家内の年に一度の一泊二日2014年10月28日

 昨日から家内が一泊二日の小旅行に出かけている。毎年恒例になりつつある学生時代の同窓会である。仲良しだった親友と一緒ということもあり喜々として出かける家内を最寄り駅まで送った。
 出かけるまでが大変だった。なにしろ彼女にとっては年に一度のひとりで出かける一泊二日である。二三日前から着ていく服装について、全く当てにできない亭主を尻目に、自宅に呼んだご近所さんとあれこれ相談したりしている。ご近所さんもいい迷惑だろうと思うが、聞こえてくる会話を聞く限り結構楽しそうだ。げにオバサンたちの気持は理解を越えている。
 亭主への二日分の注文も怠りない。布団・洗濯物の取り込み、ゴミ出し、風呂掃除、戸締り・消灯と枚挙にいとまがない。一方で留守宅の亭主の食事手当も抜かりない。二日分のご飯が夕方には炊き上がり、冷蔵庫には亭主好みの調理済み食材が入っている。口やかましさと世話焼きは往々にして裏表である。両方丸呑みするしかない。
 二日間の気楽で自由気ままな時間を愉しんだ。もちろん連れ合いの様々なお膳立てのお蔭もある。これが長期の独り暮らしや男やもめの境遇だったとしたらそんな気楽なことも言ってられない。それは想像するだに恐ろしい事態ではある。
 その前にいずれか一方が要介護の状態に陥る事態さえもありうる。先日の介護者の会で、6年間の介護の果てに奥さんを看取った大先輩の述懐を聞いた。「ところで自分の介護は誰がしてくれるんやろ」。介護は早いもん勝ちという言葉が浮かんだ。
 家内から18時過ぎに最寄り駅に着くという連絡が入った。怒涛のような報告の夕餉が待っている。