児童公園の片隅に転がる朽木の一片2024年10月07日

 ウオーキングコースの一角の児童公園にやってきた。公園の縁を歩くのがルーティンだ。四隅の一角のブランコの傍にドキッとさせられるものを目にした。フェンスとブランコの間のスペースに朽ち果てた樹木の幹の一部が転がっていた。
 フェンスに沿ってさくらが植えられている。公園設置の際に植えられたのだろう。だとすれば樹齢40年以上になる。幹についた苔の青さが生々しい。割れた幹の剥き出しの枯れた肌が痛々しい。寿命が尽きて幹の本体から削げ落ちた姿に心が痛んだ。
 前日にすぐそばに咲いた”ひっつきむし”の繁殖の執念に生命力を痛感させられた。その翌日に眺めたさくらの樹の朽木が哀しさをもたらした。