雪の散歩道2022年01月21日

 朝6時に玄関ドアを開けた。自宅前の純白の街路が眼に飛び込んだ。この冬初めての積雪だった。玄関と街路を繋ぐタイルの階段を恐る恐る伝った。
 夜明け前の住宅街の雪景色を街灯が浮かび上がらせていた。5cmばかりの積雪の街路を踏みしめながら歩いた。トレッキングシューズの厚い靴底を通して雪の踏み応えが伝わった。グリグリという音と触感が心地良い。10分ばかり歩いてコミュニティーセンターを折り返した。来た道を辿りながら一人分だけの路面の私の靴跡を確認した。純白の路面に足跡を残しているのは私しかいない。チョッピリ誇らしげな気分を味わった。
 いつもの散歩コースを辿りコンビニ・コーヒーを終えて帰路についた頃にはすっかり夜が明け、日の出前の明るさに満ちた雪景色に包まれた。高台の住宅街からの市民農園の雪景色が久々の降雪のメモリアル画像を提供してくれた。