待ちくたびれた日曜日2008年08月31日

 日曜日である。毎日が日曜日の生活になって4ヶ月近くになる。現役生活が残り少なくなるにつれ、一抹の寂しさとともに、リタイヤ生活を今か今かと待ち望んだものだ。あれもしたいこれもしたいの気持ちが募っていた。そのために色んな準備もした。
 40年ほど前だった。就職したばかりの私の生活は、それまでの自由気ままな学生生活から一変した。朝早くから夜遅く迄の長時間勤務と週一回の休日・・・。そんな生活に喘いでいた。確かそんな時だった。「待ちくたびれた日曜日」と題する歌がヒットしていた。当時の気分にピタッとくる歌詞だった。若い外人の女性歌手の舌足らずで、それでいて心に沁みる歌いっぷりに妙に惹かれていた。自分自身でも良く口ずさんでいた。
    
     髪もきれいに とかしたし
        靴もピカピカ 光ったし
           あなたの好きな 香水も
              探して 買っておいたのに
                 待ちくたびれた 日曜日
 
 「待ちくたびれた日曜日」がやってきた時、主人公はどんな日曜日を過ごしたのか、そのことについては二番以降の歌詞は何も語らない。延々と準備の模様を繰り返すのみだ。
 待ちくたびれた「毎日が日曜日」の生活が訪れた。白いキャンパスに向って様々な絵を描き始めている。日曜の朝に40年前に口ずさんだ歌をふと思い出してブログに記せるのも「毎日が日曜日」のなせる業なのだろう。