稲田に遊ぶ孫たち2024年10月01日

 日曜日の朝7時頃の風景だった。名来神社手前の有馬川土手道の東側の稲田がくっきり色違いになって区分けされていた。稲刈りを終えた手前の稲田は切り株から新たな草が生え緑色に染まっていた。その奥の稲田は今も稲穂が実ったままで黄金色に染まり稲刈りを待っている。農業従事者の高齢化と継承者不足が顕著である。この時期に尚稲刈りが実施できていない稲田の風景に日本の稲作の危機を垣間見た。
 名来神社前で土手道を折り返した。稲田の一角に農作業小屋を備えた畑がある。その畑にこの辺りでは見かけることのない子どもたちの姿を目にした。小学校低学年の二人の男の子と一人の女の子だった。畑の畝の間で捕まえた虫を相手に遊んでいた。その奥では白髪のおじいさんが刈り取った雑草の畑焼きをしていた。周囲を白い煙が立ち込めていた。週末にやってきた孫たちと一緒に畑仕事にいそしんでいるようだ。その珍しい光景を微笑ましく眺めた。

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