久々に弟宅を訪問2024年12月25日

 弟が亡くなって10カ月が経った。遺品整理をしていた奥さんから兄弟で収集していた古銭が送られてきた。そのお礼も兼ねて加古川の弟宅を訪ねた。
 11時過ぎから12時半頃まで家内も含めて3人で久々に歓談した。今年の2月末と3月中旬にかけて奥さんには夫が、私たち夫婦には長男が相次いで亡くなった。話題はそれぞれのかけがえのない存在の死を追憶するものになった。独りになった奥さんの気丈さに救われた。夫の死に伴う遺産処理、相続手続き、遺品整理等を独りで処理したとのこと。残されたのは2カ月後の一周忌を控えての納骨だけのようだ。
 弟宅の近くには美味しいい穴子弁当の老舗がある。弟存命中には4人でお気に入りの刻み穴子のお弁当を囲んだものだ。今回も事前に奥さんが予約して用意してもらった。穴子弁当をおみやげに帰路に就いた。
 一卵性双生児として同じ日に誕生した私たち兄弟である。それだけに私にとって弟の死は身を刻まれる想いが募る。弟の命日以降の私の人生は”おまけ”と受止める気分も否定できない。あらためて生かされている日々に感謝するほかない。