家内の気遣いの健康食品2025年03月17日

 毎日の朝晩の食事には家内の心づくしの健康食品が添えられる。朝はウオーキングから帰ると大型デスクにトマトジュースのような野菜ジュースとバナナ、きな粉、ヨーグルトを混ぜ合わせた不気味な食材が盛られた小鉢が待っている。夕食にはミニトマト、大豆、ワカメ、カイワレ大根などの野菜が盛られた小皿が必須アイテムである。
 どちらも決しておいしいものではない。ひたすら”健康のため””連れ合いの気遣いを無にしないため”と念じながら頂いている。おかげで栄養バランスは至って良いと思える。自身の健康と夫婦関係の良好な維持の欠かせないツールとして習慣化している。

長男の一周忌法要2025年03月09日

 長男の一周忌法要の日である。あっという間の一年間だった気がする。法要は朝九時からの神戸市須磨区の寺院で営まれた。花ちゃん一家が朝7時過ぎに大津から来てくれた。8時前に自宅を出て寺院には8時45分頃に到着した。その直後に長男の配偶者の親族4人とも合流した。
 9時前から始まった法要では住職の読経の後、9人の参会者が宗派の日常勤行のお経”正信偈”を一緒に唱和した。ひらがなが読めるようになった花ちゃんも一緒に読んでくれた。最後に住職の説教があり、10時前には法要が終了した。
 仏前の長男の遺影を眺めながら一年前の悲嘆を思い起こした。住職の説教にあった”限りある命”という言葉を長男の死を通してあらためて噛み締めた。

花ちゃん一家とそば太鼓亭のもつ鍋を囲んだ2025年02月23日

 三連休の初日に久々に花ちゃん一家がやってきた。実家最寄りのクリニックで母ちゃんが予約していた乳癌検診を受診するためだ。
 夕食はみんなでご近所の”そば太鼓亭”に出かけた。先月のちょい呑みオヤジ会の会場だったお店である。帰り際に店長から幹事の私に提供して貰ったクーポンを利用する意図もあった。
 もつ鍋4人前とフライドポテト、天婦羅、お握りと一緒に生ビール注文した。二人前のもつ鍋二鍋がガスボンベコンロと一緒に運ばれた。もつや野菜の具沢山鍋がみるみる煮立ってきた。アツアツの具材が辛めの出汁に絡まって独特の味わいだった。鍋の具材が底をついた頃合いに事前に注文していた雑炊セットが運ばれた。大きめの茶碗に入った御飯と生卵と追加出汁がである。アツアツの雑炊をふうふうしながら味わった。

恒例のかきもちづくり2025年02月17日

 この時期の我が家の恒例行事である”かきもちづくり”が始まった。もっぱら家内が忙しくこなしてくれる。もち米を水につけて一晩寝かし、電動餅つき機で餅状にし、楕円の棒状に整える。これを一晩置いて少し硬くなってから私の出番がやってくる。
 包丁で薄く切り分けるのだが、これが中々骨が折れる。布巾を包丁の背に充てて左手で押し切る。1時間ばかりかかって家内と分担して10本ばかりある棒状の餅を切り分けるた。
 それを今度は2階の和室で新聞紙を敷いて並べる。天日干しをするためだ。新聞紙2頁分を3枚並べてようやく敷き詰めた。2枚分はゆかりのかき餅で1枚分は豆餅である。
 作業を終えて、切ったばかりのかき餅を頂いた。我が家の旬の味を味わった。

我が家の”恵方巻”2025年02月03日

 節分である。前日と当日の朝刊には最寄りのスーパー各店の恵方巻をいっぱい掲載した折り込みチラシがいやでも目に入る。贅沢な具材を使った豪華な巻寿司が並んでいる。価格も500円から400円とこちらも豪華である。
 おかげさまで我が家は家内が健在で手づくりの季節の料理が食卓に並ぶ。節分の夕食も”恵方巻”が並んだ。卵焼き、肉炒め、カニカマ、ウインナー、キュウリ、明太子、サラダ菜等の具材が添えられている。ユカリ御飯と酢飯の二種類の巻寿司である。
 夫婦二人の量としては多すぎる本数だ。明日の朝食と昼食分まである。好みの巻寿司なら何食分あっても大歓迎だ。
 季節の手づくり料理が味わえる境遇にあらためて感謝した。

老いに抗えなかった洗面台2025年01月17日

 先月中頃に大阪ガスの器具の点検があり、洗面台の排水パイプの老朽化が指摘された。20年前のリフォームの際に設置したものだ。排水パイプは経年劣化でいつ水漏れが発生してもおかしくない状態だという。洗面台下の水漏れはえらいことだ。パイプ交換は既存パイプが古すぎて交換できるパイプが手に入らない。洗面台そのものの交換が必要だとのこと。日頃付き合いのある信頼できる業者である。提案を呑むしかない。幾ばくかの値引きをしてもらって洗面台交換の契約をした。
 今朝9時前に業者二人がやってきた。12時半ごろまでかかって洗面台交換が完了した。何よりも水漏れの心配がなくなったし、洗面の位置が少し高くなり楽になった等の機能アップもあった。思わぬ出費だったが最後の交換である。
 昨日、このブログで”老い”を痛感するトホホの時を記事にした。今日は「老いに抗えなかった洗面台」の物語である。

寂しくなった二家族の元旦2025年01月01日

 2025年の穏やかな元旦を迎えた。いつもは早朝5時頃にひとりで朝食を済ませてウオーキングに出かけるが、家族揃っての祝い膳が待っている今日ばかりは朝食抜きで出かけた。
 7時半頃に帰宅したが、花ちゃんの着替えに手間取っている。家族が揃っての朝食を囲んだのは8時半頃だった。昨年までは長男夫婦を加えて三家族7人が食卓を囲んでいたが、昨年3月に長男との別れがあり、今年は長男夫婦の姿はない。5つの膳にボリュウム感を抑えたお節を二家族が囲んだ。寂しくなった元旦をあらためて噛み締めた。
 花ちゃん一家も11時半頃には婿殿の実家の京都に向けて我が家を後にした。

家内の誕生祝いは回らない寿司で2024年12月04日

家内の誕生日がやってきた。夫婦で外食ランチするのが恒例である。昨年に続いて今年も”回らない寿司屋”の「流れ鮨・三代目おとわ」に出かけた。平日の12時15分前に到着したお店に到着は空いていて、すぐにテーブル席に案内された。
 タッチパネルのメニューで注文する。主役の家内は、見た目も豪華な”師走の彩りランチセット”を、私は上質ネタ握りの”牡丹”を注文した。
 ほどなく回転レーンに乗った注文品がやってきた。ランチセットの品数の多さに驚いた。にぎり5貫、鶏の味噌鍋、海老と野菜の天婦羅、ホタテと赤海老のサラダ等の小皿3皿、白玉ぜんざいが並んだ。
 私の上質ネタにぎりもいかにも食をそそるものだった。いくら、雲丹、トロサーモン、数の子、赤海老などの豪華なネタの握り10貫が木の盛り皿で運ばれた。赤だしも付いてお値段は家内のセットメニューを上回る。
 それにしても贅沢な食事を前にしても「食の衰え」は拭えない。にぎり10貫でお腹いっぱいで食は細っている。早食いが得意技だったが食べる時間も遅くなった。ボリュウムでは圧倒する家内の食事時間とほぼ同じである。
 夫婦それぞれの誕生日の外食ランチが、日頃は互いに”放飼い”の老夫婦に二人一緒の穏やかなひと時をもたらす機会となっている。

マイスター工房八千代の巻き寿司を味わった2024年11月28日

 家内がマイカーのディーラーのイベントに出かけた。珍しい逸品が販売されており、「マイスター工房八千代の巻寿司」も目にして購入してきた。
 巻寿司は大好物である。かねてからテレビや雑誌で話題の「マイスター工房八千代の巻寿司」はぜひ食べたいと思っていた。ところがお店は兵庫県多可町という辺鄙なところにあり、予約していかないと手に入らないという情報もあってハードルが高かった。
 その巻寿司が思わぬ形で手に入った。お店の販売価格は1本800円だが、今回のイベントでは950円での購入だったとのことだ。輸送費が加味されるのは致し方ない。
 太いキュウリと厚い玉子焼き、かんぴょう、シイタケとたっぷりの具が詰まった太い巻寿司である。早速味わった。確かに味わいのある巻寿司だったが、期待が大きすぎただけに物足りなさがあった。とはいえ待望の巻寿司を味わえたのだから満足した。

ジョウビタキが我が家の垣根にやってきた2024年11月21日

 早朝ウオーキングから我が家の前まで戻ってきた時だ。玄関横の垣根に鮮やかな色の綺麗な野鳥が止まっていた。通常はすぐに飛び立つのだが何故か止まったままである。すぐにスマホのカメラを向けてシャターを切った。
 自宅のパソコンでネット検索して野鳥の正体を知った。ジョウビタキのオスだった。胸から腹、尾にかけて橙色をしている。翼は黒褐色でオスの方が全体にクッキリした色合いのようだ。
 西宮の六甲山を超えた北部の町・山口町に住んでいる。自然豊かな町である。有馬川にやってくるカワセミの姿も目にする。我が家に飛来したジョウビタキを見てこの町に住んで良かったとあらためて思った。