老後の生活設計の再点検 ― 2012年06月26日
先日から我が家の生活設計の点検をしている。リタイヤ後の家計実態を点検し、今後の見通しを試算した。実は50代後半の頃から自作のフォーマットで定年後の生活設計を試算し、定期的に点検していた。ところが実際に定年を迎えて以降は、いつでもできるという気分もあってほったらかしにしていた。ようやくその気になって着手し、昨日やっと点検と見直しを終えた。
試算は、夫婦二人が何歳まで生きるかを想定することから始まる。平均寿命から夫を83歳、妻を88歳と多少長めにした。それぞれの余命をもとにその間の必要生計費と特別出費を試算する。家内のつけている家計簿を参考に月額生計費を設定し、住宅リフォーム、車の買換え、年1回の長期旅行、病気や介護の特別出費、子供たちへの援助、固定資産税や国民健保料、生命保険料などの特別出費を把握する。その総額が「必要老後資金」である。
次にこれを賄うための「調達資金」を試算する。まず自己資金の点検である。預貯金や株式、保険・共済などの満期受領額、個人年金受領額などである。これに公的年金が加わる。公的年金はそれぞれの年齢ごとに額が変わることを折り込まねばならない。更に私の労働委員会委員報酬や家内のパート収入などの今後の見込みを加算する。
必要老後資金と調達資金の差額がどうなっているかがポイントである。結果は何とか黒字と試算された。定年前の点検では赤字予測だったが、それ以降の環境変化が収支を改善させた。私の60歳定年以降も労働収入が確保されたことによる。63歳までの再雇用と今も継続されている労働委員会委員の報酬である。家内の還暦以降も続けているパート収入も貢献している。
とはいえ、資金調達の4割ほどを公的年金が占めている。既に定年前に想定されていた年金額が10%以上も目減りしている。今の日本の財政状況によっては試算した年金額の保証もおぼつかない。必要資金の基礎である生計費の抑制や保険関係の見直しが必要かもしれない。他方で残された健康寿命の期間を充実したものするための資金の手当ても必要だ。メリハリをつけた収支バランスの確保のためにも定期的な生活設計の点検を痛感した。
試算は、夫婦二人が何歳まで生きるかを想定することから始まる。平均寿命から夫を83歳、妻を88歳と多少長めにした。それぞれの余命をもとにその間の必要生計費と特別出費を試算する。家内のつけている家計簿を参考に月額生計費を設定し、住宅リフォーム、車の買換え、年1回の長期旅行、病気や介護の特別出費、子供たちへの援助、固定資産税や国民健保料、生命保険料などの特別出費を把握する。その総額が「必要老後資金」である。
次にこれを賄うための「調達資金」を試算する。まず自己資金の点検である。預貯金や株式、保険・共済などの満期受領額、個人年金受領額などである。これに公的年金が加わる。公的年金はそれぞれの年齢ごとに額が変わることを折り込まねばならない。更に私の労働委員会委員報酬や家内のパート収入などの今後の見込みを加算する。
必要老後資金と調達資金の差額がどうなっているかがポイントである。結果は何とか黒字と試算された。定年前の点検では赤字予測だったが、それ以降の環境変化が収支を改善させた。私の60歳定年以降も労働収入が確保されたことによる。63歳までの再雇用と今も継続されている労働委員会委員の報酬である。家内の還暦以降も続けているパート収入も貢献している。
とはいえ、資金調達の4割ほどを公的年金が占めている。既に定年前に想定されていた年金額が10%以上も目減りしている。今の日本の財政状況によっては試算した年金額の保証もおぼつかない。必要資金の基礎である生計費の抑制や保険関係の見直しが必要かもしれない。他方で残された健康寿命の期間を充実したものするための資金の手当ても必要だ。メリハリをつけた収支バランスの確保のためにも定期的な生活設計の点検を痛感した。
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