知事選のポスター掲示板から読めること2024年11月01日

 早朝ウオーキングの途中で兵庫県知事選のポスター掲示板が目に留まった。告示日の翌朝であるが、既に稲村氏と大沢氏のお二人の候補者のポスターが掲示されていた。逆に言えば7人の立候補者中5人の方の翌朝の掲示は間に合わなかったということだ。
 西宮市内とは言え阪神間からは六甲山を超えた距離のある地域である。掲示済の候補者陣営の組織力の高さが伝わった。共産党推薦の大沢氏の組織力は頷けたが、無所属の市民派候補の稲村氏の組織力の高さは意外だった。
 斎藤前知事、稲村氏、清水氏の3人が有力と言われている。前回の知事選挙で斎藤氏は維新の会、自民党の両政党の支援を受けて万全の態勢で選挙戦をスタートさせた筈である。今回選挙での告示日翌朝のポスターの未掲示は組織力の不十分さと準備の遅れを物語っている。直前まで日本維新の会の参議院議員だった清水氏は維新の会から離党し党推薦も受けずに無所属の立候補である。組織支援のない選挙戦がポスター掲示の遅れを物語っている。
 稲村氏のポスター隅のQRコードをスマホで読取ると「ともにつくる兵庫みらいの会」のHPが表示された。驚くほど豊富な情報が掲載されていた。立候補表明以降の着実な準備の進捗ぶりが窺えた。個人的にも最も期待する候補者である。市民派候補の組織力の脆弱さを心配したが、ドッコイ、中々のものである。有力候補の一角として頑張っている。知名度の高さは悪名も含めて斎藤前知事が圧倒している。何としても市民派候補者としてのまっとうな底力で跳ね返してほしい。