今津歴史塾の貴重なテキスト2015年07月24日

 これまで西宮ブログでも記事に取り上げられている「今津歴史塾」に関心を寄せていた。先日、私のブログの公民館講座の道場散策講座の記事を読まれた知人からメールを頂いた。以前、西宮文化協会で交流のあった方だ。道場散策講座の参考資料に今津歴史塾のテキスト資料を送付してもらえるというありがたい申し出だった。その郵送された資料を一昨日に受領した。
 「第18回・西宮の街道と道標(5)―播磨街道―」と題された資料は予想以上に立派なものだった。江戸期の絵地図、明治・大正期の地形図、旧街道や道標の位置を書き込んだ現代地図、旧街道の面影を残すスポット写真、多くの道標写真とその銘文等の貴重なデータが46頁に渡って冊子化されている。著者の曲江(いりえ)三郎氏(阪神間の街道を歩く会)の造詣の深さ、熱意、表現力のセンスが余すところなく伝わってくる。
 ネット検索してみると曲江氏が主催する「今津歴史塾」は、阪神・阪急今津駅前の珈琲館・初音屋で過去18回開催されている。1ドリンクとテキスト代込み300円という破格の会費である。会場の制約からか先着15名定員である。これまで今津歴史塾開催の事前の案内情報を入手する手立てもなく受講は叶わなかった。このテキストを入手してみてあらためてそのことが悔やまれた。山口町からの今津駅までの道のりは遠い。それでも次回は何とか受講してみたいと痛感した。