早朝の散歩道をひたすら歩く高齢女性2025年02月18日

 早朝ウオーキングを欠かさず続けている。住宅街北西のアクセス道路を抜けて市民農園前を通り有馬川土手道を名来神社まで行って折り返すのが定番コースだ。
 このコースと真逆のルートでほぼ同じ時間帯で散歩している高齢女性がいる。真逆のルートなので毎日のようにどこかですれ違う。年齢は私より多少上と思われ、小柄な身体を駆って息絶え絶えの風情でやってくる。赤色が好みなのか遠方の赤いいでたちがすぐに目に留まる。杖をついて黒いリュックを背負い休み休み近づいてくる。目が合えば目礼しようと思うのだが、全くそのそぶりは見せない。
 彼女が何の目的で早朝に欠かさず歩いているのか分からない。彼女の行く手には障碍者支援施設がある。その施設に入所しているご主人等の近親者の面会が目的である可能性はある。それにしてもよく続くものだと感心する。同時にいつまでこの出会いが続くのだろうかとも思う。