梅雨時の風情2012年06月23日

 外出予定の少ない週末の早朝散策は、遠出することが多い。1日1万歩以上の目標達成には朝の散歩だけでメドをつけなければならないからだ。そんなわけで今日も遠出した。
 梅雨に入り続いた雨が束の間の休暇を貰ったようだ。曇り空ながら初夏の爽快な早朝だった。有馬川の北行きの土手道の途切れる地点までやってきた。竹藪の切れ目が畦道をつないでいる。竹藪の中に見事な筍が育っていた。一瞬、掘りだしたい誘惑に駆られたが、道具も容器もなくすぐに断念して画像だけをいただいた。
 遠出の定番コースの隣町の平田稲荷神社参拝を済ませて折り返した。有馬川を改装工事を終えたばかりの落合橋で渡った。名来の北の端から集落に入る。民家に隣接した畑に花菖蒲が群生していた。薄紫のグラデーションの大ぶりの花弁に息を呑むような艶やかな風情を湛えていた。
 遠出した早朝散策で、梅雨時の思わぬ風情を愉しんだ。