パーキンソン病に身構える2018年03月22日

 郷里・名古山の墓参りの帰路にある弟宅に立ち寄った。パーキンソン病を患っている弟のブログで症状の進行が綴られていたからだ。見舞いを兼ねてようすを知っておきたかった。
 リビングの掘りごたつを囲んだ二組の夫婦の久々の対面だった。心なしか疲れの窺える弟から症状の変化が伝えられた。治療薬の副作用が不眠症、不安感、幻聴・幻覚等の精神神経症状を引き起こしているとのこと。
 パーキンソン病は神経伝達物質のドパミンの減少によって引き起こされる神経変性疾患である。50~60代が発症のピークと言われ弟の発症も60代半ばだった。母親も晩年に同じパーキンソン病に罹患したように環境要因と並んで遺伝子も重要な発症要因のようだ。
 他人事ではない。もっとも近い近親者二人が罹患している。明日は我が身である。遺伝要因はどうしようもないものの環境要因は対応の余地がある。暴飲、暴食、運動不足、ストレスの抑制である。あらためてパーキンソン病に身構えた。