山口町の新旧両地区を跨ぐイベントである”有馬川さくらまつり”の実行委員会がスタートした。さくらまつりは今年で２１回目を数え山口地区社協と北六甲台地区社協の共催で開催されている。実行委員会には両地区社協に加えて山口中学PTAとPTAOB会”にぎわいネット”も参加している。
　今年の大きな変更点は来場者向けの「抽選会」が廃止された点である。これに伴い有馬川緑道の南北の起点での受付が不要になり、夫婦松公園での抽選がなくなった。その結果、さくらまつりの会場の緑道は平成橋から松栄橋までと大幅に短縮された。共催組織が運営する屋台数も削減され、代わって４台のキッチンカーが出店するという変化もある。
　背景にあるのは地域イベントを支えるボランティアの高齢化が進み派遣人員も減少化している点である。”持続可能なさくらまつり”に向けた対応といえる。環境変化や時代のニーズに沿ったイベントの在り方が問われている。