ちょい呑みオヤジ会10年の歩みの整理2025年01月04日

 帰省中だった花ちゃん一家が元旦に帰宅し、夫婦二人の静かな我が家に戻った。8日のボランティアセンターの会議までは地域活動の予定もなくブランクが続く時期である。毎年この時期には地域活動のまとまった事務処理を行っている。
 今回は”ちょい呑みオヤジ会10年の歩み”を整理することにした。2015年1月に発足したオヤジ会は昨年12月に丸10年を迎え86回を数えた。この間、2017年10月に台風直撃で初めて休会し、2020年3月から2年2カ月に渡ってコロナ禍で休会を余儀なくされ、2022年5月に再開したものの同年7月から9月までコロナ禍の再燃のため休会した。
 足跡を辿るについてのデータに不足はない。毎回レジュメを準備したことで、86回分の開催日、会場、会費、参加者、事務局報告事項のデータが手元に残っている。このデータの集計に丸二日かかった。その結果10年の歩みの輪郭が浮かび上がった。
 この10年間のオヤジ会参加者は市社協地区担当や市役所関係者のゲスト4名を含めて81名だった。この間に亡くなられた方が8名で、施設入所等の転居者は10名である。10年間の延参加者数は1,159人で1回当りの平均参加者数は13.5人だった。ただコロナ禍休会以前の2020年2月の58回例会迄と再開後の59回目以降では参加者数の違いは顕著だ。コロナ禍までは平均参加者数は12.9人だが、再開後は15.3人と20%ほど増えている。
 再開後18人の新規参加者があったが、その内8人が現役で44%を占める。コロナ禍以前は59人中現役は10人で17%に過ぎない。亡くなられた方や転居された方にコロナ禍の再開後に一度も参加のない休眠会員を除いた実質会員は34名である。その内コロナ禍以前からの会員は16名で再開後の参加会員は17名であり、今や再開後の新しい参加者が多数派である。平均年齢もコロナ禍休会直前の57回全体会のデータでは69歳だったが、昨年7月の81回全体会では旧会員の高齢化の進行にもかかわらず66歳と3歳若返っている。また実質会員中の現役会員は11名で実に33%を占め、リタイヤオヤジの会というイメージの修正が必要である。
 こうしたオヤジ会のアウトラインを整理してみると、リタイヤ世代と現役世代の交流を兼ね備えた多世代交流の場であるといえる。少子高齢化が進行し地域コミュニティの脆弱化の中で、”放課後の子どもの居場所”等の地域課題について大いに議論を深め可能な対応を検討したい。