兵庫県知事選、稲村氏リードの報道! ― 2024年10月19日

連日のようにメディアを賑わしていた斎藤兵庫県知事のパワハラ問題の報道がピタッと止んだ。9月に県議会が全会一致で斎藤知事の不信任決議を可決した。これを受けて知事は失職し11月17日に知事選が実施される。その後、知事選には現状で7人の立候補者が名乗りを上げ乱立模様である。
他方で衆院解散が決まりメディアの関心は一気に国政選挙に向かい、兵庫県知事選は霞んでしまったかのようだ。むろん衆院選にも重大な関心を寄せているが、身近な知事選の動向も気がかりだ。
そんな時、神戸新聞が行った有権者対象の情勢調査結果の次のような概要が報道された。「前尼崎市長の稲村和美氏(51)がリードし、前知事の斎藤元彦氏(46)が追い、参院議員の清水貴之氏(50)が続いた」。この報道に安堵した。個人的にも稲村氏に寄せる期待が大きかったからだ。
あらためてWikiで稲村氏の経歴を知った。神戸大学在学中に阪神大震災の避難所ボランティアが活動の出発点。証券会社勤務を経て30才の時に尼崎市長選挙に立候補した白井文氏の選挙事務所のスタッフに。翌年県議会議員に無所属で当選し、2期目途中に白井市長の支援を受けて尼崎市長選に立候補し当選。市長として3期12年を全うし退任表明。後継指名した人物が後任市長に当選し市政の継続性を果たす。当初から無所属で市民活動中心の「市民派」である。
市長としての実績もたいしたものだ。「中学校給食の導入」「子どもの医療費助成の拡大」「市内の暴力団事務所をゼロに」「LGPT支援のパートナーシップ宣誓制度の導入」「市内の違法風俗街の閉鎖」「市長就任時から退任時比較で将来負担額(借金)の1140億円の減少と主要基金残高の311億円の増加」「就任時人口の転出超過1080人が退任時には転入超過1325人に」といった具合である。
稲村氏は現在の立候補者中で唯一の豊富な行政経験者である。県内4位の都市の12年間の優れた実績を残した行政手腕は大いに期待できる。 立候補者中の唯一の女性であることも斎藤前知事のパワハラ体質で傷んだ行政機構の立て直しには打ってつけと思える。有力三候補の内、今回の県政の混乱の張本人である斎藤氏の選択は論外である。斎藤知事誕生の生みの親である日本維新の会の責任を考えれが、離党したとはいえ維新の参院議員・清水氏の選択もまた疑問である。
候補者乱立が圧倒的な知名度の斎藤氏に相対的な有利さをもたらすのではないかとの懸念もある。現状の稲村氏のリードもまだまだ予断を許さない。
他方で衆院解散が決まりメディアの関心は一気に国政選挙に向かい、兵庫県知事選は霞んでしまったかのようだ。むろん衆院選にも重大な関心を寄せているが、身近な知事選の動向も気がかりだ。
そんな時、神戸新聞が行った有権者対象の情勢調査結果の次のような概要が報道された。「前尼崎市長の稲村和美氏(51)がリードし、前知事の斎藤元彦氏(46)が追い、参院議員の清水貴之氏(50)が続いた」。この報道に安堵した。個人的にも稲村氏に寄せる期待が大きかったからだ。
あらためてWikiで稲村氏の経歴を知った。神戸大学在学中に阪神大震災の避難所ボランティアが活動の出発点。証券会社勤務を経て30才の時に尼崎市長選挙に立候補した白井文氏の選挙事務所のスタッフに。翌年県議会議員に無所属で当選し、2期目途中に白井市長の支援を受けて尼崎市長選に立候補し当選。市長として3期12年を全うし退任表明。後継指名した人物が後任市長に当選し市政の継続性を果たす。当初から無所属で市民活動中心の「市民派」である。
市長としての実績もたいしたものだ。「中学校給食の導入」「子どもの医療費助成の拡大」「市内の暴力団事務所をゼロに」「LGPT支援のパートナーシップ宣誓制度の導入」「市内の違法風俗街の閉鎖」「市長就任時から退任時比較で将来負担額(借金)の1140億円の減少と主要基金残高の311億円の増加」「就任時人口の転出超過1080人が退任時には転入超過1325人に」といった具合である。
稲村氏は現在の立候補者中で唯一の豊富な行政経験者である。県内4位の都市の12年間の優れた実績を残した行政手腕は大いに期待できる。 立候補者中の唯一の女性であることも斎藤前知事のパワハラ体質で傷んだ行政機構の立て直しには打ってつけと思える。有力三候補の内、今回の県政の混乱の張本人である斎藤氏の選択は論外である。斎藤知事誕生の生みの親である日本維新の会の責任を考えれが、離党したとはいえ維新の参院議員・清水氏の選択もまた疑問である。
候補者乱立が圧倒的な知名度の斎藤氏に相対的な有利さをもたらすのではないかとの懸念もある。現状の稲村氏のリードもまだまだ予断を許さない。
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