福祉ネットの連携の広がり2015年01月29日

  昨晩、住宅街にある唯一の診療所を訪ねた。診療終了直後の19時にドアを押した。訪問目的は、福祉ネット立上げの案内とアドバイザー就任の依頼である。
 診察室でお会いしたのは団塊世代の院長である。福祉ネット対象者である地域住民の多くの方がお世話になっている。地域の医療実態や疾病状況の把握の上で、院長の助言は欠かせない。
 とはいえ個人的には最寄りの総合病院がメインで、この診療所での受診は稀だった。そんな事情もあって少し敷居は高かったが、思い切って連絡を取りアポを入れた。
 15分ばかり雑談も入れながら説明した。その上でアドバイザー就任を打診した。「案ずるより産むが易し」だった。「この町の高齢化の状況を考えれば誰かがこうした組織を立ち上げなければと思っていた。結構なことだ」とその場でアドバイザー登録の同意書に記入して頂いた。
 医療や福祉事業者の、住民主体の高齢化対応のための自主的組織への期待は予想以上に大きい。今回、声掛けしたすべての事業者に快諾を頂いた。福祉ネットの関係者間の連携が着実に広がっている。