる姿だった。振り返ればこの富士山が二日間の旅路の唯一の光景だった。
 最初の観光スポットは修善寺だった。風情のある”竹林の小径”を歩いて”楓橋””独鈷の湯”を眺めながら修善寺を訪ねた。16年前に今は亡き長男に招かれて両親と長男夫婦、娘の家族全員で訪れた。今もその時の写真が残る懐かしいスポットだった。お参りを済ませてすぐ近くの日枝神社に足を伸ばした。夫婦杉や一位樫等のご神木が並び立つ荘厳な神社だった。
 3時過ぎに修善寺を出たバスは伊豆半島の中心部から山間を抜けて東に向かった。相模湾に出て伊東市から半島を南下する。4時過ぎに次のスポット”城ヶ崎海岸”に到着。専用駐車場から長い坂道を辿って”門脇つり橋”に到着。大室山火山の噴火で流出した溶岩が造り出した二つの絶壁を繋いだ吊り橋である。長さ48メートル、高さ23メートルの吊橋から岩石に砕ける荒波のスリルある絶景を眺めた。吊り橋の先に白亜の灯台がある。螺旋階段を息を切らせて登り詰め360度の景観を楽しんだ。
 宿泊地の赤沢温泉は城ヶ崎海岸から20分ばかり南に位置していた。5時過ぎに宿泊施設のルネッサ赤沢に到着した。