７９回目のちょい呑みオヤジ会が開催された。初参加者１名を含めて１６名の参加者だったが、その初参加者が何とも異色だった。
　ひとつはお住まいが旧地区の下山口で、新興住宅地の在住者ばかりの会員の中で初めての旧地区在住者である。今ひとつはお仕事が寺院の現役住職であることだ。ある会員が父母の法要を営むに当たって家の宗派の最寄り寺院をネット検索して接点ができた。法要の相談の過程でオヤジ会が話題になり参加の意向が示されたとのこと。その会員から打診されて多様性と開放性を身上とするオヤジ会であり了承した。現役医師が会員の会なので現役住職の会員がいても不思議はない。
　今回の冒頭の事務局報告では自治会の臨時総会開催を話題にした。コロナ禍で書面評決が続いたが、今回の表決手続きの不備を市から指摘されて臨時総会の運びとなった。５年ぶりの対面総会の開催である。地域コミュニティについての問題意識の高い会員が多い。ぜひ臨時総会に参加してほしいと要請した。今ひとつは、入会に当たって提出してもらった自己紹介カードから会員の趣味、特技、スキルの紹介をした。いかにも多士済々の会員たちの顔ぶれだった。
　その後の近況報告も盛沢山だった。メダカの飼育に熱中している。SDGs講座に通い始めた。プロ野球チーム・兵庫ブレイバーズ応援観戦の送迎バス免許を取得した。地区社協広報紙の病院統合問題の記事を読んで”ちょい呑みオヤジ会”のことが話題になっている。郷里の身近な力士である琴桜の活躍ぶりの話題。出品した作品が山口フォトコンテストの特選に選ばれた。地区社協の子育てサロンのスタッフになって子どもたちにピアノ演奏と歌唱指導を始めた等々。９１歳の長老の”オヤジ会は呑む楽しみの場”という感想で締めくくられた。