バトミントン女子ダブルスでの溜飲の下がる快挙2008年08月11日

 リタイヤ後初めてのオリンピックである。現役時代には叶わなかった競技観戦を存分に愉しんでいる。日本人選手の動向に手に汗握り一喜一憂できる愉しさは他に代えがたいものがある。
 それにしても開催国・中国のなんという強さだろう。序盤での金メダル獲得数は6個とずば抜けている。ホームグラウンドの強みも目につく。女子柔道57キロ級の佐藤選手と中国選手との試合を観た。結果は佐藤の優勢負けで3回戦敗退となった。試合後、審判団の中国よりの判定に会場からブーイングが沸き起こった。長時間開会式の独善も含めて開催国中国の強さにブーイング気分もないではない。朝青龍の強さと傍若無人ぶりを連想してしまうのだ。
 そんな中でのバトミントン女子ダブルスでの日本の末綱・前田組の快挙だった。世界ランキング1位の中国ペアを下し、準決勝進出を決めたのだ。第1ゲームを大差で落とし、第2ゲームも16―19となり、敗戦寸前の崖っぷちに立たされた。ここからの大逆転だった。このゲームを二度のジュースで凌いで勝利をもぎ取った。第3ゲームは中盤までの接戦を後半に一気に突き放した。金メダルにも等しい価値ある勝利だった。開催国・中国の最強ペアをアウェイの不利を撥ね退けての勝利だった。粘り抜いた末の大逆転のこれほど溜飲の下がるゲーム展開は望むべくもない。
 人気ぺアのオグシオに隠れて、目立たない存在だったスエマエが、北島の五輪二連覇にも負けない位の感動をもたらしてくれた。そんな格下ペアに敗れた中国ペアに対する中国でのパッシングを心配した。