公民館講座「隣町風土記・道場」の散策コース2015年07月06日

 昨晩、住宅街のカフェで私の公民館講座担当の新旧の推進員さんお二人と呑み会をもった。この秋に予定している山口公民館講座「隣町風土記・道場」の散策コースの打合せも兼ねていた。
 今年の講座のテーマは山口の北隣りの町「道場」である。10月3日に座学を11月7日に道場の散策講座を開講する。散策講座では当日何人かの推進員さんに引率をお願いすることになる。そこで今月の27日に中心になる推進員さんと本番コースの下見をすることになった。
 早速、昨日の内に作成した散策コースの案をお二人に提案した。広大な道場町には様々な見学スポットが点在するが、2時間の散策で想定できるコースは限られる。テーマに沿って絞り込むほかはない。古来より山口と道場は有馬川、丹波街道、旧・国鉄有馬線の三つのルートで結ばれていた。有馬川に沿って往来していた旧丹波街道をメインに散策コースを設定した。
 有馬川に架かる名来橋の東詰めに集合し、東に向かって旧丹波街道に合流する。そこから北に向かって進むとすぐに道場町平田の田園に入る。平田集落に入ってすぐに東に向かい突き当りの平田稲荷神社に参拝した後、集落に戻る。旧平田宿の街並みの西側にある平田薬師堂を訪ねる。集落の北のはずれに第2名神道路の工事現場がある。工事中に弥生時代の集落跡が発見された場所だ。平田橋を渡り有馬川の左岸の旧街道を北上する。道場川原の旧・宿駅の名残りを残す街並みを眺めながら西に進み城山公園に向かう。この地域を支配した戦国武将の松原氏の居城跡である。公園に隣接して神戸電鉄・道場駅がある。周辺には旧国鉄有馬線の廃線跡があり、駅の西側には有馬線の生みの親である「山脇延吉翁の顕彰碑が建っている。それらを見学した後解散する。
 以上が散策の簡単なコースガイドである。「道場の旧街道を歩く」がテーマとなる。