孤高のアオサギ2022年03月28日

 早朝ウオーキングで有馬川沿いを歩いている時、なぜか気になる野鳥を目にする。川岸にたたずむアオサギである。サギの仲間としては大柄である。シロサギに比べて黄色いくちばしと灰色がかった羽根が特徴的だ。
 なぜ気になるのか。たたずまいがいかにも孤高な雰囲気を漂わせていることだ。岸辺でしばしば見かける姿は長い首を縮めて胴に埋めるようにしてたたずんでいる。微動だにしないその姿にひきつけられる。近くに仲間の姿を見かけたことはない。決して群れることをしない孤独な生活を頑なに守っているかのようだ。それはどこか老いた哲学者の風情を思わせる。
 そんなアオサギだが決して人を寄せ付けない厳しさをもっている。近づいてスマホにおさめようとすると瞬時に気配を察して飛び去ってしまう。満足できる画像が撮れたためしはない。添付画像はネット掲載画像であることを白状しておこう。